ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤NOW! モノラルいろいろ!!

ローリング・ストーンズのアメリカでの3枚目のアルバム『THE ROLLING STONES, NOW!』です。モノラルLL 3420、ステレオPS 420として1965年2月13日(19日、22日説もあり)に発売されました。今回はモノラル盤を取り上げます。このアルバムはUK盤の『No.2』と内容が似ていますが何といっても「Everybody Needs Somebody To Love」の2:57のリハーサル・ヴァージョンが収録されていることだと思います。日本ではUK仕様の『No.2』が発売されず、80年年代まで『NOW!』だけだったのでこちらの方が馴染みがあると思います。ジャケットはメンバーのオフの写真をちりばめたものになっています。

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モノラル盤はジャケットの下部にMONO LL 3420、そしてLONDONのロゴがあります。左下のMONO LL 3420の部分です。

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右下のLONDONのロゴの部分です。

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裏ジャケです。こちらもメンバーのオフの写真が使われています。

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裏ジャケ右上に規格番号のLL 3420とalso available in Stereo, PS 420のクレジットがあります。

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また、UK盤『No.2』同様アンドリューの文の「blind man」があるジャケットと後に修正されてその個所全体がカットされたジャケットがあります。左がblind manあり、右がblind manなしのジャケットです。USA盤はblind manなしの方が圧倒的に少ないです。

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Blind man表記の部分を拡大した写真です。

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Blind man表記があった文を丸ごと削除した写真です。

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曲目の部分です。UK盤『No. 2』の曲を中心に間違って収録された2:57の「Everybody Needs Somebody To Love」とファーストから外された「Mona」、そしてイギリスでのシングル「Little Red Rooster」のAB面、オムニバス・アルバムに収録されていた「Surprise, Surprise」といった内容で構成されています。

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裏ジャケ左下です。著作権とExclusive U.S. Agents London Records, Inc.,N.Y.,.N.Y.のクレジットがあります。

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裏ジャケのグループ名の下にジャック・ニッチェとスチュが参加した曲のクレジットがあります。裏ジャケは全体に空白が多くシンプルな感じです。

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また、初期盤のシュリンクの上にはシングル曲の「 Heart Of Stone」と「Little Red Rooster」が収録されていることを表したステッカーが貼られています。これはモノラル、ステレオ共に同じものが貼られていました。 

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ラベルです。USAのモノラル盤は一般にffrr→マルーン→赤と変遷していったといわれていますがマトから見るとこのアルバムには当てはまりません。また、マト-1C/-1Cと末尾がAではなくCのものが初版としている資料もあります。初期盤は同じマト(AからDで)マルーンと赤が入り混じっています。ここではマトの順番ではなくラベルの違いを見るためにMade in England→マルーン→赤の順で挙げてみました。

最初はMade in Englandのラベルです。マトリクスは機械打ちでXARL-6691-1K/XARL-6692-1Kです。

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-1C/-1Cを初回盤としている資料があると先に書きましたが、確かにこの横線が入ったラベルが初回盤としてよく紹介されています。ここでもマルーンのCのラベルを先に挙げます。こちらは耳のffrrのマークがなくミスプリラベルと言われている方です。マトリクスは手書きでARL-6691-1C/ARL-6692-1C ARCです。ARCというのはペンシルベニア州にあるAllentown Rec. Pressing Co. Inc.という工場でプレスされた事を表します。ステレオ盤によくあるALもこの工場です。

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こちらはラベルにffrrの耳のマークがある通常のものです。中央の2本線の中のクレジットもあります。マトリクスは上と同じでARL-6691-1C/ARL-6692-1C ですがB面の-1Cの後に判別不明の文字があります。こちらも上と同じAllentown Rec. Pressing Co. Inc.でプレスされたようです。このタイプのラベルは『NOW!』と『ENGLAND NEWEST HIT MAKERS』にありますが何故か『12X5』で見たことはありません。

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マルーンのボックス・ロンドンですが上のラベル同様Side 1が縦書きになっており曲目も左揃い、マトもCなのでここで取り上げました。マトリクスは上と同じでARL-6691-1C/ARL-6692-1CですがB面の後にあったARCや判読不明の文字はありません。また余談ですが赤でA、B、Dは確認しましたがCは未確認です。という事は赤でSide 1が縦書きのものがないという事でしょうか?

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示がSide 1とSが大文字になっています。マトリクスは手書きでARL-6691-1A/ARL-6692-1Aです。

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示がSIDE 1となっています。A-1のタイトルと作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスは手書きでARL-6691-1B/ARL-6692-1Bです。

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示がside 1と全部小文字になっています。A-1とA-6がタイトル、作者と2行に渡ってクレジットされています。マトリクスは手書きでARL-6691-1D △7763/ARL-6692-1B △7763-Xです。 

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マルーンのオープン・ロンドンで面表示が上と同じでside 1と全部小文字になっていますがラベルの下部にMade in U.S.A.が追加されています。マトリクスも上と同じARL-6691-1D △7763/ARL-6692-1B △7763-Xです。ジャケットはblind manがカットされたものです。   

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ここから赤ラベルです。マルーンのオープン・ロンドンの面表示がSide 1のものと文字の配置が全く同じです。マトリクスも同じでARL-6691-1A/ARL-6692-1Aです。ジャケットはblind manがカットされたものです。   

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赤ラベルで、マルーンのオープン・ロンドンで面表示がSIDE 1のものと文字の配置が全く同じです。A-1のタイトルと作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスも同じでARL-6691-1B/ARL-6692-1Bです。

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赤ラベルで、マルーンのオープン・ロンドンで面表示がside 1と全部小文字になっているものと文字の配置が同じです。A-1とA-6がタイトル、作者と2行に渡ってクレジットされています。マトリクスも同じでARL-6691-1D △7763/ARL-6692-1B △7763-Xです。マルーンの流れから見るとこのラベルにもMade in U.S.A.がカットされたラベルが存在するかもしれません。 

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明るい赤でSide 1と縦長のフォントです。タイトルや曲名など全て縦長のフォントです。マトリクスはここで全く変わり機械打ちでLL 3420A-1A/LL 3420B-1Aとなっています。

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『NOW!』のモノラル盤は66年12月か67年初頭で生産を終えたようです。ステレオはCD時代になってから何曲かリアル・ステレオになりましたがこの時点では全曲疑似ステなのでやはりこのアルバムはモノラルで聞くといいと思います。音圧が高く凄まじい音です!特に「Down Home Girl」での切れのあるギターのカッティングや硬めのベースがなんとも心地いいですね!カヴァー曲の出来がすごく良くて時々聞きたくなるアルバムです。『NOW!』のステレオ盤は次回触れます。