ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤シングルSATISFACTIONいろいろ!!

ローリング・ストーンズアメリカでの7枚目のシングル「( I Can't Get No ) Satisfaction/The Under Assistant  Promotion Man」です。1965年6月6日に発売され、規格番号は9766です。ファズを効かせたリフが印象的な記念すべきストーンズ初の全米No.1になった曲です。初期盤には『12X5』と同じ写真を使ったピクチャー・スリーヴが付けられました。

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裏ジャケも上部レコード取り出し口に切り込みがある以外は全く同じデザインですが、左下にPRINTED IN U.S.A.のクレジットがあります。意外ですがPRINTED IN U.S.A.はストーンズのロンドン盤シングルでは初めてクレジットされました。

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ラベルです。最初はプロモです。プロモ用のオレンジスワルで規格番号は45 LON 9766Vです。左下にPROMOTIONAL COPYのクレジットがあります。マトリクスはDR 35801-1C/DR 35802-1Cです。なお、このシングルのマトは80年代までずっと手書きです。

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LONDONのロゴの下にDistributed By London Records, Inc.があります。左側にPROMOTIONAL COPY、右側にNOT FOR SALEとあります。規格番号は45-LON 9766です。マトリクスはDR 35801-1E  △57421/DR 35802-1E  △57421-Xです。

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規格番号が5N-9766-DJと変わったラベルです。左下にPROMOTIONAL COPYのクレジットがあります。文字が全体に小さくなっています。マトリクスはDR 35801/DR 35802と枝番がありません。

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上のラベルと似ていますが規格番号の上にMade in U.S.A.があります。タイトルも2行に渡って表記されています。また、A面を表す星印が右上に移動しています。マトリクスはDR 35801  △100174/DR 35802 △100174-Xです。

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規格番号が5N 9766だけになります。Made in U.S.A.がラベルの下部に移動しています。Promotional Copy Not For Saleが右上にあります。マトリクスはDR 35801-5 判別不能の文字/DR 35802-5です。プロモは5Nのものが多いので70年代に入ってからも作られていたと思います。また、レギュラー盤に-1A/-1Aのマトが存在するのでプロモでもあると思いますので見つけたら追加します。

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ここからレギュラー盤です。このシングルからパープル/ホワイトラベルはなくなり、ブルースワルが初版となります。規格番号の表記は45 LON 9766です。マトリクスはDR 35801-1A/DR 35802-1Aです。このラベルは他に-1H/-1Hくらいまで確認しています。

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LONDONのロゴが白いホワイト・ロンドンのラベルです。時期的におそらくこれが初版だと思いますが、マトの順番でここに挙げました。規格番号の末尾にVが追加されていますが文字の配置は上とおなじです。マトリクスはDR 35801-1F/DR 35802-1Cです。

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上のラベルと文字の配置が全く同じですがLONDONのロゴが通常の黒になっているらべるです。マトリクスはDR 35801-1F/DR 35802-1Gです。

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規格番号の文字が大きくなっています。タイトルが2行に渡って表記されています。また、Made in U.S.A.が右上に移動しています。マトリクスはDR 35801-1E △57421/DR 35802-1E △57421-X です。

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上のラベルと文字の配置は同じですがLONDONのロゴの下にDistributed by London Records, Inc.のクレジットがあります。マトリクスは上と同じでDR 35801-1E △57421/DR 35802-1E △57421-X です。

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上のラベルと殆ど同じですが、規格番号の下の表示が4行となり、上では2行に渡ってクレジットされていたEnginner-Dave Hassingerが1行となっています。左側のクレジットも行が詰めてクレジットされています。マトリクスは同じでDR 35801-1E  △57421/DR 35802-1E  △57421-Xです。

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75年9月からの規格番号が5N-9766と変わったラベルです。文字の配置は同じです。マトリクスは上と同じでDR 35801-1E △57421/DR 35802-1E △57421-X です。

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Made in U.S.A.がラベルの下部へ移動したラベルです。規格番号が大きく、タイトルが1行に戻っています。マトリクスはプロモの最後と同じですが、ここでは判読不明の文字はなくDR 35801-5/DR 35802-5です。

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78年9月からのカラード・サンセット・ラベルです。規格番号は5N 9766です。マトリクスはDR 35801-2/DR 35802-5です。

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こちらもサンセット・ラベルですが、規格番号にハイフンが入ります。また、タイム表記が大きな文字となっています。マトリクスは5N-9766-A/5N-9766-Bとかなり後期のもだと思います。

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80年代の白ラベルです。こちらは最初に発売された左側に19の文字があるものです。このタイプは全部のシングルではなく発売されないタイトルもありました。マトリクスは5N 9766 A/5N 9766 Bです。

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こちらは19のクレジットが無いタイプです。クレジットの部分の文字が小さくなっています。こちらは86年に「Not Fade Away」から「Honky Tonk Women」まで全タイトル発売されました。マトリクスは5N 9766-A-DR 35801 1-1/5N 9766-B-DR 35802 1-1です。

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最初にも書きましたがイントロのファズのフレーズが印象的な誰でも知ってる名曲ですね。キースのフレーズに絡むベースや、ブレイク時のドラムスなどアレンジも抜群です。ミックのヴォーカルも素晴らしい。最初はフォーク調のアレンジでブライアンのハープが入っていたといいますがどんな感じだったんでしょう?CD化の際リアル・ステレオ・ヴァージョンも発売されましたが、この曲は音が塊になってスピーカーから飛び出してくるモノラルで聞くのが一番ですよね。私は1972年6月20日の深夜のラジオでこの曲を初めて聞きストーンズを知りました。あれから45年、他のアーティストは外してもストーンズだけは飽きないのでストーンズの音楽ってホントに不思議ですよね!