ローリング・ストーンズのUK輸出仕様『HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER LIVE !』です。USA盤の『GOT LIVE IF YOU WANT IT』と同じですがタイトルを変えて1966年12月10日に発売されました。規格番号はモノラルLK 4838、ステレオSLK 4838です。タイトルを変えたのは前年にヨーロッパ各国でEP盤の『GOT LIVE IF YOU WANT IT』が出ていたので混乱を避けるためなのでは、なんて勝手に思っています。ジャケットはUSA盤と同じデザインですがタイトルの部分だけ変更されています。右上にDECCAのロゴがあり、表面がコーティングされています。
表側左上の部分です。それぞれMONO LK 4838、STEREO SKL 4838とクレジットされています。
裏ジャケです。こちらもタイトル、DECCAのロゴ以外はUSA盤と同じデザインです。
裏ジャケ左上の部分です。こちらもMONO、STEREOのクレジットとそれぞれの規格番号があります。
右下の印刷所のクレジットの部分です。モノラルとステレオの初期型はMacNaill Pressです。ステレオの後期はRobert Staceによるものです。
左下にコーティングの会社のクレジットがありますが、後期型ではその部分が空白になっています。
モノラルのラベルです。右側にSide 1、規格番号、タックスコードK/Tが、左側に各曲の出版社がまとめてクレジットされています。マトリクスは機械打ちでARL-7517-1A/ARL-7518-1Aです。
ステレオのラベルです。右側に規格番号、左側にSide 1、BIEM、NCB、GEMAのクレジットがあります。モノラルと違い出版社のクレジットがそれぞれの曲目の後にクレジットされています。マトリクスは機械打ちでZAL-7517-1W/ZAL-7518-1Wです。
70年代前半からのボックスト・デッカのラベルです。マトリクスは機械打ちでZAL-7517-1W/ZAL-7518-1Wです。他のUK盤と比べるとマトの枝番の変化がなくラベルのヴァリエーションも少ないような気がします。
このアルバムの音質はモノラル、ステレオ共にUSA盤と大差ないと思います。両国とも音圧も同じですが、モノラルの方が音圧が高く迫力のある音で聞けます。また、マスターはモノラル、ステレオ、CDと全部別々なのでいつかはアナログ時代の音をCD化して欲しいですね!スタジオでのオーバー・ダビングが多いアルバムですが当時の熱狂的なステージを体験出来るので貴重なアルバムだと思います。