ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ オランダ盤+ベルギー盤 THE ROLLING STONES 3いろいろ①!! 

ローリング・ストーンズのオランダ盤LP『THE ROLLING STONES No.3』です。オリジナル盤は1965年2月に発売され、規格番号はLK 4661です。内容はUK盤の『No.2』と同じですがオランダでは2枚目のアルバムに『GREATEST HITS』という編集盤があるので『No.3』として発売されました。このアルバムは2回再発され、オリジナルではUK盤の『No.2』と同じジャケットだったのが再発のたびに独自のジャケットに変わっていきます。ここでは順番が入れ替わってしまいますが再発①→再発②→オリジナル盤の順で紹介したいと思います。

最初は67年7月に発売された再発①です。規格番号はモノラル646 010 XBL、ステレオ846 010 XBYです。ステレオといっても疑似ステです。ジャケットは66年頃のメンバーの写真を使ったオランダ独自のジャケットです。最初はモノラルからいきます。また、このジャケットだけベルギー製のレコードも存在します。ジャケットはオランダ製の同じものを使い、レコードのラベルだけベルギー製のレコードとなっています。こちらはラベルの時に紹介します。

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裏ジャケです。タイトルと曲目があり、右側にDECCA在籍のアーティストのレコードが紹介されています。ストーンズのオランダ盤のファーストも載っています。モノラルのクレジットはどこにもありません。

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右上にDECCAのロゴと規格番号の646 010 XBLがあります。このアルバムはFAVORIETEN PARADEというシリーズで発売されたようです。

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右下にPrinted in Hollandがあります。

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ラベルです。最初はベルギー製のレコードのラベルです。ベルギーで65年から67年に使われていたモノラルのラベルです。オランダでもこのタイプのラベルは65年末まで使われていましたがラベルのデザインが微妙に違い、マトも違います。このアルバムでのオランダ製のこのラベルはありません。規格番号はジャケットでは646 010 XBLとなっていましたがこちらはXBLが先になっています。ジャケットではタイトルがTHE ROLLING STONES-3となっていましたが、ラベルではNo.3となっています。左側の規格番号の下に小さく面表記のSIDE 1があります。マトリクスは機械打ちでXARL6-6619/1//XARL6-6620/3です。マトの途中にスラッシュがあるのでAB面の境は//です。

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B面のラベルです。

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こちらはオランダ盤のラベルです。65年から70年まで使われていた灰色がかった青のラベルです。規格番号や回転数、面表示を四角で囲ったPHILIPS系のラベルでよくみられるデザインです。規格番号とMONO、MADE IN HOLLANDと面表示の1があり、その下に曲目があります。こちらもタイトルがNo.3となっています。また、規格番号も上のラベル同様ジャケットでは646 010 XBLとなっていた規格番号がXBLの方が先になっています。マトリクスは機械打ちでXZAL 6619 1L 2 670 1/XZAL 6620 2L  670 114です。

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B面のラベルです。

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ここからはステレオ盤(疑似ステ)です。ジャケットはモノラルと同じデザインでメンバーの写真の右上にステレオのクレジットがあります。ベルギー盤はステレオはありません。

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モノラルとステレオのジャケットを並べてみました。左側がモノラル、右側がステレオです。モノラルの方は何のクレジットもありません。両方とも右上にFAVORIETEN PARADEとDECCAのロゴがあります。

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裏ジャケです。モノラル盤とはレイアウトが変わり中心に曲目、下にDACCAのレコードのカタログがあります。また、タイトルの3が無く、グループ名だけとなっています。レコードのカタログも全てXBY規格のステレオ盤となっています。

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右上の規格番号の部分です。STEREO 846 010 XBYと(also playable on mono)とDECCAのロゴがあります。モノラルでは規格番号とDECCAのロゴの間に挟まれていたFAVORIETEN PARADEのロゴが下へ移動しています。

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モノラル同様右下にPrinted in Hollandのクレジットがあります。

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左下にSTEREO ALSO PLAYABLE ON MONOのクレジットがあります。

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ラベルです。モノラル同様灰色がかった青ラベルです。DECCAのロゴの下にSTEREOとあります。タイトルの部分は3がなくTHE ROLLING STONESしかありません。モノラル同様ジャケットでは規格番号が846 010 XBYとなっていましたがラベルではXBYが先になっています。規格番号の下にMADE IN HOLLANDがあります。マトリクスは機械打ちでAA 846 010 1Y 1 P1968 670/AA 846 010 2Y 1 P1968 670です。

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B面のラベルです。

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このアルバムは何といってもジャケットの写真がカッコいいですよね~。ヒゲをはやしたチャーリーや、ブライアンのもみあげ、やせこけたキースといい雰囲気ありますよね!オランダでは『GREATEST HITS』の71年のリイシュー盤にもこの写真が使われていますね。内容はUK盤の『No.2』ですが『No.3』というのが面白いです。モノラルはUK盤の『No.2』同様迫力ある硬い音が楽しめますが、ステレオは音圧が低くヴォーカルやギターの音がこもった感じになっています。考えてみたら『No.2』の疑似ステって世界的にも珍しいですよね!次回は3のサイケ・ジャケを紹介します。