ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ UK盤 EXILE ON MAIN STREET②EMI以降の再発盤!! 

前回に引き続きローリング・ストーンズのUK盤『EXILE ON MAIN STREET』です。今回はEMI以降を紹介します。1978年から1984年までローリング・ストーンズ・レコードはEIMと契約を結びます。78年6月には新アルバム『SOME GIRLS』が発売され好スタートを切りツアーも成功させました。『STICKY FINGERS』から『LOVE YOU LIVE』までの過去のカタログは1980年3月14日にまとめて再発されました。『EXILE ON MAIN STREET』もキニ―・グループ時代と同じ仕様の見開きの内側からレコードを取り出す特殊なジャケットで発売されました。規格番号はCUNSP 69100です。ジャケットの下地は白くなってしまいオリジナル盤の持っていたレトロな独特の雰囲気はなくなってしまいました。

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裏ジャケもオリジナルと同じデザインです。右上に規格番号のCUNSP 69100とOC 052-63 077/8があります。

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右下にEMI Records LTD.があります。

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ポストカードは元々付けられなかったようです。インナーはオリジナルと同じデザインですがEMI盤では番号の部分のクレジット違いが2種類存在します。CUNSP69100 Aと書かれているものとCUN 1 Ⅰと省略されているものがあります。1枚目のインナーの番号の部分です。

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2枚目のインナーの番号の部分です。こちらもCUNSP69100 Bと書かれたものとCUN 2 Ⅰと省略されたものの2種類存在します。なぜこうなったのか、またどちらが初期盤なのかは不明です。

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ラベルです。規格番号の表示がCUNSP 69100ではなく、何故か1枚目がCUN 1、2枚目がCUN 2と書かれています。これは後に訂正されることはなく配給元がCBSに変わるまでずっとこのままでした。何故このようにクレジットされたのかは不明ですがマトリクスの番号CUN 1をミスってこの規格番号の部分にクレジットしてしまったのではと思います。マトリクスは機械打ちでCUN 1 A-1/CUN 1 B-1/CUN 2 A-1/CUN 2 B-1です。後期になるとオール1ではなくA面以外が2以降のものもあるようですが未確認です。

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1987年9月21日に発売されたCBSからの再発盤です。資料によっては過去のタイトルをまとめてではなく、87年9月から数タイトルづつ段階的に発売され『EXILE ON MAIN STREET』だけ他のタイトルが全部出た後に1枚だけ取り残されていまい1番最後88年の終わりか、89年に入ってから発売されたという説もあります。規格番号は450196 1です。ジャケットにはNICE PRICE -CBS- DOUBLESとNEW AT MID-PRICEの低価格を表すステッカーが貼られています。ジャケットは見開きではなくシングルジャケになってしまい2枚のレコードがまとめて収納されています。タイトル文字はピンクになってしまいました。

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裏ジャケにはバーコードがあります。その上に規格番号の450196 1があります。

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裏ジャケ左下にLC 0149 56 OB242などの数字があります。

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裏ジャケ中央下部にDistribution:CBS Records/CBS Disques S.A.とあります。

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今までインナーだったものは曲目が書かれた側だけが表裏に印刷された1枚のシートになってしまいました。そしてストーンズ・レーベルのカタログが付けられています。レコードは他のCBSのアーティストが載ってるインナーに入っておりメインストリート本来の姿が全く無視され何とも面白くない再発盤になってしまいました。当然ポストカードも付いていません!

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ラベルです。かろうじてグループ名とタイトルだけはオリジナルの書体で書かれています。ベロマークは外側へ移動して、リムの一番最後にMADE IN ENGLANDがあります。マトリクスは手書きで450196-1 A1/450196-1 B1/450196-1 C-1/450196-1 D2です。D1があるかは不明です。

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2010年5月17日に発売されたユニバーサルからの再発盤です。ここからはMADE IN EUとなってしまいUK盤ではありませんがその後の流れとして取り上げます。メインストリートだけ何故かボックス・セットの他に単体でも発売されました。ボックスのものと単体のものは全く同じものです。ジャケットは柔らかい手触りで見開きとなっており、見開きの内側ではなく普通の2枚組のように両側の裾からレコードを取り出すようになっています。規格番号はレコードは271 428-4/271 428-5となっていますが、バーコードでは602527142869です。表側はオリジナル盤と同じデザインですが裏側は左側に表の左側と同じ写真が並び全体に2㎝ほど印刷が右に寄っています。左上の空白の枠が右へ寄って狭くいるのがよく分かります。

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裏ジャケ左上にポリドールのロゴがあります。ポストカードは付いていません。

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裏ジャケ下部に2010 PROMOTONE B.V.、MADE IN THE EUなどのクレジットがあります。

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インナーはオリジナルのものを模して作られていますが文字が全体に右へ寄っているのか左側に空白が部分が多いです。レコードの取り出し口は上にあります。

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ラベルです。タイトル、グループ名はオリジナルの書体で書かれています。規格番号は1枚目のレコードは271 428-4、2枚目のレコードは271 428-5です。面表示は2枚共SIDE ONE/SIDE TWOです。マトリクスは2714284 A  95443E1B//2714284 B  95443E2/B//2714285 A  86444E1/D//2714285 B  86444E2/Dです。マトの中に/があるので各面は//で区切ってあります。

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2016年5月6日に発売されたアビィロード・スタジオでハーフ・スピード・カッティングされたレコードです。日本盤のような帯が付けられています。帯に書かれた規格番号はARHSDLLP001です。インナーやレコードでは1枚目は4755178、2枚目は4755173という番号が使われています。EMI盤以来見開きの内側からレコードを取り出すというオリジナルのスタイルが復活しました!

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裏ジャケです。右に寄っていた印刷は元通りになっています。左上のポリドールのロゴやその他の基本的なクレジットは2010年のユニバーサル盤に2016年のクレジットが追加されたものです。レコード音源の権利者の表示は2010となったままです。帯の裏側に曲目があります。

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2010年版と並べてみると2010年の方が余計な写真が入り右側へずれていて、空白の部分が狭いのがよく分かります。何故表の左側の部分が裏ジャケにも印刷されてしまったのかは謎ですね~。

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裏ジャケ下部に2010年版に2016と追加された形でクレジットされています。

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付属品です。ポストカードはUSA仕様ですがオリジナル盤以来の復活を遂げました!右はハーフ・スピード・カッティングの証明書とダウンロード・カードです。特殊ジャケといい、ポストカード、インナーなどの付属品が全て復活したのでこれは嬉しい再発ですよね。

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インナーはオリジナル盤と同じデザインですが、やや薄めの紙です。曲名が書かれた側の左下に1枚目は4755178、2枚目は4755173とあります。

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ラベルです。2010年のユニバーサル盤と似ていますがこちらはDISC ONEのSIDE ONE、DISC TWOのSIDE ONEではなく、SIDE ONE~SIDE FOURの表示になっています。そのためSTEREOが左側へ移動となっています。上部に規格番号の4755178があります。2枚目のレコードはこの部分が4755173となっています。マトリクスは手書きで4755178 A  BF 122070 01  A1/4755178 B  BF 122070 01  B1/4755173 A  BF 12270 02  C1/4755173 B  BF 12270 02  D1です。各面にABBEYROADでカッティングした刻印があります。ハーフ・スピード・カッティングなので再発盤の中では一番音がいいと思います。

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2018年にはストーンズ・レーベルの新たなアナログ・ボックスが発売されこのアルバムも収録されましたね!そちらには2016年と同じハーフ・スピード・カッティングのレコードが収録されています。規格番号のCOC 69100が復活して、裏ジャケにバーコードがなくなりオリジナル感が増しました。ただ、ジャケットの幅が異常に広くなっていて過去のUK盤と比べてみましたがこりゃ2倍以上ありますね!

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裏ジャケのクレジットもシンプルになり下部にRolling Stones Records TM Musidor N.V.しかありません。

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インナーとポストカードも付いています。ポストカードはUSA盤仕様です。

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ラベルです。ベロマークの位置や、曲目の配置などオリジナルに近いデザインとなりましたが曲目の下のクレジットが増えています。リムの最初に℗2018があるので見分けがつきます。マトリクスは手書きで0602557974515 A2/0602557974515 B2/0602557974539 A2/0602557974539 Bです。他に全部の面にMPOの文字とABEEY ROAD 1/2 SPEED ROOM~の手書きの刻印があります。音はオリジナル盤と比べるとやや音圧が低く、高音が強調されているような感じです。 

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その他に、2010年にはデラックス・エディションが発売されその時に2LP+2CD+DVDのスーパー・デラックス・エディションも発売されましたが、このデラックス・エディションについてはアーカイヴ物の時にでもまとめてみようと思います。ここまでメインストリートのEMI以降の再発盤を紹介してきましたが人気のアルバムだけあって他のストーンズ・レーベルのレコードと比べて再発が多いですね。今までに何回聞いたか分かりませんが、全然飽きないアルバムです。こういう何度聞いても飽きないアルバムがホントの名盤ですよね!ストーンズのアルバムで飽きたっていうアルバムはないんですが…(笑)。