ローリング・ストーンズのドイツでの4枚目のEP『GOT LIVE IF YOU WANT IT』です。1965年9月に発売され、規格番号はDX 2370です。内容はUK盤のEPから「Route 66」がカットされたUK輸出仕様と同じ4曲仕様です。ジャケットの表側はUK盤と同じデザインです。このジャケット、初期のストーンズのライヴの熱気が伝わってくるいいデザインですよね!各国同様ブライアンの写真が反転していて左利きになっています。UK盤やUK輸出仕様は左上にMONOと規格番号がありましたが、ドイツ盤はクレジットはありません。また、ジャケットにはコーティングはありません。
裏ジャケです。UK盤と同じ当時のステージ写真を使っています。レイアウトはドイツ独自のものでこちらは白を基調としています。
裏ジャケ右上に規格番号があります。
左上にも規格番号があります。
曲目の部分です。UK盤やUK輸出仕様にあった「We Want The Stones」のクレジットはありません。右下に配給元のFULLSCHRIFTのクレジットがあります。
下部中央にPrinted in Germanyがあります。
右下にgot LIVE if you want itがあります。今までのドイツ盤はこの部分にThe Rolling Stonesとグループ名がありましたがその上に大きくクレジットされているためかこのEPではタイトルしかありません。
インナーです。ドイツEP専用の厚い紙質の上等な感じのインナーです。
ラベルです。えび茶にゴールド文字のラベルです。面表示の1が大きいタイプです。下部に大きくタイトルが、その下に小さくグループ名と曲目があります。このEPのラベルはおそらくこのタイプしかありません。マトリクスは機械打ちでEFF-2821-Ⅲ X//45-9/EFF-2812-Ⅰ Xです。このEPだけ他のドイツ盤EPのマトとは違うものとなっており、このEFF-2821とEFF-2812はUK輸出仕様と同じマトです。ちなみに「Route 66」が収録されているUK盤のA面はEFF-2811です。両面にMunufactured in Germanyの刻印があります。
B面のラベルです。
このEPはよく音が悪いといわれていますが私は当時の熱狂が伝わってきて結構気に入っています。A面の観客の"We want Stones!"という声援に促されて演奏が始まるところなんてゾクゾクしてきますよね!B面に収録された「I'm Moving On」と「I'm Allright」はスタジオ録音がありませんが当時ストーンズのステージでは良く演奏されていた曲で、ここでもいい演奏を聞かせてくれてます。前者のブライアンのスライドは素晴らしいし、後者の勢いだけでぐいぐい突き進んでいく演奏は凄まじいですよね!曲数は少ないですが当時のストーンズの貴重なライヴを収録した名盤だと思います。