ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ USA盤 LET IT BLEED いろいろ!!

ローリング・ストーンズの『LET IT BLEED』USA盤です。いや~、発売から50年も経つんですね!1969年12月5日に発売され、規格番号はNPS-4です。このUSA盤はラベルのバリエーションが多く、ジャケットや、ライナーにも微妙な違いがあります。初期盤にはポスターとファンクラブの案内状が付属しており、また、シールドの上から貼られていたステッカーも2種と、いろいろなバリエーションがあるので順に紹介していこうと思います。ジャケットは各国盤と同じデザインです。

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シールドの上から貼られていたステッカーです。こちらはポスター封入のもので、UK盤に貼られていたステッカーと同じデザインですが、最後にUSA盤の番号のNPS-4が書かれています。UK盤はジャケットに直接貼られていましたが、こちらはシールドに貼られていたせいかあまり残っていません。

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こちらはヒット曲の「You Can't Always Get What You Want」が収録されている旨が書かれているステッカーです。NPS-4の他に2PS 606/7と『HOT ROCKS』の番号も書かれているので72年1月以降に使われていたものだと思います。

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ジャケット右上にLONDONのロゴとSTEREO、NPS-4があります。

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裏ジャケです。他国と比べるとクレジットが下の方に少しあるだけでLONDONのロゴもなくシンプルな感じがします。

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裏ジャケ右下にPrinted in U.S.A.があります。

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裏ジャケ左下にロンドン・レコードの住所がありますが、その下にLiner:NPS-4があるものと無いものがあります。これはただ単にジャケットに貼る裏ジャケの紙の裁断が上にずれてしまっただけかも知れません。

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インナーです。各国盤と同じ曲ごとのメンバーの担当楽器のクレジットがあります。

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反対側です。こちらは何も印刷されていません。

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インナー左下に規格番号NPS-4のクレジットがありますが、その右側にPRINTED IN U.S.A.があるものと無いものがあります。これはどちらかが初期型という事はなく時期が同じと思われるラベルでも違いがみられるのでおそらく印刷所の違いかも知れません。

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UK盤では最初にクレジットがありその後消されたThe London Bach ChoirのクレジットはUSA盤では最後まで消されませんでした。また、写真の右下にあるジャック・ニッチェのスペルがNitzcheとなっていますが、正確にはNitzscheと途中にsが入ります。これは75年の『METAMORHOSIS』の裏ジャケでも同じように間違っていましたね!

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初期盤に付属していたファンクラブの案内状です。69年のハイドパークでのミック・テイラーのお披露目の時の写真が使われています。

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ポスターです。こちらも各国盤と同じデザインですが右下にLONDONのロゴがあるのでUSA盤と分かります。

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左下に小さくNPS-4と円の中にPRINTED IN U.S.A.とあります。

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右下にLONDONのロゴとポスターをデザインしたVictor Kahnのクレジットがあります。

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ラベルです。このアルバムのマトの枝番はほぼ全部が-2/-2なので、ここでは文字の配置が似たラベルやマトの日付などを頼りに順に紹介しようと思いますが、どれがオリジナルという事はありません。マトリクスは全て手書きです。左側にNPS-4、Made in U.S.A.が、右側にSIDE 1とXZAL 9363があります。マトリクスはXZAL-9363-2  11-11-69  Shelley/XZAL-9364-2  11-69  Shelleyです。Shelleyというのはプレス工場コードはSHでニューヨークのShelley Products, Ltd.の事です。『HOT ROCKS』の回収盤でも有名な工場ですよね!これと同じラベルでA面にShelleyの刻印が無く、B面がZAL 9364  12-11-69  AUDIOと次の日の日付が入っているものも確認しました。こちらの方はB面のZAL 9364の部分だけ機械打ちです。

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上のラベルと似ていますが、右側がXZAL 9363、SIDE ONEとなっています。タイトル曲名の文字なども小さくなっています。上とこのラベルをよく見かけるような気がします。マトリクスはXZAL-9363-2  11-11-69  AUDIO  11-13-69/XZAL-9364-2  11-11-69  AUDIOです。A面にShelleyを線で消した跡があります。その他にA面は同じでB面のマトがZAL 9364  12-11-69も確認しました。ZAL 9364の部分だけ機械打ちです。

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右側にNPS-4、SIDE ONEがあります。タイトルとグループ名が横一列になっています。曲目は左揃いでリムがありません。下部のマトの最後にBWがあります。これはプレス工場コードでニュー・ジャージー州のBestway Products,Inc.の事です。マトリクスはXZAL-9363-2  11-11-69/XZAL-9364  11-11-69です。最初からこのラベルまでが日付が入っています。

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右側にNPS 4、XZAL 9363、SIDE 1があり、規格番号と面表記の間にマトリクスがあるのが特徴です。曲目は左揃いになっています。マトリクスはXZAL-9363-2/XZAL-9364-2です。ここから日付はなくなっています。

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右側にNPS-4、SIDE ONEがあります。リムはありません。全体に大きな文字です。マトリクスはXZAL-9363-2  W/XZAL-9364-2  Wです。Wは丸で囲まれています。Wはプレス工場コードでカルフォルニア州のH.V. Waddellという工場でプレスされたレコードです。

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上と同じラベルですが、一番下のXZAL 9363の後にWが追加されています。同じくH.V. Waddellでプレスされたレコードです。マトリクスも同じです。

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右側にNPS-4、SIDE ONEがあります。上と同じ文字の配置ですが、リムがあります。一番下のXZAL 9363の後にWが無いラベルです。マトリクスも同じでXZAL 9363-2  W/XZAL-9364-2  Wです。Wは丸で囲まれています。

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上と同じラベルですが、一番下のXZAL 9363の後にWが追加されています。ここまでの4枚はH.V. Waddellのプレスになります。マトリクスも同じでXZAL-9363-2  W/XZAL-9364-2  Wです。Wは丸で囲まれています。

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左側にMade in U.S.A.が、右側にNPS-4、side oneがあります。面表示は全部小文字になっています。曲目は左揃いです。マトリクスはT1  XZAL-9363-2  -2/T?  XZAL-9364-2  -1です。?の部分は5を反転したような文字で判読不明です。

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薄いブルーのラベルで右側にNPS-4、SIDE ONEがあります。文字が縦長のフォントになっています。マトリクスは上と同じでT1  XZAL-9363-2  -2/T?  XZAL-9364-2  -1です。

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濃いブルーのラベルです。右側にNPS-4、side oneがあります。面表示は小文字です。Made in U.S.A.が一番下にあります。マトリクスはXZAL-9363-2-RE  △14180/XZAL-9364-2-RE  △14180-Xです。

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右側にNPS-4、SIDE ONEがあります。レコードの溝の形から後期プレスだと思います。マトリクスはXZAL-9363-2  NPS-4  A 1-1-1  PRC-C/XZAL-9364-2  NPS-4  B 1-1-1  PRC-Cです。

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左側にNPS 4、XZAL 9363が、右側にSIDE ONE、MADE IN U.S.A.があります。マトリクスはB-1  ⇔  XZAL-9363/B-1  ⇔ XZAL-9364です。その他に両面に丸で囲まれたTRと判読不明の文字が2つあります。

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いつもはここで終わり86年のアブコからの100% VIRGIN VINALシリーズは省略しているんですが、この『LET IT BLEED』だけは付属のインナーも付いているので続けて紹介します。裏ジャケです。バーコードと下部に100% VIRGIN VINYL~のクレジットがあります。

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インナーです。色は白に変わっています。左下のロンドン・レコードだった箇所が全部ABKCOに変わってます。London Bachのクレジットは残されています。 

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左下のABCKOのクレジットの部分です。

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ラベルです。86年からのABCKO赤ラベルです。マトリクスは手書きで8004-1 A  36192/80048004-1 B  36208です。他にMJS A ?とサインのようなものがあります。

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LONDONの青ラベルは大まかに見てマトに日付が入っているグループ、Wが入っているグループ、そしてその他のグループに分けられます。日付は11月11日のものが多いですね。全米3位とセールス的にも成功したアルバムだったのでいろいろな工場でプレスされたせいかこの時期になってもまだラベルのバリエーションが異常に多いので驚きました。このアルバムのセッションの時にミック、ビル、チャーリーの3人にニッキー・ホプキンス、ライ・クーダーで録音した音源が72年に『JUMMING WITH EDWARD』として発売されています。先日発売された50周年記念盤にこういう音源や没テイクや未発表曲も併せて発売してくれたらよかったのに残念です。いやしかし、このアルバムは今でも全曲ライヴでの定番曲ばかり収録されており、内容も歌詞と曲調がいろいろなタイプの曲でこの頃のストーンズの制作意欲が最高潮だったことも伺わせる素晴らしいアルバムですね!