ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ ドイツ盤 No.2 いろいろ!! 

ローリング・ストーンズのドイツ盤『No.2』です。1965年3月に発売され、規格番号はモノラルがBLK 16325-P、ステレオがSLK 16325-Pです。(このステレオに関しては疑惑があるので詳しくは後で触れます。)ドイツでは『ファースト』の次に『AROUND AND AROUND』があるのでこのアルバムは3枚目のアルバムですがオランダやフランスのようにタイトルを『No.3』にしないで『No.2』のまま発売されました。内容はUK盤の『No.2』と同じです。このドイツ盤はジャケットや、規格番号、ラベルなど時代で変わっていくので順に紹介したいと思います。最初はオリジナル盤です。オリジナルはモノラルのみで規格番号はBLK 16325-P、ジャケットはコーティング無しです。他のタイトル同様柔らかい上質な紙を使っています。

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裏ジャケです。こちらもUK盤と同じデザインです。

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右上に規格番号のBLK 16325-Pがあります。ドイツ盤は全てblind man表記で最後まで訂正されませんでした。

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右下にフォトグラファーのデヴィッド・ベイリー、アレンジとプロデュースのクレジットがあります。

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オランダ盤のようにNo.3にならずドイツ盤はNo.2のままです。

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左下にPrinted in Germanyがあります。

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インナーです。ドイツ・デッカのモノラル専用インナーで裏側は何も書かれていません。

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ラベルです。オリジナルはえび茶にゴールド文字のラベルです。上にラウンド・デッカと呼ばれる楕円形のロゴがあります。右側にBLK 16325-Pと面表記があります。面表記はSelte 1/Selte 2です。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-X/ARL-6620-Xです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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67年からの赤ラベルです。上部にボックスト・デッカのロゴがあります。右側にMONOの表記があります。トータルのタイム表記はありません。それ以外はえび茶のラベルと文字の配置は同じです。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-X/XARL-6620-Xです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。このラベルからジャケットは両面コーティングされているものに変わります。文字の配置やクレジット等はオリジナルと全く同じで、厚紙でしっかりとしたジャケットです。

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B面のラベルです。

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ここから規格番号がSLK 16325-Pのレコードです。SLKで始まる規格番号はドイツではステレオ用に使われており、各資料にもステレオとして載っていますがこれは疑似ステでもなく正真正銘のモノラルです!ステレオ感が感じられないので最初は聞き間違いかなと思いましたが、マトリクスもモノラルと同じ番号です。まあ、ジャケットにもラベルにもステレオの表記がないので許せますが紛らわしいですよね…。また、この規格番号の登場は65年といわれていますが、赤ラベルなので67年以降のものと推測されます。上のモノラルの赤ラベルと同時期に発売されたのかも知れません。ジャケットは先の赤ラベルと同じく厚紙で両面コーティングされています。裏ジャケの規格番号の部分だけSLK 16325-Pとなっています。その他は全く同じです。

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ラベルです。デッカの赤ラベルです。規格番号の部分がSLK 16325-Pとなっています。上のラベルにあったMONOはありません。曲名の前に曲順の数字が加わりその分活字が少しずれています。マトリクスは機械打ちでXARL-6619-X/XARL-6620-Xです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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1970年(70年代後半説もあり)には規格番号が6.21393と変更になりジャケットの上部にTHE ROLLING STONES No.2と印刷されようになります。

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裏ジャケです。右上の規格番号が変更となっています。

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インナーはストーンズのレコードのカタログとなっています。

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ラベルです。デッカの赤ラベルです。規格番号が6.21393となっています。面表記はSide 1で、その横にSTEREOがあります。マトリクスは機械打ちで6.21393-01-1/6.21393-01-2です。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。今までのモノラルのXARL~のマトリクスをXXXXXXXと消してあります。という事でこのレコードはSTEREOとクレジットされていますがモノラルです!

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B面のラベルです。

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76年3月には配給元がNOVAに変わりジャケットにNOVAのロゴが入り、ラベルのデザインも変更となります。上のタイトルが入ったジャケットのロゴの部分です。左からDECCAのロゴ、NOVAのロゴ、そして後で紹介する80年代のLONDONのロゴです。

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裏ジャケの左下にもNOVAのロゴがあります。

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ラベルです。このNOVAのラベルは微妙な違いで2種類あります。右側にSTEREOと6.21393があります。左側に面表記とDECCAのロゴがあります。面表記はSide 1です。マトリクスは機械打ちで6.21393-01-1/6.21393-01-2です。上のラベル同様モノラルの番号をXXXXXXXと消してあり、これもステレオではなく明らかにモノラルです。両面にManufactured in Germanyがあります。

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こちらはもう一つのラベルで、左側のSide 1の横にあったDECCAのロゴが下へ移動しています。ロゴ自体も大きいです。マトリクスは上と全く同じです。モノラルの番号をXXXXXXと消してあるのも同じです。ただ、Manufactured in Germanyの刻印が無いのでこちらを後期プレスとしました。

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88年9月12日にLONDONに変更となり再発されました。規格番号も820 673-1と変更となっています。表側は先に挙げたLONDONのロゴになり、裏ジャケの右上の番号の部分が変更となっています。

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ラベルです。LONDONのシルバーのラベルです。左側にMade in West Germanyがあります。面表記は中央の上に、その右側に規格番号の820 673-1があります。マトリクスは機械打ちで6.21393-01-1/6.21393-01-2です。やはりモノラルの番号をXXXXXXXと消してあります。Manufactured in Germanyの刻印はありません。

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全部で4回規格番号が変わり、STEREO表記があるにも関わらずこのレコードは最後までモノラルというのも面白いですよね!製造途中で誰かステレオ(疑似ステ)ではないことに気が付かなかったんでしょうか?私も聞き比べていて疑似ステ特有の音の幅が感じられないのでおかしいと思い、マトリクスを見て全部モノラルと確証しました。ドイツ盤なのにこんな間違いは珍しいですよね!結局USA仕様の『12X5』には疑似ステがありますが、『No.2』はモノラルだけってことですね。ただ、モノラル、疑似ステ疑惑があってもこのレコードは中低音がしっかりしていて迫力もあり、さすがドイツ盤だな、といった感じです。