ローリング・ストーンズのUSAシングル盤「Out Of Time/Jiving Sister Funny」です。75年9月5日(10月説もあり)に発売され、規格番号は5N-4702です。アルバム『METAMORPHOSIS』からの2枚目のシングルです。「Out Of Time」はアフターマス・ヴァージョンとは違いクリス・ファーロウに曲提供した時の演奏にミックのガイド・ヴォーカルのヴァージョンが使われています。レコードはアブコの青いカンパニースリーブに入っています。
カンパニースリーブの裏側です。こちらは薄い色になっています。細かい部分は前回の「I Don't Know Why」の時に取り上げましたのでここでは省略します。
ラベルです。最初はプロモからいきます。「I Don't Know Why 」のプロモはモノラル/ステレオが収録されていましたが、こちらはレギュラー盤同様B面に「Jiving Sister Funny」が収録されており、両面アルバム同様ステレオ・ヴァージョンが収録されています。規格番号は5N-4702-DJとなっています。その下にプロデューサー・クレジットがあります。左側にPROMOTIONAL COPYとプロモを表す★のマークがあります。マトリクスは手書きでXRQ 75063X/XRQ 75064です。
右上にPROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEがあります。規格番号の後にDJは付いていません。マトリクスはXRQ 75063-2/XRQ 75064-1です。
ラベルの色は濃いブルーです。規格番号の後にDJがあります。規格番号の上にMade in U.S.A.があります。左側にPROMOTIONAL COPYが、右側にNOT FOR SALEがあります。★のマークは左上にあります。マトリクスはXQR 75063 △97773/XQR 75064 △97773-Xです。
ここからレギュラー盤です。文字の配置は一番最初のプロモと同じです。右側に5N-4702、その下にプロデューサー・クレジットがあります。マトリクスは手書きでXQR 75063X/XQR 75064です。このマトは1番目のプロモと同じです。
上のラベルの右側にあったP1975 Abkco Records,Inc.のクレジットがありません。その他の文字の配置は上のラベルと全く同じです。ミスなのか、何故P1975~の著作権クレジットが無いのか不明です。マトリクスはXRQ 75063-2/XRQ 75064-1です。このマトは2番目のプロモと同じマトです。
濃い青のラベルです。規格番号の上にMade in U.S.A.があります。マトリクスはXRQ 75063 △97773/XRQ 75064 △97773-Xです。このマトは3番目のプロモと同じマトです。
「Out Of Time」はクリス・ファーロウのヴァージョンに使われたものでオーケストラを使った豪華なアレンジとなっています。バック・コーラスも全く同じです。クリス・ファーロウの歌い方はちょっと崩した感じで、ミックの方が素直に歌っています。最初にこの曲を聞いたときはクリス・ファーロウのバックに使われたものという事さえも知らなかったですね。「Jiving Sister Funny」は69年5月~7月に録音されたものでミック・テイラーが参加しています。ストーンズ調の曲ですが、テイラーのギターは途中から急に入ってきてミックのヴォーカルとかぶって演奏しているのでまだ試行錯誤の状態のような気がします。しかしアウトテイクでもこんなにいい曲があるものだと当時は感激して聞いたのを覚えています。