ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ ニュージーランド盤 LET IT BLEED!!

ローリング・ストーンズニュージーランド盤『LET IT BLEED』です。ニュージーランドでは1969年に発売され、規格番号はSKLM 5025です。ニュージーランドではモノラルは発売されずステレオのみの発売です。ジャケットは表側だけコーテイングされていて、背の上下が絞られています。 

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裏ジャケです。各国盤と同じデザインですが上下フリップバック仕様となっています。このタイトルでフリップバック仕様は珍しいですよね!周りに白い枠がありそのため写真が他国盤よりも一回り小さくなっていて、普通だったら下にあるクレジットが中間にあるので大分印象が違います。

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ジャケットは初期型と後期型があり、初期型が上下フリップバック仕様で、後期型はフリップバック仕様ではありません。上が初期型で折り返しのところに規格番号のSKLM 5025があります。ポスターとシート型の担当楽器表が付いているためINSERT INCLUDEDと書かれています。ニュージーランドでは71年のアルバム『GIMME SHELTER』までフリップバック仕様だったので、後期型に変わったのは71年~72年頃かと思われます。フリップバック仕様で無い方は両面コーティングされており、やはり背の上下が絞られています。

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初期型の左上にLITHOED IN NEW ZEALANDとあります。

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裏ジャケ中央左側に著作権についての記述があります。一番下のHis Master's Voice (N.Z.) Ltd.というのはニュージーランドで1926年に設立されたグラモフォンの子会社で、レコードの他に電化製品なども取り扱っていた会社です。当時はニュージーランドでのDECCAの販売権を持っていたようです。

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中央右側にレコードの取り扱いの注意書きがあります。

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ニュージーランド盤も各国盤同様ポスターが付けられています。

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ニュージーランド盤はメンバーの担当楽器一覧表は一枚の紙となっています。大きさはジャケットよりも一回り小さくなっております。裏側は何も印刷されていません。

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シートの左下にDECCAのロゴとHis Mater's Voice (N.Z.) Limited.のクレジットがあるのでここでニュージーランド盤の付属品と分かります。

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ラベルです。ニュージーランドで66年から71年まで使われていたモノラル用のオレンジ色のラベルです。『LET IT BLEED』はステレオでニュージーランドではモノラルは発売されなかったので何かの手違いでモノラル用のラベルが使われてしまったと思います。DECCAのロゴの右下にffssではなくffrrとありますし、これではモノラルだと勘違いされてしまうかも知れませんね!右側にステレオ用の規格番号のSKLM. 5025と面表記の1があります。左側にマトリクスがあります。曲目は左揃いで、タイトル、作者、出版社の順にクレジットされています。一番下にプロデューサーのジミー・ミラーのクレジットがあります。なお、ニュージーランド盤のステレオのラベルはオレンジ色でDECCAのロゴの上にffssのロゴがあり、ラベル中央にFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDと書かれたラインがありますが、このステレオのラベルが使われているのは今のところ『サタニック』しか確認しておらず、『BETWEEN THE BUTTONES』から71年の『GIMME SHELTER』までこれと同じオレンジ色のffrrのモノラル用のラベルが使用されています。おそらくその間のラベルは最後までモノラル用のラベルが使用されていて修正されなかったのでは、と思います。マトリクスは手書きでXZAL 9363/XZAL 9364です。 

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B面のラベルです。

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72年以降のボックスト・デッカの青ラベルです。こちらは中央にFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDとちゃんとステレオのクレジットがあります。面表示や規格番号、曲目の部分は上のラベルと同じです。マトリクスは上と同じで手書きのXZAL 9363/XZAL 9364です。ジャケットは後期型のフリップバックが無いタイプですが、ラベルとジャケットが同時に変更になったわけではなく、上のラベルでもフリップバック無のジャケットに入っていることがあるので、ジャケットはもっと早くに変更になったと思います。

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B面のラベルです。

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ニュージーランド盤は厚いレコードでUK盤に引けを取らないほどの音質です。ジャケットの特徴は背の上下が絞られ、裏側がフリップバック仕様となっている事と、担当楽器の一覧表が一枚のシートになっている事です。担当楽器の一覧表に関しては各国それぞれでインナーにクレジットされているものもインナーの色などが全く違うので統一されないで国によってバラバラだと感心してしまいますね!また、レコードはモノラル用のラベルが使用されていてジャケットにもSTEREOのクレジットは無く、SKLMから始まる規格番号がなければまるっきりモノラル盤と勘違いしそうで紛らわしいですよね。確認のため実際に音を聞くとステレオです。以前も書きましたが私は90年代にオーストラリアに住んでいる日本人の方と知り合い、現地のレコード店ストーンズのレコードを探してくれとお願いし、2年位に渡ってリストを送ってもらいその中から持っていないレコードを日本へ送って頂きました。オーストラリア盤とニュージーランド盤は数枚しか持っていませんでしたがその方のおかげでほぼコンプリートに揃える事が出来ました。忙しい中レコード店を回って頂いたり梱包して日本へ送って頂いたりとその方には今でも大変感謝しています。