前回に引き続きUSA盤『EXILE ON MAIN STREET』です。今回はCBS以降の再発盤を紹介します。最初はCBS盤です。1987年7月3日に発売され、規格番号はCG-40489です。ジャケットはオリジナル盤とは違い普通の見開きジャケで、レコードは両側の袖から取り出すようになっています。インナーはデザインは同じですが、薄いペラペラの紙です。付録のポストカードなく味気の無いものとなっています。このCBS盤はジャケット表のタイトルが薄いピンクで背文字が白のものと、ジャケット表のタイトルと背文字が赤に近い濃いピンクのものの2種類あります。
タイトルの部分です。上がピンク、下が濃いピンクとなっています。もちろん色あせではありません。どちらが初期型なのかは不明です。
背文字です。上が表側のタイトルが薄いピンクのジャケで背文字は白となっています。下は表のタイトルが濃いピンクの方で背文字も濃いピンクとなっています。
背文字下部のROLLING STONES RECORDSの部分です。こちらも上と同様に色違いとなっています。
裏ジャケです。通常のデザインですが右上にバーコードがあります。
バーコードの部分です。
裏ジャケ下部中央にManufactured by Columbia records CBS Inc.があります。
右下にベロマークがあります。『メインストリート』はベロマークが小豆色ですが、このCBS盤はピンクになっています。
見開きの内側です。
見開きの内側右ページの右下に40489と頭のCGを除いた規格番号が書かれています。
インナーです。こちらは1枚目の方です。
右下に規格番号の40489があります。その下にマトリクスの(40490)があります。
インナーの反対側です。
2枚目のインナーです。
右下に規格番号の40489があります。その下にマトリクスの番号(40491)があります。
インナーの反対側です。
ラベルです。上部にジャケットの書体と同じグループ名、タイトルがあります。左側にベロマークとSTEREOが、右側に面表記、規格番号、マトリクスがあります。その上に逆三角形のマークがありますが、A面とC面にあるのでこちらが表側という意味でしょうか?CBS盤はA面にこのマークがあります。曲目は左揃いでタイトル、タイム表記、作者の順にクレジットされています。一番下にプロデューサー・クレジットがあります。マトリクスは手書きでAL 40490-1B/BL 40490-1Aです。濃いピンクのジャケットの方は枝番が1-B/-1Bです。
1枚目のB面のラベルです。
2枚目のA面のラベルです。マトリクスは手書きでAL-40491-1C/BL 40491-1Bです。濃いピンクの方の枝番は-1A/-1Bです。
2枚目のB面のラベルです。
ここからはヴァージン盤です。ヴァージン盤は1999年10月19日に発売され、規格番号は7243 8 47864-1-0です。この時は限定盤としてこの他に『STICKY FINGERS』と『SOME GIRLS』が同時に発売されています。ジャケットはオリジナル盤と同じ特殊ジャケで、背の幅が1センチもある厚い造りになっています。タイトルの色は普通は小豆色ですがこのヴァージン盤は紫に近い色となっています。
シールドの上にLIMITED EDITIONと180グラムの重量盤を表すステッカーが貼られています。
裏ジャケです。
左上にVirginのロゴと規格番号があります。
右上にバーコードがあります。
右下にベロマークがあります。オリジナル盤とは違い赤になっています。
下部左寄りにPrinted in The USAがあります。
見開きの内側です。オリジナル盤同様見開きの中央からレコードを取り出すようになっています。
見開き左ページの下部に作者や著作権のクレジットがあります。
付録のポストカードです。6枚綴りではなく12枚連結になっているのが特徴です。
1枚目のインナーです。オリジナル盤と比べるとペラペラした紙でやけに赤みがかった色合いです。
左下にVirginのロゴがあります。
右下に規格番号とベロマークがあります。
インナーの反対側です。
2枚目のインナーです。オリジナル盤と比べるとやけに濃い色です。
右下にVirginのロゴと規格番号、ベロマークがあります。
反対側です。こちら側は特に印刷も不鮮明で後で色を付け足したような不自然な感じになっています。
ラベルです。上部にグループ名とタイトルがあります。左側にベロマークとVirginのロゴ、STEREOが、右側に面表記とマトがあります。面表記はDISC ONEのSIDE ONEといった書き方をしています。曲目は中央揃いでタイトルと作者がそれぞれ2行に渡って書かれています。マトリクスは手書きで72438-4786-410-A-RE2/72438-4786-410-B-RE2です。
B面のラベルです。
C面のラベルです。面表記はDISC TWOのSIDE ONEとなっています。マトリクスは手書きで72438-4786-410C-RE3/72438-4786-410D-RE4です。
D面のラベルです。
ローリング・ストーンズ・レコーズの配給元がユニバーサルに変わってからの2010年に発売されたレコードです。2010年5月18日に発売され、規格番号はB0014203-01です。ジャケットはオリジナル同様見開きの内側からレコードを取り出す特殊ジャケになっています。ジャケットの印刷はコピーしたように不鮮明で暗いような気がします。
シールドの上に貼られていたステッカーです。
裏ジャケです。
左上の空白の部分にユニバーサル・ミュージックを表すUMeがあります。
右上にバーコードがあります。
右下のベロマークは小豆色ではなく赤となっています。
裏ジャケ下部に©2010 Promotone P.V.の著作権表示やアメリカのユニバーサル・ミュージックの住所などが書かれています。横に長いのでここでは一部を載せておきます。
このユニバーサル盤には残念ながらポストカードは付いていません。1枚目のインナーです。ジャケット同様コピーしたような感じです。このユニバーサル盤のインナーはレコード取り出し口が上にあります。
左下に©2010 Promotone P.V.やユニバーサルのクレジットがあります。裏側はオリジナルと同じなのでここでは省略します。
2枚目のインナーです。
左下に著作権表示とユニバーサルのクレジットなどがあります。
ラベルです。上部にグループ名とタイトルがあります。左側にベロマークとSTEREOが、右側に面表記とユニバーサルの著作権表示があります。曲目は左揃いです。マトリクスは手書きでB001420301 LP01-A/B001420301 LP01-Bです。
B面のラベルです。
C面のラベルです。Virgin盤と違い面表記はSIDE THREEとなっています。マトリクスは手書きでB001420301 LP02-C/B00142031 LP02-Dです。
D面のラベルです。
音はオリジナル盤を基にするとCBS盤はやや軽い音で迫力不足、ヴァージン盤は音圧が高く低音が効いていますが音は不鮮明、ユニバーサル盤は音圧は同じですがやや音が不鮮明のような気がします。(あくまで個人の感想です。)ジャケットもオリジナル通りの特殊ジャケでなかったり、ポストカードが付いていなかったりと不完全なものが多いですね。また、印刷もオリジナルと比べると不鮮明だったり、色合いもコピーしたような感じが否めないです。86年に出たCDでは一枚に収まってしまいましたが、このレコードは各面別々の印象を受けるのでやはりレコードをひっくり返して聴きたいタイトルです。ユニバーサルからは2010年に未発表曲も収録したデラックス・エディションが発売されていますが、これは別物として他のデラックス・エディションと一緒にまとめて紹介します。