ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ フランス・シングル盤 STAR STAR いろいろ!!

ローリング・ストーンズのフランス・シングル盤「Star Star / Doo Doo Doo Doo Doo」です。フランス独自のカップリングで1973年12月に発売され、規格番号はRS 19 108です。「Star Satr」のシングルは珍しく各国でA面だった「Doo Doo…」はここではB面となっています。このRS 19 108という番号もこのシングルのみに振り分けられた番号となっています。ピクチャー・スリーヴはフォトグラファーのMichael Putlandが撮った73年ツアーのライヴ写真が使われていて表裏エンボス加工になっています。ピクチャー・スリーヴの下地の色とライヴの照明の色が合っていて、そこに白文字のタイトルが入っている何だかカッコいいデザインです。グループ名が白青となっているのも爽やかな感じでいいですね!

右側のグループ名とタイトルの間に規格番号があります。

右下にベロマークがあります。この頃のヨーロッパ諸国のシングル盤はこのベロマークが黒一色というのが多いですね。

ピクチャー・スリーヴの裏側です。上に『GOATS HEAD SOUP』のジャケットが載っています。レコードは左側から取り出すようになっています。この裏側は2種類あります。こちらは中央に当時ラジオで放送されていた"ROLLING STONES STORY"の記述がある方です。

"ROLLING STONES STORY"のクレジットの部分です。最後の行は「毎週火曜日午後9時30分、金曜日11時」と放送日が書かれています。上にフォトグラファーのMichael Putlandのクレジットがあります。

ラジオ放送が終わってしまったのかこちらは"ROLLING STONES STORY"の記述が無い方のスリーヴです。こちらはセカンド・スリーヴであまり見かけません。

2つのピクチャー・スリーヴを並べてみると違いがよく分かります。クレジットが無い方は空間が多くなってしまいなんとなく不自然なデザインとなっています。

右上に規格番号RS 19 108と価格コードがあります。

右下に印刷所のGraphicolorのクレジットがあります。

下部中央にベロマークとWEAのロゴ、フランスでの配給元のPhlipacchi Musicのクレジットがあります。

ラベルです。ピクチャースリーヴには初期型と後期型がありましたが、ラベルは2種類あり、両方のピクチャースリーヴに入っているのを確認したのでどちらかが初期型という事はなさそうです。こちらはマトがシンプルな方のラベルです。上部にThe Rolling Stnesと書かれています。左側に回転数、プロデューサー・クレジット、Ⓟ1973、フランスの著作権管理団体SACEMのロゴ、面表記があります。右側にベロマーク、規格番号、マト、STEREOがあります。ラベルの一番下にストーンズ・レコードの登録票があります。リムにMADE IN FRANCEがあります。マトリクスは手書きでRS 19108 A/RS 19108 Bです。

B面のラベルです。

こちらはベロマークが上部のThe Rolling Stonesのすぐ横にあるラベルです。ベロマークも上のラベルでは赤一色でしたがこちらはベロの中央や唇との境に黒いラインが入っています。左右の表記は上のラベルとほぼ同じですが、右側のマトの部分に7Y Part 75.839と新たなマトが追加されています。上のラベルでは一番下にあったストーンズ・レコードの登録票は曲名の上に移動しています。リムにMADE IN FRANCEがあります。なお、この「Star Star」のシングルには他のフランスのシングル盤にあった緑色のラベルは存在しません。マトリクスは機械打ちでM3 29 70 17 1  RS 19108 A1  7Y PART  75839 1/M3 29 70 18 1  RS 19108 B1  7Y PART 75840 1です。上のラベルにあった途中のRS 19108 の部分だけ手書きとなっており、その前後に機械打ちで追加された形になっています。

B面のラベルです。

「Satr Star」と「Doo Doo Doo~」のカップリングはフランスの他にポルトガルにもありますが珍しいですよね!「Star Star」はチャック・ベリー調のストーンズらしいロックンロールで、こういう曲はキースの独断場でイントロのフレーズや、ギターソロなど完璧な感じがします。ミックのノリノリの歌い方もいいですね。また、こういう3コードの単調の曲ではビルの上下に動くベースが独特なグルーヴを作り出しているのも見逃せません。アルバムの中では他の曲とは雰囲気が違い何となく場違いのような曲ですが、こうしてシングルで1曲だけ聞くと「あぁ、ストーンズってこういう曲を演奏するのが上手いなぁ!」と感心させられてしまいます。