ローリング・ストーンズの日本シングル盤「ハッピー / オール・ダウン・ザ・ライン」です。『メインストリートのならず者』からの第2弾シングルとして1972年(昭和47年)9月に発売され、規格番号はP 1156 Sです。ジャケットは「ダイスをころがせ」同様ベロスリーヴにシートが入っていて外からタイトルが見えるようになっています。この頃になるとシングル盤の値段は500円になります。
ピクチャースリーヴの裏側です。こちらもちゃんと「オール・ダウン・ザ・ライン」のタイトルが見えるようになっています。
ベロスリーヴの中に封入されているシートです。2つ折りになっており、中には解説と歌詞が書かれています。ベロスリーヴの左下が丸くカットされているため、このシートも左下が斜めにカットされています。
シートの裏側です。
タイトルの部分です。
こちらは「オール・ダウン・ザ・ライン」側です。「ダイスをころがせ」とこの後の「ロックス・オフ」のシートは裏側は作られなかったので、「オール・ダウン・ザ・ライン」もプッシュしていたのかこのシングルだけ特別な気がしますね。
表裏の右上にベロマークと規格番号があります。
表裏の左下に回転数があります。
シートの内側です。左側に解説、右側に歌詞が載っています。解説は小倉エージさんでストーンズの72ツアーを観に行ったことが書かれています。ステージで「ハッピー」を歌うキースや、それをカヴァーするミックの様子などが書かれています。しかし、72年ツアーを観に行かれたとは羨ましいですね!
タイトルの部分です。
右ページの右下にパブリッシャーのⓅ1972・9と発売元のワーナー・パイオニアのクレジットがあります。
ラベルです。最初は白ラベルのプロモ盤です。今までのワーナー・パイオニアのプロモ盤は青ラベルでしたが、おそらく72年の夏頃から白に変わったと思います。上部に見本盤とあります。左側に非売品、ベロマーク、STEREO、回転数があります。右側に規格番号、マト、面表記、タイム表記、パブリッシャーがあります。曲名の下にプロデューサー・クレジットがあります。マトリクスは機械打ちでP-1156S-1/P-1156S-2です。両面にJISマークがあります。
B面のラベルです。
レギュラー盤のラベルです。上部にグループ名があります。左側にベロマーク、STEREO、回転数があります。右側に規格番号、マト、面表記、タイム表記、パブリッシャーがあります。一番下にプロデューサー・クレジットがあります。マトリクスは機械打ちでP-1156S-1/P-1156S-2です。両面にJISマークがあります。これはプロモ盤と同じマトです。
B面のラベルです。
このシングルはアメリカでのシングル・カットと同じですが日本盤は両面ステレオで収録されており、「オール・ダウン・ザ・ライン」のモノラル・ミックスは残念ながら聴けません。「ハッピー」は当時ラジオのヒット・チャート番組で10位くらいに入っていてよくかかっていましたが当時はキースが歌っていることさえも知りませんでした。別のクラスの洋楽好きな友人とロックの話をしている時、私が「ローリング・ストーンズ知ってる?」と言うと友人が「ハッピー」と答えたのを50年以上経った今でも思い出します。その友人は中2になる時に転校して行ってしまったので名前も忘れてしまい、どこにいるのかも分かりませんが、今でもこのシングルを聴くとその当時の事を思い出します。