ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本盤 メイン・ストリートのならず者②東芝EMI盤!!

前回に引き続き日本盤『メインストリートのならず者』です。今回は東芝EMIからの再発盤を紹介します。1979年(昭和54年)8月5日に発売され、規格番号はESS-50049/50です。この東芝盤も見開きの内側からレコードを取り出す特殊ジャケになっています。この時はストーンズ・レコードの過去のタイトルも同時に再発され、全部共通の緑色の帯が付けられています。当時の値段は3600円です。なお、この再発盤にはポストカードは元々付いていません。

帯の上部の部分です。下は見本盤で値段の部分に見本(非売品)のシールが貼ってあります。

右上にSTEREOと規格番号があります。帯では50049~50となっていましたがここでは50049・50となっています。

裏ジャケです。

下部中央に東芝EMI株式会社とMADE IN JAPANがあります。

右下にベロマークがあります。黒い色が薄い感じになっており、横のTMもうっすらとした感じです。

見開きの内側です。こちらも各国盤と同じデザインとなっています。

帯の裏側に当時出版された「ザ・ローリング・ストーンズ物語」の広告が載っています。

1枚目のインナーです。

下部に東芝EMIのクレジットがあります。

右下にベロマークと規格番号があります。

インナーの裏側です。

2枚目のインナーです。

下部に東芝EMIのクレジットがあります。

右下にベロマークと規格番号があります。

インナーの裏側です。

付属の解説と歌詞カードです。全部で6ページとなっています。しかし、このシリーズは同時に出た再発盤全タイトル同じ写真が使われていますが、このメンバーの写真はないだろうといつも思ってしまいます。

2、3ページ目です。左側は立川直樹さんの解説で、発売された72年当時のこのアルバムの評価は「核心のないぶざまな2枚組」だったと書かれているのが印象的です。その他はワーナー・パイオニア盤のプロモにも付けられていたキースのインタビューからこのレコードの録音当時のエピソードが載っています。

曲目の部分です。

4、5ページ目です。ワーナー・パイオニア盤は数曲歌詞が聞き取り不能とのことで載っていませんでしたが、この東芝盤は全曲歌詞が載っています。曲毎の訳詞も載っています。

最後のページです。歌詞とストーンズの過去のカタログが載っています。

最後のページの右下に販売元の東芝EMIのクレジットがあります。

ラベルです。プロモ用の白ラベルです。上部に規格番号とグループ名、タイトルがあります。左側に見本、非売品、ベロマークSTEREO、パブリッシャーがあります。右側に8/5発売、面表記、回転数があります。曲目は左揃いです。一番下にプロデューサー・クレジットとJASRACのロゴがあります。マトリクスは機械打ちでESS-50049-A  1S3/ESS-50049-B  1S4です。両面にJISマークがあります。

B面のラベルです。

C面のラベルです。マトリクスは機械打ちでESS-50050-C  1S1/ESS-50050-D  1S5です。両面にJISマークがあります。 

D面のラベルです。

レギュラー盤のラベルです。上部に規格番号とグループ名、タイトルがあります。左側にベロマークSTEREO、パブリッシャーがあります。右側に面表記、回転数があります。曲目は左揃いです。一番下にプロデューサー・クレジットとJASRACのロゴがあります。マトリクスは機械打ちでESS-50049-A  1S2/ESS-50049-B  1S8です。両面にJISマークがあります。

B面のラベルです。

C面のラベルです。マトリクスは機械打ちでESS-50050-C  1S6/ESS-50050-D  1S6です。両面にJISマークがあります。 

D面のラベルです。

日本ではこの東芝EMI盤以降は再発が無かったのでこれが最後のアナログ盤となります。普通の見開きではなく、レコードを見開きの内側から取り出す特殊ジャケを残してくれたのは良かったと思います。ただ、ポストカードが付いていないというのがマイナス点ですよね。このアルバムはストーンズが税金逃れのためフランスに移住してからの最初のレコーディング・アルバムで、ろくなスタジオがなく映画館などを探していたけど諦めて、キースの家の地下室にモービル・ユニットを持ってきて録音したというアルバムです。キッチンや廊下でメンバーが録音している写真を見た事がありますが、設備のない所でこんな素晴らしいアルバムを作ってしまうとは当時のストーンズはノリにのっていたんだと思います。そんなことを考えながら聴いているとレコーディングの様子が浮かんでくるような気がしますね。