ローリング・ストーンズのオランダ盤『SOME GIRLS』です。このオランダ盤にはオレンジ色のカラー盤と黒盤があるので合わせて紹介しようと思います。1978年に発売され、規格番号は5C 062-61016です。カラー盤、黒盤共に同じ規格番号が使われています。オランダ盤のジャケットは各国盤同様穴あきとなっており、色は上から緑→黄色→青→ピンクのものだけしか確認出来ていません。
カラー盤のジャケットの右上に貼られていたステッカーです。£となっているのでおそらくイギリス国内に輸出された際に貼られたステッカーだと考えられますが、eBay等でこのカラー盤を見つけるとアメリカからの出品でも何故かこのステッカーが貼られています。カラー盤だと通常盤よりも£1高かったと思われます。
裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。
右下に規格番号とベロマークがあります。
下部中央に配給元のEMIレコードとHollandのクレジットがあります。
インナーです。各国盤と同じデザインですが、オランダ盤では修正後の女優の顔がカットされたインナーは見た事がありません。
インナーの反対側です。
右上に規格番号があります。
このオランダ盤にも英語圏以外のヨーロッパ盤同様歌詞カードが付けられています。
歌詞カードのB面側です。
右下に規格番号があります。この部分でオランダの盤の歌詞カードだと判別出来ます。
ラベルです。上部に面表記と最初の2曲のタイトルが書かれています。その右下にベロマークがあります。左側に規格番号、マト、STEREOがあります。中央のラインの中にグループ名とその両側にタイトルが書かれています。これはこのタイトルの各国盤と同じです。その下に残りの3曲の曲目と、作者クレジット、パブリッシャーがあります。マトリクスは機械打ちで61016-A-0 CUN 39108 A/61016-B-0 CUN 39108 Bです。両面共CUN 39108の部分だけ手書きで、STERLINGの刻印があります。
B面のラベルです。
カラー盤です。オレンジ色のカラー盤となっています。
カラー盤のラベルです。文字の配置はレギュラー盤と全く同じです。マトリクスは手書きでCUN 39108 4A CUN 39108 A-4U 062 61016-A2/CUN 39108 5B CUN 39108 B-5U 062 61016-B2です。両面共中間のCUN 39108 A-4UとCUN 39108 B-5Uだけ機械打ちです。
B面のラベルです。
このオランダ盤は黒盤とカラー盤は同じ音質で聴くことが出来ます。最初にも書きましたがオランダ盤の『SOME GIRLS』のジャケットは日本盤同様色は上から緑→黄色→青→ピンクのものだけしか確認出来ていません。この緑から始まる色合いだけの国も多いのでこれが元になる色合いなのかも知れませんね。そして、女優の顔がカットされた修正後のインナーが見られないのも日本と同じです。また、このオランダ盤はカラー盤とレギュラー盤が同じ規格番号というのも珍しいです。オランダでのカラー盤は以前紹介したデッカ時代の7タイトルと前回紹介した『BLACK AND BLUE』がありますが、他国よりも早い時期にカラー盤を取り入れていたのが分かります。この当時は「Miss You」の12インチ・シングルなど各国でもカラー盤が発売されましたが、最近のレコード・ストア・ディで乱発されているカラー盤とは違って、この当時のカラー盤はなんとなくプレミア感があっていいですよね。