ローリング・ストーンズのメキシコEP盤『GOT LIVE IF YOU WANT IT』です。メキシコでは60年代には発売されず1971年になって初めてリリースされました。規格番号はEPP 1470です。メキシコでのロンドン・レコードの販売元はPEERLESSという会社です。ジャケットは硬い厚紙で上部のタイトル部分と右側に白い枠がある独自のデザインとなってます。タイトルの下にTHE ROLLING STONESとグループ名が追加されています。メンバーの写真の中央に曲目が書かれています。60年代のヨーロッパ諸国や日本盤同様「Route 66」は収録されていません。
右上に販売元のPEERLESSのロゴと規格番号があります。
中央の曲目の部分です。どこかから転写したのか不鮮明ですがうっすらと作者のクレジットが見えます。
右下にロンドンのロゴがあります。
裏ジャケです。表側と同じデザインで白い枠が表側と逆で左側に寄っています。
ラベルです。メキシコで70年代に使われていた中央に線が無い赤いラベルです。上部にロンドンのロゴがあります。その下に通常はリムに書かれているPeerlessのライセンスやMADE IN MEXICOなどが書かれています。左側にパブリッシャーのⓅ1971と規格番号があります。曲目はタイトル作者シンプルな感じです。その下にグループ名があります。マトリクスは手書きで245-1470-A/245-1470-Bです。このマトにある冒頭の245という数字はどういう意味なのか不明です。
B面のラベルです。
メキシコでは60年代に独自のEP盤がたくさん出ていましたが、何故か71年になってからイギリスで60年代に発売されていた3タイトル『THE ROLLING STONES』『5X5』そしてこの『GOT LIVE IF YOU WANT IT』が発売されました。これはおそらくストーンズがデッカを離れ、自身のレーベルを立ち上げてしまったので急遽メキシコでは未発売だった過去のタイトルを発売したのではと思います。このメキシコ盤は特にA面でUK盤と比べると音圧が高く音が悪いのも相まってギターの音などが迫力があるように聴こえます。ジャケットも白い枠で囲まれており、UK盤や他国盤と比べるとだいぶ印象が違いますね。この音源はストーンズの初期の貴重な演奏が聴けて私は大好きなEPです。