ローリング・ストーンズのポルトガルEP盤『LITTLE RED ROOSTER+3』です。1964年の終わりに発売され、規格番号はPEP 1087です。収録曲は「Little Red Rooster」「Off The Hook」「Route 66」「Good Times Bad Times」の4曲です。ジャケットはデビュー当時の5人の写真が使われています。グループ名はTHEだけ大文字で後は小文字表記となっています。
上部のミックとビルの間にデッカのロゴがあります。
裏ジャケです。上下フリップバック仕様となっています。
右上にデッカのロゴがあります。表側は黒いロゴになっていましたが、こちらは白いロゴになっています。その下に規格番号のPEP 1087があります。
曲目の部分です。当時の最新シングルだった「Little Red Rooster」「Off The Hook」をメインに作られていることが分かります。
下部に前回紹介した「It's All Over Now」のEPが載っています。
右下に印刷所のMONUMENTALのロゴがあります。
ラベルです。上部にFABRICADO EM PORTUGAL(ポルトガル製)と書かれています。その下にデッカのロゴがあります。ロゴの下にMARCA REGISTADA(商標)とあります。左側にマトが、右側にこのEPのシリーズを表すSUPER 45と規格番号があります。曲目は作者クレジットがあるだけです。その下にグループ名があります。プロデューサーなどのクレジットはありません。マトリクスは手書きでDEP-348-1/DEP-349-1です。
B面のラベルです。
音はUK盤と同等のいい音が聴けます。このEPはポルトガル独自の選曲で、「Little Red Rooster」と「Off The Hook」はイギリスでの5枚目のシングルのAB面、「Route 66」は『ファースト』から、「Good Times Bad Times」はイギリスで「Not Fade Away」のB面曲として初めて登場した曲です。前回の「Carol」同様、「Route 66」はシングルではなく穴埋め的な存在ですが、これはまだストーンズ自体のレパートリーが少ない時期だったので仕方が無いと思います。しかし何といってもこのジャケットのまだ少年っぽいストーンズの初々しい写真がいいですよね!こういうポーズをとってくれとカメラマンに言われたと思いますが、ブライアンとチャーリーが同じ格好をして座っていて、後ろの3人もミックとビルが同じポーズで、キースは別の向きで同じようにフェンスに手をかけていてその後のストーンズの自由なポーズの写真と比べるとまだまだアイドル的なイメージがあったと思います。