ローリング・ストーンズ・レコーズの『新訂版ローリング・ストーンズ大全集』です。前回紹介した71年版と同じ5枚組ですが、一部の曲が入れ替わっています。1975年(昭和50年)6月10日に発売され、規格番号はSL-260/4です。前回とは違う新しいデザインのボックスに入っています。ボックスのデザインはD. Hattoriという方です。収録曲が全て書かれた帯が付いています。このアルバムを買うとなんと全員にストーンズの盾がプレゼントされました。帯の右側の部分にその特典の事が書かれていますが、プレゼントが終了した昭和50年8月31日以降に店頭に並んだ時はこの帯のオレンジ色の部分がカットされて発売されました。当時の値段は9,000円です。

帯を外した写真です。この時点ではミック・テイラーは脱退してしまいましたが、このジャケットではテイラーを含む5人が載っています。

右上にロンドンのロゴと規格番号があります。

帯の上部に「最後のアンファンテリブル、恐るべき子供たち」とありますが、当時はまだそんなイメージだったんでしょうか?しかし、子供たちって???…。

ボックスの裏側です。表側の上部にあったタイトルはありませんが表側と同じデザインです。左側にボックスからレコードを取り出しやすいように穴が開いています。

裏側の下部にパブリッシャーとMADE IN JAPANがあります。

ボックスは厚さ2.5センチほどで71年版と比べると半分の厚さになっています。

これはこのボックスセットの販売予告のチラシです。ここではブライアン・ジョーンズの写真が使われています。

広告の裏側です。下部に予約の注文票が付いています。

ブックレットです。71年版は縦長でしたがこちらは横長となっています。ミックの右側の唇の写真は穴が開いており、中の写真が見えるようになっています。

ブックレットにはカラー写真が折りこまれています。左側のミックの写真の唇の部分が表表紙の穴から見えていた部分です。

上の写真の裏側です。

曲目の部分です。これは1枚目のレコードです。71年版の「バイ・バイ・ジョニー」が「ストーンド」に入れ替わっています。A面の最後にあった「イッツ・オール・オーバー・ナウ」がB面1曲目に移動し、71年版から「コンフェッシン・ブルース」がカットされています。

2枚目のレコードの曲目です。A面に「コングラチュレーション」が加わり、「エヴリバディ・ニーズ・サムバディ・トゥ・ラヴ」がD面の1曲目に移動しています。B面は71年版にあった「アイム・ムーヴィング・オン」と「アイム・オールライト」のライヴ2曲が無くなり、「サッド・ディ」が加わり、「サティスファクション」が次のレコードに移動しています。

3枚目のレコードの曲目です。1曲目に「サティスファクション」が加わったため「マザーズ・リトル・ヘルパー」がA面の1曲目に移動しています。71年版から「ゴーイング・ホーム」がカットされたため、次のレコードから「マザー・イン・ザ・シャドウ」と疑似ライヴの「恋をしすぎた」がB面に移動しています。もう1曲の疑似ライヴの「フォーチュン・テラー」はカットされています。

4枚目のレコードの曲目です。前のレコードにあった「ゴーイング・ホーム」がなくなったため「マイ・ガール」「ライド・オン・ベイビー」「ダンデライオン」がA面に移動し71年版から「昨日の出来事」がカットされています。B面最後に「2000光年のかなたに」が加わっています。

5枚目のレコードの曲目です。71年版から「放蕩息子」と「ストレイ・キャット・ブルース」がカットされ、「ミッドナイト・ランブラー」が加わっています。B面は71年版から「カントリー・ホンク」と「メモ・フロム・ターナー」がカットされ、「むなしき愛」と「ユー・ガット・ザ・シルヴァ―」が加わっています。

ブックレットの中です。これまでのストーンズの出来事やメンバーや関係者のコメントが載っています。

これはHironori Gotoさんに教えて頂いたのですがこの本に「Scarlet」についての記述が載っています。『IT'S ONLY ROCK'N ROLL』からのセカンド・シングルの「Ain't It Too Proud To Beg」のB面に収録されているという記事で、70年代後半に話題になった「Scarlet」の噂はここから出たと思われます。ここでは既にジミー・ペイジの名前も登場しています。「Scarlet」については私も70年代後半に多分ファンクラブの会報から知ったと記憶していますが、ディスコグラフィを見ても「Dance Little Sister」がB面なので長い間謎になっていました。Gotoさんからはもしかしたらテスト盤が作られてそこからこの情報が流れたのではと予想を立てられていらっしゃいました。「Scarlet」の噂はいつどこで流れたのか不明ですが、本当にテスト盤が作られ中止になったとしてもそこから流れたというのは信憑性がありますね!いつも貴重な情報をありがとうございます。「Scarlet」は『GOATS HEAD SOUP』のデラックス・エディションで登場しましたが、いつの日か最初のキース、スチュ、ジミー・ペイジによる本来の「Scarlet」を聴いてみたいです。

歌詞が載っている部分です。

ディスコグラフィです。デッカ時代のレコードが発売順に載っていて、ストーンズ・レコードから発売された『STICKY FINGERS』や『EXILE ON MAIN STREET』の部分は当時ワーナーから発売されており会社が違うためか空欄になっているのがひどいですよね。

最後にこのアルバムを買った人にプレゼントの卓上盾の申し込み用紙があります。私の持っているレコードは中古で買ったので元の持ち主の方が切り取った後でした。

ブックレットの裏側です。表側の続きで各メンバーの写真が載っています。

裏側の左下に規格番号とパブリッシャー、キングレコードのクレジット、MADE IN JAPANがあります。

インナーです。表側はレコードの中心に各メンバーの写真が載っています。1枚目はミックの写真が載っています。

インナーの裏側です。下部に曲目が載っています。

2枚目のインナーです。キースの写真が使われています。

裏側です。

3枚目のインナーです。ビルの写真が使われています。

裏側です。

4枚目のインナーです。チャーリーの写真が使われています。

裏側です。

5枚目のインナーです。こちらはブライアンとテイラーが一緒に撮ったようにコラージュされています。

裏側です。

ラベルです。こちらは5枚共全部同じデザインですので1枚目だけ載せておきます。上部にffssとロンドンのロゴがあります。左側にタイトルの英語表記と面表記があります。右側に回転数、STEREO、パブリッシャー、規格番号、マトがあります。中央の穴の部分にジャケットにあったメンバーのコラージュがあります。曲目は左揃いです。マトリクスは機械打ちで1枚目がSDLBT 3412-2/SDLBT 3413-1、2枚目がSDLBT 3414-2/SDLBT 3415-2、3枚目がSDLBT 3416-1/SDLBT 3417-3、4枚目がSDLBT 3418-3/SDLBT 3419-1、5枚目がSDLBT 3420-1/SDLBT 3421-4です。

B面のラベルです。

曲目を見ると71年版からかなり選曲が変更になり、アルバム曲が多かった71年版と比べるとこちらの方がベスト盤的要素が強くなりましたね。73年にシングルで発売された「サッド・ディ」を加えたり、「サティスファクション」などのヒット曲をレコードの1曲目に配置したりと71年版から曲目や曲順が大幅に変わっています。私はこのボックスが発売された時はまだストーンズのレコードを全部持っていない頃で知らない曲がたくさん入っているため魅力的なボックスでしたが、レコード店で手に取りましたが9,000円なのでとても買えないと思い見送ったのを覚えています。あの頃は高校に入学したばかりでストーンズだけではなく他のアーティストでも欲しいレコードがたくさんあり、このボックスは90年代に中古で買いました。改めて聴くとヒット曲を含め60年代のストーンズの重要曲が年代順に収録されているのでサウンドや曲調の移り変わりがよく分かり便利なボックスだと思います。