ローリング・ストーンズのポルトガルEP盤『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER+3』です。1967年春に発売され、規格番号はPEP 1199です。収録曲は「Let's Spend The Night Together」「Connection」「Ruby Tuesday」「Cool, Caim And Clollected」の4曲です。ジャケットは『BETWEEN THE BUTTONS』のジャケットの写真が使われています。

右上にデッカのロゴがあります。その下にシングルで発売された2曲の曲名が書かれています。

裏ジャケです。上部に曲目が、下部にディスコグラフィが載っています。上下フリップバック仕様になっています。

右上にデッカのロゴと規格番号のPEP 1194があります。このEPは表も裏もこの6角形のデッカのロゴが使われています。

曲目の部分です。作者クレジットはシングルの2曲はMick Jagger-Keith Richardとフルネームになっていて、アルバムの2曲はJagger-Richardと名字だけになっています。前回のポルトガル盤でも曲によってミックが先だったり、キースが先だったりしていましたがこの違いって何なんでしょうかね?

右下に印刷所のクレジットがあります。

ラベルです。上部にFABRICADO EM PORTUGAL(ポルトガル製)とデッカのロゴがあります。左側にマトが、右側に回転数と規格番号があります。曲目の部分ではジャケット同様作者クレジットがフルネームだったり、名字だけだったりと統一性がありません。マトリクスは手書きでDEP-562-1/DEP-563-1です。

B面のラベルです。

このEPの4曲はUSA盤『BETWEEN THE BUTTONS』に収録されています。前作『AFTERMATH』の延長線上にある時期で、いろいろな実験的な曲が収録されています。「Ruby Tuesday」はブライアンがリコーダーを吹き、コントラバスの音はビルがネックの部分を押さえ、キースが弦で弾いています。「Cool, Caim And Clollected」は古いボードビル調の曲でストーンズにしては珍しいタイプの曲ですよね。カズ―によるソロはおそらくブライアンが担当しているのではと思います。後半で曲のテンポが速くなっているのも見逃せないです。テンポが速くなってもドラムとベースのテンポが全くぶれないのでチャーリーとビルのリズム隊は最高のコンビだったと思います。最後に笑い声が聞こえるのも面白いですね!たったの4曲ですがこのEPは『BETWEEN THE BUTTONES』の魅力を凝縮したEPだと思います。