ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本盤 山羊の頭のスープ①ワーナー・パイオニア盤!!

ローリング・ストーンズの日本盤『山羊の頭のスープ』です。今回はワーナー・パイオニアから発売されたレコードを紹介します。1973年(昭和48年)10月10日に発売され、規格番号はP-8374Sです。当時の値段は2000円です。1977年(昭和52年)4月1日には規格番号をP-10336Sと変え2500円で再発されています。ここではP-8374Sをオリジナル盤、P-10336Sを再発盤として順を追って紹介しようと思います。ジャケットは各国盤と同じデザインです。ベロマークとタイトルが目立つ帯が付けられています。ストーンズらしい怪しいジャケットですよね!

帯の上部です。上がオリジナル盤、下が再発盤です。

帯の下部です。上がオリジナル盤で¥2000表記、下が再発盤で¥2500となっています。価格の下にワーナー・ブラザーズのロゴと発売元のワーナー・パイオニア株式会社のクレジットがあります。ジャロイドさんからの情報でP-8374Sでもシールの価格改定ではなく印刷のものもあるとの情報を頂きました。74年には2300円に値上がりしたのでシールで改定したものが終わると印刷に切り替わったと思います。ジャロイドさん、ありがとうございました。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。キースだけ別の日に撮影されたらしいというのをどこかで読んだ記憶があります。

右下の部分です。左側がオリジナル盤でベロマークの下に¥2000がありますが、再発盤は値段が書かれていません。ジャロイドさんの情報で、オリジナル盤のこの部分もシールでの価格改定ではなく印刷で2300円のものがあるそうです。

見開きの内側です。こちらも各国盤と同じデザインです。

帯裏の上部です。上がオリジナル盤、下が再発盤です。再発盤は元々補充注文票が無く、上の帯にはなかった好評発売中の文字が追加されています。

スティッキー・フィンガーズ』と『メインストリートのならず者』が載っていますが、最初期の帯は逆さまに印刷されてしまっています。次の写真と比べると分かりますが、補充注文票が上にあるのでジャケットに帯を逆さに付けたわけではありません。

こちらは修正後の帯です。載っている3枚のアルバムは上と同じです。

見開き左側のページの下部のクレジットの部分です。配布元のアトランティック・レコードのクレジットがあります。この部分はUSA盤と同じです。

上の写真の右側の部分です。上の写真のアトランティックの住所とパブリッシャー、最後にPrinted in Japanがあります。

付属のシートです。中学生の時に初めてこの写真を見た時こんなスープがあるのか!とビックリしたのを覚えています。

ライナーノーツと歌詞カードです。ライナーは星加ルミ子さんで当時ジャマイカでレコーディング中のストーンズのスタジオに訪れた時のことが書かれています。この時は「スター・スター」ともう1曲アルバムには収録されなかった曲をレコーディングしていたらしいです。

曲目の部分です。シングル盤は「ハートブレイカー」になっていましたが、アルバムでは「ドゥー・ドゥー・ドゥー…」となっています。

歌詞カードの内側です。

最後のページです。こちらはストーンズ・レコードから発売された4枚のレコードが載っています。

下部に英語表記でワーナー・パイオニアのクレジットがあります。

インナーです。各国盤と同じデザインです。最初にこのインナーを見た時になんでメンバーではなく関係ない人(関係はありますが)が載っているのか不思議でした。この手法はアルバム『IT'S ONLY ROCK'N ROLL』でも使われていましたね。

インナーの裏側です。各国盤同様曲目や担当楽器などが書かれていますが、特に日本語で書かれている個所はありません。

下部にローリング・ストーンズ・レコードの登録票所、ワーナー・パイオニアの英語表記、パブリッシャー、Printed in Japanがあります。

右下の部分です。左がオリジナル盤、右が再発盤です。

ラベルです。最初は見本盤白ラベルです。上部に規格番号、見本盤、グループ名とタイトルがあります。左側にベロマークとSTEREO、右側に回転数があります。曲目は左揃いです。インナーの曲目の部分同様各曲にキーボードを担当している人の名前がクレジットされています。曲目の下に作者クレジット、パブリッシャー、マトがあります。この見本盤には面表記がありません。一番下にMADE BY WARNER PIONNER CORPORATION, JAPANと書かれています。マトリクスは機械打ちでP-8374S1  1-A-1/P-8374S2  1-A-1です。 

B面のラベルです。

レギュラー盤のラベルです。上部に規格番号、グループ名とタイトルがあります。左側にベロマークとSTEREO、右側に回転数と面表記があります。曲目の部分は見本盤と同じです。マトリクスは機械打ちでP-8374S1  1-B-25/P-8374S2  2-A-2です。A面のBの部分はAを消してBに訂正してあります。 

B面のラベルです。

再発盤のラベルです。規格番号の部分がP-10336Sとなっています。その他の文字の配置は上のラベルと同じです。マトリクスは機械打ちでP-8374S1  1-B-30/P-8374S2  2-A-24です。上のラベル同様にA面のBの部分はAを消してBに訂正してあります。

B面のラベルです。

私は72年から洋楽を聴き始めましたが、ストーンズのアルバムと言ったらやっぱりこのアルバムが最初の思い出となっています。もちろん当時は中学生だったのでこのアルバムを買ったのは74年頃でしたが、シングルで発売された「悲しみのアンジ―」のヒットがあり、ストーンズにのめり込むきっかけとなったアルバムだったと思います。キースが歌う「夢からさめて」やテイラーの華麗なギター・ソロが聴ける「ウィンター」など名曲揃いです。全体にキーボードを主体とした曲が多く、ギターもエフェクターを多用しているのが特徴です。ドロドロしたような音の曲やこの当時のストーンズの演奏がやっぱり自分の中でのストーンズのイメージといった感じがします。