ドイツ盤『JUMMING WITH EDWARD』です。1972年1月に発売され、規格番号はCOC 39100です。ドイツでのローリング・ストーンズ・レコードの販売元はKINNEY MUSIC GmbHです。ジャケットは各国盤同様五線譜にニッキー・ホプキンスが描いたユーモアのあるイラストが描かれています。

ドイツ盤はタイトルと値段が入ったステッカーが貼られています。ここに書かれているSONDERPREISはSPECIAL PRICEという意味です。ドイツ・マルクは現在では使われていませんが当時の為替レートでは15ドイツマルクは日本円で1324円位だと思います。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。

ドイツ盤は裏ジャケの左上に規格番号が書かれているのが特徴です。他国ではこの部分は空欄になっていましたね。

曲目の部分です。曲目の下にニッキー・ホプキンス、ライ・クーダーなどの演奏者の名前があり、その下にプロデューサーのグリン・ジョンズのクレジットがあります。一番下にストーンズ・レコードと音源著作権のクレジットがあります。

右下にMade in Germanyとドイツのキニ―・ミュージックの住所、印刷所のDruckhaus Maack KGのクレジットがあります。この部分でドイツ盤と判断出来ます。

ドイツ盤はUSA盤に付いていたベロのインナーは元々無くレコードは白い袋に入っています。ラベルです。マトリクスは機械打ちでCOC 39100 A3/COC 39100 B3です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSと書かれています。A3/B3ですがこれが最初期マトだと思います。

B面のラベルです。

このレコードは『LET IT BLEED』のセッション時にキースとライ・クーダーが対立してキースが帰ってしまったため、残ったメンバーで録音したものです。アドリブ風のセッションが収録されていますが、ストーンズのジャム・セッションは「Going Home」の後半や、「Midnight Rambler」の中間部、「Can't You Hear Me Knocking」の後半などでしか聴けないのでこのアルバムはよくぞ録音してくれてたと思います。