ローリング・ストーンズのオーストラリア盤『STICKY FINGERS』です。オーストラリアではWEAから71年4月(7月説もあり)に発売され、規格番号はCOC 59100です。再発のEMI盤は1979年に発売され、規格番号はCUN 59100です。WEA盤とEMI盤のジャケットは細部のクレジットを除きほぼ同じなのでここでは同時に話を進めていきます。ジャケットです。オーストラリア盤はジッパーが無く、イラストとなっています。他国のイラストの国と違うのはイラストのジッパーの部分が開くようになっていて中のブリーフが見える仕様になっている事です。レコードの取り出し口は右側です。これはWEA盤、EMI盤共通です。

イラストのジッパーの部分です。

イラストのジッパーは開く仕様となっています。これはWEA盤、EMI盤共にこの仕様になっています。

裏ジャケです。こちらはWEA盤の裏側です。USA盤でシュリンクの上から貼られていたベロマークに曲目が書かれているものがここでは印刷されています。

EMI盤の裏ジャケです。右上に規格番号と、左下にEMIのクレジットが加ったデザインとなっています。

右上の部分です。上がWEA盤、下がEMI盤です。WEA盤は何も書かれていませんがEMI盤はレコードとカセットの規格番号が書かれています。曲目を印刷したベロは全く同じです。

左下の部分です。WEA盤はROLLING STONES RECORDSしかありませんが、EMI盤はEMIのロゴやクレジットが追加されています。

インナーです。WEA盤は薄く柔らかい紙質で、EMI盤は厚紙でしっかりとした紙質になっています。

インナーの反対側です。こちらはWEA盤です。

EMI盤のインナーです。右上に規格番号があります。

右上の部分です。上がWEA盤、下がEMI盤です。EMI盤はここに規格番号のCUN 59100があります。

右下の部分です。上がWEA盤、下がEMI盤です。WEA盤はここに規格番号があります。

下部中央です。WEA盤、EMI盤共にManufactured and Distributed under licence.のクレジットがあります。

ラベルです。こちらはWEA盤のラベルです。上部にグループ名とタイトルがあります。左側にベロマークとSTEREOがあります。右側に面表記、規格番号、マト、Ⓟ1971があります。曲目は中央揃いです。一番下にプロデューサーのジミー・ミラーのクレジットがあります。Cromwellというのはオーストラリアの音楽の出版社のことだと思います。リムにMANUFACTURED BY AUSTRALIAと書かれています。マトリクスは機械打ちでA MX 164189 COC 59100-1/A MX 164190 COC 19100-2です。

B面のラベルです。

EMI盤のラベルです。左側に回転数、規格番号、マトがあります。右側にベロマークがあります。左右両方に面表記があります。曲目は中央揃いで、曲目の上にタイトルが、下にグループ名があります。一番下にプロデューサーのジミー・ミラーのクレジットとパブリッシャーがあります。リムにMADE BY EMI (AUSTRALIA) LIMITED SYDNEY, NSW.と書かれています。マトリクスは機械打ちでMX 164189/MX 164190です。

B面のラベルです。

オーストリア盤の『STICKY FINGERS』の特徴は何といってもジッパーがイラストなのに開くということだと思います。ジッパーのが部分はイラストの国は多数ありますが通常は印刷のみでジッパーは開きませんが、このオーストラリア盤はジッパーの部分に切れ目が入っており、中のブリーフが見えるようになっています。また、普通のイラストの国はこのブリーフの部分が無いので普通のシングル・ジャケとなっていますが、このオーストラリア盤はジッパーは無いがオリジナルのジャケットの作りを尊重した形となっています。このオーストラリア盤は90年代に現地に住んでいた日本人の方に送って頂いたレコードで初めて見た時はジッパーの部分が国によって違うものだなと思い、ちょうどこの頃から各国盤を見るたびにジッパーの形を意識するようになりました。