ローリング・ストーンズのウルグアイ盤『DE NUESTRA INSPIRACION』です。1965年に発売され、規格番号はLL 3429です。内容はUSA盤『OUT OF OUR HEADS』と同じでウルグアイでは最初から最終プレスまでモノラルのみの発売でした。ジャケットはUSA盤と同じ写真が使われていますが、左下に楕円形の枠がありその中にスペイン語でタイトルとグループ名のLOS ROLLING STONESが書かれています。ジャケットは裏ジャケ違いの2種類あり、厚紙でUSA盤と同じになっているものなっているものと、UK盤のようなぺらジャケのような紙質で裏側がフリップバック仕様とがあります。Discogsでは両方共1st pressとなっているためどちらが初期型のジャケットなのか分かりませんが、80年代のラベルがぺらジャケの方のジャケットに入っている事からここでは厚紙のUSA盤のような作りの方を初期型、ペらジャケの方を後期型として話を進めていきます。また、後期型の方は南米盤によく見られるジャケットの周りをビニールで包んであるものも存在します。

左上にffrrの6角形のロンドンのロゴがあります。上が初期型、下が後期型です。後期型の方はロゴの上にCL 3429と書かれています。

タイトルの部分です。スペイン語でタイトルが書かれていますが、この部分だけでもUSA盤とは雰囲気が全く違いますね。グループ名はLOS ROLLING STONESとなっています。また、USA盤にもあった米印のような記号も書かれています。

裏ジャケです。こちらは初期型の方です。上部にスペイン語のタイトルとグループ名、左側に曲目、右側にスペイン語で解説が書かれています。

こちらは後期型のジャケットです。上のジャケとはデザインが全く違い上下フリップバック仕様となっています。デザイン的なLOS ROLLING STONESが目立ちます。上のジャケットとは文字のフォントが全く違いますがこちらも左側に曲目、右側にスペイン語による解説が書かれています。

左上の部分です。上が初期型、下が後期型です。初期型の方は規格番号が、後期型の方はロンドンのロゴがあります。こうやって見ると後期型の方はフリップバック仕様となっているのがよく分かります。

右上の部分です。上が初期型、下が後期型です。両方共規格番号があります。

左下の部分です。上が初期型、下が後期型です。初期型の方はロンドンのロゴが、後期型の方は製造元のCLAVE I.E.M.S.A.のクレジットがあります。

右下の部分です。上が初期型、下が後期型です。初期型の方は製造元のCLAVE I.E.M.S.A.のクレジットがあります。その下にEMEOEとありますが、おそらくジャケットを印刷した会社の事だと思います。後期型の方は印刷所のConfeccionadoのクレジットがあります。

後期型のジャケットの下部中央には"EL DISCO ES CULTURA"(レコードは文化です。)とライセンスを持っているアメリカのロンドン・レコードのクレジットがあります。

曲目の部分です。こちらはA面の曲目です。面表記はFAZ Aで曲目はスペイン語で書かれています。その後に英語表記があります。

B面の曲目です。

ラベルです。このラベルのレコードは初期型のジャケットに入っていました。ウルグアイではこのアルバムが発売された65年にモノラル用のラベルのデザインが変わったのでこれはちょうど過渡期のラベルなのかも知れません。ウルグアイ盤でもあまり見かけないタイプです。上部にロンドンのロゴがあります。その下にLONG PLAYINGと書かれています。左側にウルグアイの著作権を管理する団体のAGADU、右側にマトがあります。タイトルはスペイン語です。曲目は中央揃いでスペイン語→英語→作者クレジットの順に書かれています。グループ名がLOS ROLLING STONESとなっています。規格番号は一番下にあります。マトリクスは機械打ちでXARL 6791/XARL 6792です。

B面のラベルです。

65年から68年まで使われていたモノラル用のラベルです。このラベルのレコードは後期型のジャケットに入っていました。こちらは通常のウルグアイ盤のラベルによく見られるタイプのラベルです。上部にロンドンのロゴがあります。その下にLONG PLAYNGと書かれています。左側に面表記があります。面表記はLado 1/Lado 2です。ジャケットでは面表記はFAZ A/FAZ Bとなっていたのに別の表記というのも変わっていますね。その下にウルグアイの著作権を管理する団体のAGADUがあります。右側に規格番号とマトがあります。マトは逆さ文字となっています。 曲目の部分は上のラベルのようにスペイン語→英語→作者クレジットの順に書かれています。上のラベルではLOS ROLLING STONESとなっていましたが、このラベルではTHE ROLLING STONESとなっています。マトリクスは機械打ちでXARL 6791/XARL 6792です。このラベルのレコードは私のは後期型のジャケットに入っていましたが、Discogsでは初期型のジャケットの方に入っているのもあるようです。

B面のラベルです。

70年代後半に使われていたラベルです。このラベルのレコードは後期型のジャケットに入っていました。このラベルは入っていたことによってしょきがた、後期型と判断しました。ロンドンのロゴがボックスに変わっています。その他の文字の配置は上のラベルと同じです。マトリクスは機械打ちでXARL 6791/XARL 6792です。

B面のラベルです。

ウルグアイは小さな国なのでこんなにも作りが違うジャケットがあるとは驚きましたが、初期型はUSA盤のロンドン盤と同じ作りで、後期型はUK盤のようなぺらジャケのフリップバック仕様と対照的になっているのが面白いですよね。ウルグアイではモノラルのみの発売で結局ステレオ(疑似ステ)は最後まで発売されませんでした。音は結構すっきりとしたいい音が聴けますが何といってもジャケットやラベルがスペイン語で書かれているのが珍しいですよね!