ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本EP盤 黒くぬれ!!

ローリング・ストーンズの日本EP盤『黒くぬれ』です。1966年(昭和41年)4月に発売され、規格番号はLS 70です。このEPのオリジナルは値段が500円で裏ジャケがフリップバック仕様になっていないジャケットです。セカンド・スリーヴは値段が600円で裏ジャケがフリップバック仕様となっています。収録曲はA面「黒くぬれ」「フライト505」、B面が「ゴーイング・ホーム」となっています。B面が1曲だけというのは「ゴーイング・ホーム」が11分超えの長い曲をカット無しで収録しているためです。ジャケットは日本編集盤の『ゴールデン・アルバム』にも使われていた5人の写真が使われています。

右上にステレオ・エリート・シリーズのロゴがあります。

右上にロンドンのロゴと規格番号があります。

裏ジャケです。こちらはオリジナル盤のジャケットの方です。値段が500円となっています。このステレオ・エリート・シリーズは裏側がフリップバック仕様となっていますが、このタイトルだけ何故かフリップバックではないジャケットが存在します。

こちらはセカンド・スリーヴで上下フリップバック仕様になっています。値段は600円に変更されています。私は最初こちらのフリップバック仕様の方がオリジナルと思っていましたが、値段が600円と印刷されており、後で写真を上げますが背もタイトルが無いくらい薄いものなので、どうやらこちらがセカンド・スリーヴらしいです。

左上の部分です。上が500円盤、下が600円盤です。回転数が書かれていますが、フリップバック仕様の方は折ってある部分が回転数の文字にかかってしまっています。

上部中央です。上が500円盤、下が600円盤です。ステレオ・エリート・シリーズと書かれています。

右上の部分です。上が500円盤、下が600円盤です。規格番号と値段があります。

左下の部分です。上が500円盤、下が600円盤です。ロンドンのロゴがあります。

下部中央の部分です。上が500円盤、下が600円盤です。発売元のキングレコードのクレジットがあります。

右下の部分です。上が500円盤、下が600円盤です。コピーライトの©1966とJISマークがあります。

背の部分です。500円盤は青い背にタイトルやグループ名などが書かれていますが、600円盤の方は背が薄く何も書かれていません。

歌詞カードです。

下部に規格番号のLS 70があります。

歌詞カードの裏側です。

下部左下にロンドンのロゴと発売元のキングレコードのクレジットがあります。

右下にコピーライトの©1966とJISマークがあります。

ラベルです。ステレオ・エリート・シリーズ専用の黒ラベルです。上部にffssとロンドンのロゴがあります。その下にデッカ・レコードのクレジットがあります。中央にSTEREO ELITE SERIESと回転数が書かれたラインがあります。左側に面表記、右側に規格番号があります。曲目は中央揃いです。一番下にグループ名とマトがあります。マトリクスは機械打ちでSDCt 81-3/SDCt 82-7です。600円盤の方はSDCt 81-15/SDCt 82-2です。両方共JISマークがあります。他のEPのマトはSDCTと全て大文字になっていますが、このタイトルだけなぜかSDCtとtだけ小文字になっています。

B面のラベルです。

ステレオ・エリート・シリーズと謳っているにもかかわらずここに収録されている「黒くぬれ」はモノラル(疑似ステ)で収録されています。この曲は当時の日本盤のシングルでもモノラルでしたし、日本で初めてリアル・ステレオが登場したのは翌67年12月に発売された『あなたが選んだローリング・ストーンズゴールデン・アルバム』という日本独自の編集盤になります。他の2曲は『AFTERMATH』同様リアル・ステレオで収録されています。また、このEPの特徴は何といっても「ゴーイング・ホーム」がフルで収録されている事だと思います。この曲のシングルは他にフランス盤でA面に前半のヴォーカル部分を、B面に後半のアドリブ部分を収録したシングルはありましたが、片面に11分の曲をフルで収録しているレコードは世界中でこれだけです。『AFTERMATH』からだったら「アンダー・マイ・サム」や「レディー・ジェーン」を選びそうですが、「フライト505」と「ゴーイング・ホーム」を収録するあたりなかなか渋い選曲のレコードですよね!