ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

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ローリング・ストーンズ 日本EP盤 マザー・イン・ザ・シャドゥ!! 

ローリング・ストーンズの日本EP盤『マザー・イン・ザ・シャドゥ』です。1967年(昭和42年)1月に発売され、規格番号はLS 98です。A面に「マザー・イン・ザ・シャドウ」「フーズ・ドライヴィング・ユアー・プレーン」、B面に「カム・オン」「ノット・フェイド・アウェイ」の4曲が収録されています。ジャケットはシングル盤の「マザー・イン・ザ・シャドウ」で使われていた写真と同じものが使われているので少し手抜きのような気がします。表側だけコーティングされており、当時の値段は500円です。

左上にステレオ・エリート・シリーズのロゴがあります。

右上にロンドンのロゴと規格番号があります。

曲目の部分です。A面の2曲は当時の最新曲なので分かりますが、B面はなんで今更ここに収録されたのかよくわかりません。日本では何故かこのEPの1年前に「カム・オン」がシングル・カットされています。

裏ジャケです。今までのこのシリーズは裏側は解説が載っていましたが、このEPは曲目と歌詞が載っています。そのためこのEPには歌詞カードが付いていません。

左上に回転数があります。

上部中央です。ステレオ・エリート・シリーズと書かれています。

右上に規格番号と値段があります。

左下にロンドンのロゴがあります。

下部中央に発売元のキングレコードのクレジットがあります。

右下にコピーライトの©1967とJISマークがあります。

ラベルです。ステレオ・エリート・シリーズの黒ラベルです。上部にffssとロンドンのロゴがあります。その下にデッカ・レコードのクレジットがあります。中央にSTEREO ELITE SERIESと回転数が書かれたラインがあります。左側に面表記、右側に規格番号があります。曲目は中央揃いです。一番下にグループ名とマトがあります。マトリクスは機械打ちでSDCT 143-3/SDCT 144-5です。両面にJISマークがあります。

B面のラベルです。

ステレオ・エリート・シリーズと謳ってますが、この4曲は全て疑似ステで収録されています。「マザー・イン・ザ・シャドウ」のリアル・ステレオ・ヴァージョンはブートで聴けるのでおそらく正式に作られてはいると思いますがなかなか世に出て来ないのが惜しいですね。「マザー・イン・ザ・シャドウ」はストーンズとしては初めてブラスを前面に押し出した曲で新しいサウンドが聴けます。そのB面だった「フーズ・ドライヴィング・ユアー・プレーン」はこの時期には珍しくなった完全なブルース・ナンバーです。B面の2曲は初期のカヴァー曲でシングルでも出ていましたが、日本でのデビュー・シングルが「彼氏になりたい」だったので「カム・オン」はあまり馴染みがなかったのかも知れませんね。当時の状況を考えると『ビッグ・ヒッツ』が出て、逆に「彼氏になりたい」の方がレア曲になってしまったのは面白い現象だったのではと思います。