前回に引き続きローリング・ストーンズのTMOQ盤です。このアルバムは以前紹介した『EUROPEAN TOUR 1970』と前回紹介した『BURNING AT THE HOLLYWOOD PALLADIUM 1972』の2枚をカップリングして1975年に廉価盤で発売された通称『TWO GREAT ALBUMS CHEAP』と呼ばれているレコードです。規格番号はTMQ 7505です。ジャケットには過去盤で使われていた2つのタイトルのハンコが押されています。写真は丸いステッカーのものですが、四角いステッカーのものもあります。

シールドの裏側に入っていたスリックです。機材に寄りかかるミックの写真が使われています。文字のフォントは2枚のアルバムのスリックで使われていたものです。中央に横向きの豚のマークがあります。その下にTMQ 7505があります。

タイトルの部分です。GREATは手書きで追加されています。

レコードは2枚共横向きの豚のマークのラベルで黒盤です。資料によると1枚目が青、2枚目が赤のものや、1枚目が白、2枚目が透明のものが存在するそうですが、75年という時期を考えるとカラー盤は存在しないのでは?と思います。もしかしたら販売されず残っていた過去のカラー盤を再利用したのかも知れませんね。

1枚目と2枚目のレコードのA面のラベルです。1枚目は『EUROPEAN TOUR 1970』で、1970年10月7日、エッセンでのライヴが収録されています。マトリクスは手書きでRS 108 A/RS 108 Bです。2枚目は『BURNING AT THE HOLLYWOOD PALLADIUM 1972』で、1972年6月9日、ロサンゼルスでのライヴが収録されています。マトリクスは手書きでRS 522-A/RS-522-Bです。A面はRSと数字の間のハイフンがありません。

1枚目、2枚目のB面のラベルです。

この廉価版のシリーズは最初はボブ・ディランの2枚組を発売を機に過去の1枚組のTMOQのアルバムを2タイトルまとめて2枚組として再発することにしたのが始まりだそうです。オリジナルの2枚のアルバムをひとつのジャケットに入れて過去のハンコを再利用すればいいのでこのシリーズは新作を作るよりも安く出来上がったようです。このシリーズはストーンズの他にボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリクス、フー、ビートルズなど10タイトルが作られました。このアルバムに収録されているストーンズの2公演は当時としてはものすごくいい音で収録されているのでこうして廉価版で再発されるリストに上がったのかも知れませんね。