ローリング・ストーンズのUK盤「Waiting On A Friend / Little T&A」です。1981年11月30日に発売され、規格番号はRSR 109です。AB面共アルバム『TATTOO YOU』からのヴァージョンが使われています。ピクチャー・スリーヴはUSA盤と同じミックとキースの写真が使われていますが、UK盤は写真が一回り小さく周りに枠があり、その上下にグループ名とタイトルが書かれています。「Start Me Up」同様このシングルも表側に規格番号やベロマークはありません。

ピクチャー・スリーヴの裏側です。上部レコード取り出し口に切り込みがあります。両側がフリップバック仕様になっています。

右上に規格番号があります。

左下にFROM THE ALBUM "TATTOO YOU"とアルバムの規格番号が書かれています。

右下にベロマークがあります。

ラベルです。プッシュ・アウト・センターです。このタイトルは「Start Me Up」にあったソリッド・センターのレコードは無いようです。上部にアルバムと同じ白抜きのグループ名とベロマークがあります。左側にEMIのクレジットとパブリッシャーがあります。右側に規格番号とマトとプロデューサーのグリマー・ツインズのクレジットがあります。一番下に「Start Me Up」にはなかったエンジニアのクリス・キムジーのクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでRSR-109 A1/RSR-109 B1です。

B面のラベルです。

プロモ盤のラベルです。規格番号はRSR 109 DJとなります。このプロモにはエデイット・ヴァージョンが収録されています。プッシュ・アウト・センターに「DEMO RECORD NOT FOR SALE」のクレジットがあります。右側に規格番号のRSR 109 DJトマト、プロデューサー・クレジットがあります。その下に「Radio Edit Version」があるのが特徴です。マトリクスは機械打ちでRSR 109 A DJ-1/RSR 109 B DJ-1です。

B面のラベルです。こちらもプッシュ・アウト・センターに「DEMO RECORD NOT FOR SALE」のクレジットがあります。"Radio Edit Versionと書かれていますが、こちらは通常のアルバム・ヴァージョンが収録されています。

「Waiting On A friend」は『GOATS HEAD SOUP」の時のアウトテイクで、ミック・テイラーがギターを弾いています。また、ソニー・ロリンズのサックスと、ニッキー・ホプキンスのピアノが聴けます。このプロモ・シングルには3'37"のエデイット・ヴァージョンが収録されています。エディット・ヴァージョンはイントロが4回のところ2回にカット、サックスソロが始まる前のミックの"I just waiting on a friend"のフレーズを数回カット、サックスソロも6秒ほど短くなっています。後半のミックの"I just waiting on a friend"と繰り返すフレーズを数回カットしエンディングに持ってきています。このエデイット・ヴァージョンは当時日本盤のシングルにも収録されていましたね。ミックがキースと待ち合わせをして街を歩いているというPVも印象的でした。B面の「Little T & A」は『SOME GIRLS』のセッションの頃から試されていた曲です。キースがヴォーカルで、ピアノを弾いているのはスチュです。B面とはいえキースのヴォーカル曲がシングルで発売されるのは72年の「Happy」以来ですね。この「Little T&A」は発売後の81、82年ツアーやその後のツアーでも演奏され、「Happy」同様キースの重要なコンサートでのレパートリーになっていますね。