ローリング・ストーンズのドイツ盤『2LP'S ORIGINAL COVER』です。1974年2月に発売され、規格番号はSD 3021/1-2です。再発盤は76年2月に発売され、規格番号はSD 3024/1-2、6.28102 DXと変更になっています。これはドイツで67年1月に発売された『GOT LIVE IF YOU WANT IT』(SHZ 547)と71年4月に発売された『STONE AGE』(SLK-16702-P)のカップリングになっています。ジャケットは見開きで表側は『STONE AGE』のものが使われています。ジャケットはコーティングは無くすべすべした感じになっています。Discogsではタイトルを『STONE AGE / GOT LIVE IF YOU WANT IT』となっていますがここでは他と区別するためにタイトルを『2LP'S ORIGINAL COVER』としました。背にはROLLING STONESの文字と規格番号しかありません。

右上にデッカのロゴとこのカップリングのキャッチ・コピーの『2LP'S ORIGINAL COVER』があります。指紋のようなデザインが面白いですよね。

裏ジャケです。こちらは『GOT LIVE IF YOU WANT IT』になっています。ドイツのオリジナル盤同様上部のグループ名の下に大きくLIVEと書かれています。タイトルは左下にあります。LIVEという文字を黄色で強調しているのもドイツのオリジナル盤と同じデザインです。

左上にデッカのロゴと規格番号があります。上がオリジナル盤、下が再発盤です。オリジナル盤は規格番号の下にSTEREOと書かれています。再発盤の方はオリジナル盤の規格番号の下に新たな番号6.28102 DXと2LPsと書かれています。シールを貼り付けたように見えますが実際は印刷です。

見開きの内側です。それぞれのアルバムの裏ジャケが並んで印刷されています。

『STONE AGE』側の右下にオリジナルの規格番号が書かれています。

『GOT LIVE IF YOU WANT IT』側にも同様にオリジナルの規格番号が書かれています。

『STONE AGE』の曲目です。

『GOT LIVE IF YOU WANT IT』の曲目です。

ラベルです。規格番号がSD 3024/1のオリジナル盤のラベルです。上部にデッカのロゴがあります。左側にドイツの著作権協会GEMAのロゴとパブリッシャー、マトがあります。右側に大きくSTEREO、規格番号、面表記があります。面表記はSeite 1です。曲目は中央揃いです。マトリクスは機械打ちでZAL-10432-P Ⅰ A-B-Ⅱ/ZAL-10433-P Ⅰ A-B-Ⅱです。最後のA-B-Ⅱの部分は手書きです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。これはドイツ盤『STONE AGE』のオリジナル盤と同じマトです。

B面のラベルです。

2枚目のラベルです。規格番号はSD 3024/2となっています。面表記はSeite 3となっています。マトリクスは機械打ちでK ZAL-7517-Ⅰ X/K ZAL-7518-Ⅰ Xです。これはドイツ盤『GOT LIVE IF YOU WANT IT』のセカンド・プレスと同じマトです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

B面のラベルです。

再発盤のラベルです。規格番号が6.28102に変更となっています。デッカのロゴの右側にレーベルコードのLC 0171が加わり、右上にあった大きなSTEREOの文字がなくなった以外は文字の配置は上のラベルと同じです。マトリクスは手書きで6. 21 432 01-1/1 A-B-Ⅱ//6. 21 432 01-2 A-B-Ⅱです。A面のマトにスラッシュがあるのでAB面の境は/です。過去のマトを線で消してあります。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。これはドイツ再発盤の『STONE AGE』と同じマトです。ただ、そちらは枝番が違い、また過去のマトもXXXXXXXXと消してあるので単品の再発盤の方がこちらよりもプレスが早いと思います。

B面のラベルです。

2枚目のレコードのラベルです。規格番号は6.28102-2となっています。マトリクスは機械打ちで6.22429-00-1/6. 22429-00-2です。過去のマトをXXXXXXXXと消してあります。これは枝番が違いますが、70年代のドイツ再発盤の『GOT LIVE IF YOU WANT IT』と同じマトです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

2枚目のレコードのB面のラベルです。

しかし、よく考えるとなんでこの2枚のアルバムをカップリングにしたのか分かりませんよね!当時の日本では『GOT LIVE IF YOU WNT IT』と『GET YER YA-YA'S OUT』をカップリングしたレコードがありましたが、そちらの方がライヴで統一感がありましたが、こちらはアルバム未収の編集盤とライヴ盤というレア度を狙ったのかも知れませんね。
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