ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ UK盤 TATTOO YOU① オリジナル盤!!

ローリング・ストーンズのUK盤『TATTOO YOU』です。1981年8月27日(24日、31日説もあり)に発売され、規格番号はCUNS 39114です。ジャケットのデザインはピーター・コリストンによるもので表側に刺青のミックが、裏側に刺青のキースがいます。当時音楽誌でストーンズの新アルバムが出るといってこのジャケットの写真を見た時はジャケットが見開きになっていて『GOATS HEAD SOUP』のように内側に刺青のビル、チャーリー、ロニ― がいるのかと想像していましたが、残念ながらシングル・ジャケでミックとキースしかいませんでした(笑)。ピーター・コリストンはツェッペリンなどロックのジャケットを数多く手掛けていてストーンズ関係では『SOME GIRLS』『UNDERCOVER』を手掛けています。上部にグループ名とタイトルがあります。ジャケットではROLLING STONES表記になっていて"THE"がありません。ラベルはTHE ROLLING STONESとなっています。また、表側にはベロマークや規格番号等のクレジットはありません。 

裏ジャケです。こちらはキースになっています。

右上に規格番号のCUNS 39114とSTEREO、この時期のEMIのヨーロッパ盤や南米盤によく見られる長い番号があります。UK盤はOCで始まっており、ここではOC 064-64 533となっています。

曲目の部分です。その下に販売元のEMI Recordsとパブリッシャーがあります。

キースの肩の上に"Country of Manufacture of record as stated on record label"と書かれています。

右下にベロマークとカセット・テープのクレジットがあります。

インナーです。各国盤同様獣の足がハイヒールになっているデザインです。四方ともコーナーが丸くカットされています。このデザインはシングル盤の「Start Me Up」でも使われていましたね。

クレジットの部分です。活字に合わせてインナーを横向きにして撮っています。プロデューサーのグリマー・ツインズ、エンジニアのクリス・キムジー、ミキサーのボブ・クリアマウンテンのクレジットなどがあります。

右下に規格番号のCUNS 39114があります。

インナーの反対側です。各国盤と同じ波のようなデザインです。上部レコード取り出し口に切り込みがあります。

ラベルです。上部にグループ名、タイトル、ベロマークがあります。グループ名は最初にも書きましたが、ジャケットではROLLING STONESとなっていましたが、ここではTHE ROLLING STONESとなっています。左側に回転数、STEREO、パブリッシャーがあります。右側に面表記、規格番号、マトがあります。曲目は中央揃いで、タイトル、作者の順に書かれています。下部に販売元のEMI、プロデューサーのグリマー・ツインズ、ミキサーのボブ・クリアマウンテン、エンジニアのクリス・キムジーのクレジットがあります。リムの最後にMANUFACTURED IN THE UK BY EMI RECORDS LIMITEDと書かれています。マトリクスは機械打ちでCUNS 39114 A-1/CUNS 39114 B-2です。

B面のラベルです。

このアルバムを初めて聴いた時「Slave」と「Worried About You」の2曲は『BLACK AND BLUE』のアウトテイクを集めたブートで聴いて知っていたのでなんでここに収録されているんだと驚きました。「Slave」はブートではインストルメンタルだったのにここではヴォーカルが入っているのも不思議でした。その頃はこのアルバムが過去の音源の寄せ集めとは知らず『EMOTIONAL RESCUE』が出て1年で新譜が出るのも久し振りのことだったので歓喜していました。純粋な新曲は「Neighborus」と「Heaven」の2曲だけで、あとは『GOATS HEAD SOUP』の頃から80年までのセッションのアウトテイクを焼き直した曲が収録されています。アウトテイクの寄せ集めでもこんなに素晴らしいアルバムになってしまうのだからストーンズってスゴイですよね!また、A面はロックン・ロール調の曲、B面にはバラード調と分かれている構成も特徴で若い頃はA面ばかり聴いていたのを思い出します。年取ってからはB面も渋くて気に入ってますけどね(笑)。大ヒットとなった「Start Me Up」から81年ツアーでも演奏された「Waiting On A Friend」までストーンズらしい名曲が並んでいる素晴らしいアルバムだと思います。次回はUK盤の再発盤を紹介します。