ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ コロンビア盤 GIMME SHELTER!!

ローリング・ストーンズのコロンビア盤『GIMME SHELTER』です。1971年に発売され、規格番号はSKL 5101です。コロンビアでの発売元はDARO International(裏ジャケのクレジットやラベルではDARO Ltda.表記)という会社です。ジャケットのデザインは各国と同じで普通よりもやや柔らかいぺらジャケに近い紙質です。ジャケット下部にUK盤にあったクレジットがそのまま残っています。コロンビアでもライヴ・トラックはこの時点で初登場だったので、U.K.の部分をColombiaと変えて発売すればよかったのに、と思ってしまいます。

右上にロンドンのロゴがあります。下にデッカのロゴがうっすらと見えています。このタイトルでロンドンは少し違和感がありますよね!

裏ジャケです。表側と同じ写真を使ったコロンビア独自のデザインとなっています。表側にあった曲目をそのまま残して、ジャケットの下半分に新たに曲目を足しています。この仕様はコロンビア盤独自のものです。

右上の部分です。発売元のDARO Internationalのロゴと規格番号があります。ロゴの下にDECCAのロゴの枠が残っています。その下に規格番号のSLK 5101、ステレオを表すSTEREOFONICO、その下に「このディスクはモノラル機器でも使用できます。」と書かれています。

左下に"Programado para Colombia por BIF"と書かれています。

下部のクレジットの部分です。製造国のコロンビアと販売元のDARO Internationalのクレジット(ここではDARO LTDA.表記)があります。

ラベルです。コロンビアで65年以降に使われていたステレオ用のオープン・ロンドンのラベルです。上部にffssとロンドンのロゴがあります。中央にFULL FREQUENTY STEREOPHONIC SOUNDと書かれています。左側に回転数と面表記があります。面表記は。右側にマトと規格番号があります。曲目は中央揃いです。リムに"Manufacturedo en Colombia por Importaciones Daro Ltda."とあります。この部分でコロンビア盤と判断出来ます。マトリクスは機械打ちでXZAL-10820P-1W/XZAL-10821P-1Wです。これはUK盤のマトと同じです。

B面のラベルです。

A面のスタジオ盤の方はまあまあの音ですが、B面のライヴの方は音がこもっていてあまり良くないです。あと、レコード盤が普通の12インチ(30㎝)よりも多少大きめになっています。『GIMME SHELTER』の別ジャケはあまりないのですが、このコロンビア盤は裏ジャケが独自というのが特徴です。ジャケットの表側を白黒にして曲目を足しただけですが、オリジナルの文字だけのジャケットよりも味わいのあるものになっています。コロンビアでは実況録音盤の『GOT LIVE IF YOU WANT IT』が発売されていなかったので、このB面のライヴの部分は初登場で珍しかったのではと思います。ただ、6曲収録されている中で「I've Been Loving You too Long」と「Fortune Teller」の疑似ステ2曲が収録されているのが惜しいですよね。これなら代わりに他の本物のライヴを2曲入れても良かったのではと思います。なお、コロンビアでは『GOT LIVE IF YOU WANT IT』が発売されていなかったと書きましたが、一部の資料では写真も規格番号もなく発売されたと書かれていますが、イタリアの方の資料本やDiscogsにも載ってなく、私自身も未だに見た事がないので、ここでは発売されていなかったという説に基づいて話を進めました。今後発見しましたら追記します。