ローリング・ストーンズのベルギー・シングル盤「Time Is On My Side / Congratulations」です。1964年11月に発売され、規格番号は23.544です。ジャケットはドイツのシングル盤と全く同じデザインになっているので、表側からは左上の規格番号の違いを見なければベルギー盤と判断出来ません。このジャケットは裏側が違うものが2種類存在します。

初期型の裏側です。こちらはドイツ盤の裏側をそのまま使っており、ディスコグラフィもドイツ盤のレコードが載っています。

別タイプの裏側です。こちらはオランダでのLPやシングル盤が載っています。これはオランダ・シングル盤の「Time Is On My Side」の裏側と全く同じなのでそのまま流用していると思われます。

上の2つの表側の左上の部分です。規格番号とデッカのロゴがありますが両方共同じデザインです。

上の2つの表側の右上の部分です。こちらにも規格番号とデッカのロゴがありますが両方共同じデザインです。

最初のジャケットを広げた写真です。デザインはドイツ盤と同じですがポケット型ではなく、他のベルギー盤のシングル同様1枚の紙を折りたたんだ形になっています。

2番目のジャケットを広げた写真です。こちらもデザインはオランダ盤と同じですがポケット型ではなく、他のベルギー盤のシングル同様1枚の紙を折りたたんだ形になっています。

付属のシートです。内容は「イギリスから来たこの5人は素晴らしいと思いませんか。ローリング・ストーンズのファン・クラブに参加しましょう。20Fの小切手を次の宛先に送ってください。」とストーンズのファン・クラブの入会案内になっていて、左側はオランダ語で、右側はフランス語で同じ内容の文が書かれています。2カ国の言語で書かれているのは、ベルギーではオランダ語、フランス語、一部ドイツ語が公用語として使われているからです。

ラベルです。上部にグループ名があります。左側に6角形のデッカのロゴがあります。右側に規格番号、マト、ベルギーの著作権協会D.R.のロゴがあります。下部は曲名と作者のみ書かれており、他のベルギー盤同様どこにもベルギーの文字はありません。マトリクスは手書きでFO 10871-3/FO 10872-2です。

B面のラベルです。

「Time Is On My Side」はオルガン・イントロ・ヴァージョンが収録されています。最初にも書きましたがこのレコードのジャケットは独自のジャケットが使われていた他のベルギー盤とは違い、表側はドイツのシングルと同じデザインで、裏側は一方はドイツ盤、もう一つはオランダ盤と全く同じデザインと急遽シングル発売が決まったのか簡易的なものとなっています。そのため外からは規格番号のところを見なければベルギー盤と判別出来ないのが不便です。「Time Is On My Side」はオリジナルはトロンボーン奏者のカイ・ウィンディングですが、ストーンズ・ヴァージョンは64年に発売されたアーマ・トーマスのヴァージョンを参考にしたと思います。2024年5月2日のニュー・オーリンズ・ジャズ・フェスティバルでそのアーマ・トーマスとストーンズが共演したのは感動でしたね。カヴァーとはいえ初期ストーンズの代表曲だと思います。