ローリング・ストーンズの日本再発盤『第1集』です。1972年(昭和47年)5月10日と6月10日にローリング・ストーンズのデビュー作から、日本独自の『ゴールデン・アルバム』までの初期の6枚が再発されました。5月10日には『第1集』『第2集』『第3集』の3枚が発売され、翌6月には『アウト・オブ・アワー・ヘッズ』『アフターマス』『ゴールデン・アルバム』の3枚が発売されています。6枚共、1969年(昭和44年)にサイケ調の日本独自のジャケットで出ていたレコードの再発になりますが、今回は普通のジャケットに戻されています。本当はこの再発盤はパスして飛ばそうとしましたが、ジャケットや裏ジャケが違うものもあるので取り上げることにしました。最初は『第1集』です。規格番号はSLC 410です。この時期に使われていたキングの赤い帯が付けられています。帯には「ローリング・ストーンズは”永遠”のロックン・ロール・グループです!」と書かれています。ジャケットは日本初回盤はぺらジャケでしたが、この再発盤は厚くしっかりとしたつくりになっています。当時の値段は2000円です。

帯を外した写真です。左上に日本独自のグループ名が書かれており、周りに白い余白があるため、ぱっと見では64年12月に日本で一番最初に発売されたジャケットと全く同じです。

右上にロンドンのロゴと規格番号のSLC 410があります。

裏ジャケです。大きくTHE ROLLING STONESと書かれ、曲目だけの独自のデザインとなっています。

帯を外した写真です。

曲目の部分です。「テル・ミー」から始まる日本独自の選曲となっています。UK盤で1曲目にあった「ルート66」はB面の元々「テル・ミー」があった3曲目に移動しています。そのせいかB面はロックンロール色が強い印象となっています。日本ではUK盤と同じ曲目になるのはずっと後の82年からです。曲目の下に販売元のキングレコードと©1972、当時の価格の¥2000があります。

ライナーノートです。左側に曲目があり、右側に朝妻一郎さんの解説が載っています。現在流行りのニューロックというジャンルもストーンズ初期の白人によるリズム・アンド・ブルースがもとになっているといった内容のことが書かれています。1曲毎に曲紹介もされており、オリジナルのアーティストのことなどが載っています。

曲目の下に販売元のキングレコードのクレジットがあります。

裏側は歌詞カードになっています。

ラベルです。上部にffssとロンドンのロゴがあります。中央のラインにFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDと書かれていますが、このレコードは実際にはステレオではなく疑似ステとなっています。左側に面表記があります。右側に回転数、規格番号、パブリッシャーがあります。曲目は中央揃いです。マトリクスは機械打ちでSDLBT 744 C-1/SDLBT 745 B-1です。

B面のラベルです。

「テル・ミー」は日本初回盤同様きれいにフェイドアウトするヴァージョンが収録されています。このレコードは何といっても裏ジャケが日本独自という事だと思います。この再発盤の頃になると中学生になりレコード店に通うようになり、この再発盤のシリーズはリアルタイムでレコード店の棚でよく見かけました。ただ、中学生でアルバムはそんなに買えなかったので、このストーンズのファースト・アルバムや『アフターマス』以前の初期のアルバムを買ったのはこれより3~4年も後のことになります。「テル・ミー」が入っていたので救われましたが、初めてこのアルバムを聴いた時はなんじゃこりゃと良さがあまり分からなかったのを覚えています。この頃はやっぱりシングル盤を買うのが主で、ジョン・レノンの「イマジン」や、シルビー・バルタンの「悲しみの兵士」、T. レックスや当時人気絶好調の天地真理のレコードなどを買っていたのを思い出します。