今回から3回に分けてローリング・ストーンズの編集盤『COLLECTOR'S ONLY』を紹介します。当時日本にも多く輸入され、レアな曲が多かったので買われた方も多かったと思います。日本ではオーストラリア盤が多く販売されていたと思いますが、このレコードはフランス(79年)、ドイツ(80年)、オーストラリア(82年)で発売されていたので今回から3回に分けて紹介します。今回はフランス盤です。1979年(80年6月説もあり)に発売され、規格番号は211035です。フランスでは他国と比べると編集盤の数は少ないですが、このレコードは「I've Been Loving You Too Long」の歓声無しのヴァージョンや当時入手不可能だったUK盤EPの『GOT LIVE~』に収録されていたライヴ音源等レア曲ばかりを集めた画期的なレコードです。ジャケットは65年頃のメンバーの写真が使われています。ジャケット表側にグループ名や、規格番号、DECCAのロゴなどが一切ありません。

裏ジャケです。上部にタイトルとグループ名があります。UK盤EPの『5X5』の裏ジャケと同じ写真が使われています。

右上にMONOと規格番号211035があります。その後にVol.23とありますが、フランスでは1978以降『ファースト』から『METAMORPHOSIS』までのタイトルがJacques Leblancというシリーズで再発されていますが、このアルバムはそのシリーズの一環で最後にアルバムに収録されていないレア曲を集めたアルバムを作ろうという事で作られたことが分かります。他のタイトルも全て規格番号が211~から始まります。

右下にPRESSE EN FRANCEがあります。

左下にDECCAのロゴがあります。その左側に印刷所なのか分かりませんがPhotos Xと書かれています。

A面の曲目です。「As Tears Go By」のイタリア語ヴァージョンの「Con Le Mie Lacrime」が収録されていたるも当時としては画期的でしたね。

B面の曲目です。こちらはUK盤EP『GOT LIVE IF YOU WANT IT』全曲とヨーロッパではレア曲だったUSA盤『NOW』の「Everybody Needs Somebody To Love」が収録されています。「Get Off Of My Cloud」はアルバムの『GOT LIVE IF YOU WANT IT』のヴァージョンです。

曲目の下にプロデューサー、エンジニアやメンバーの担当楽器などが書かれています。「You Can't Always Get What You Want」は冒頭の合唱隊のコーラス部分が無いシングル・ヴァージョンで、ここにはステレオと書かれていますが実際はモノラルです。

ラベルです。ボックスト・デッカの青ラベルです。ジャケットではMONOと書かれていましたが、ここではフランスで70年代に使われていたステレオ用のラベルが使われています。が、左側に小さくMONOとあります。右側に規格番号の211.035と面表記があります。面表記はFACE Aです。曲目は中央揃いとなっており、曲名の次に作者、タイムの順にクレジットされています。マトリクスは手書きで211035 A JSI/211035 B JSIです。

B面のラベルです。

「Con Le Mie Lacrime」はイギリスや日本では81年の『SLOW ROLLERS』で初めてリリースされたのでフランスではそれよりも2年も前に発売されていたんですね!「Memo From Turner」はミックのソロ・ヴァ―ジョンです。「Everybody Needs Somebody To Love」は『NOW』のヴァージョンです。日本では『No.2』のヴァージョンの方がレアでしたが、よく考えたらフランスやヨーロッパでは『NOW』が発売されていなかったんですね。当時はレアな曲が国によって違うことが驚きです!ただ「Get Off Of My Cloud」だけは全然レアではないのでなんでここに収録されたかは不明です。当時日本でも『A ROOLING STONE GATHERS NO MOSS』というアルバム未収録の曲を集めた便利なアルバムがあったのを思い出します。次回はドイツ盤を紹介します。