前回に引き続きローリング・ストーンズの編集盤『COLLECTOR'S ONLY』です。前回はフランス盤でしたが今回はドイツ盤を紹介します。フランス盤は1979年の発売といわれていますがドイツ盤は1980年6月に発売され、規格番号は6.24321です。ドイツでの販売元はTELDECです。ジャケットの表側はフランス、オーストラリア盤と全く同じデザインとなっています。ドイツ盤は表裏コーティングされたように艶があるジャケットでハイプ・ステッカーが貼られています。

ハイプ・ステッカーです。ここでも書かれていますがやはり「As Tears Go By」のイタリア語のヴァージョンがこのアルバムの目玉だと思います。この時点ではUK盤の『SLOW ROLLERS』は発売されていなかったので当時この曲はイタリアのシングル盤でしか聴くことが出来なくホントにレアでしたね!

裏ジャケです。

ドイツではデッカの配給元がTELDECからポリグラムに変わったのでこのアルバムも88年9月12日にから規格番号を820 722-1と変えて再発されています。ジャケットの表側はデッカ盤と同じなのでここでは省略します。なお、ポリグラム盤はハイプ・ステッカーは元々付けられていませんでした。裏ジャケ右上の部分です。裏ジャケ上がデッカ盤、下がポリグラム盤です。

A面の曲目です。

B面の曲目です。

左下の部分です。左側がオリジナルのデッカ盤、右側が再発のポリグラム盤です。ロゴがDECCAからLONDONに変わっています。両方共左側角にPHOTOS Xのクレジットがあります。フランス盤でもこのPHOTOS XのクレジットがありましたがDiscogsでも何のクレジットか不明となっています。

下部中央の部分です。上がデッカ盤、下がポリグラム盤です。両方共住所が書かれています。デッカ盤がMade in Germany、ポリグラム盤はPrinted in West Germanyとなっています。

左下の部分にレーベルコードが書かれています。上がデッカ盤、下がポリグラム盤です。

インナーです。ドイツ盤はこのアルバム専用のインナーが付けられています。上部にドイツ語で解説が書かれていますが、内容はこのアルバムについてのことでデビュー以来オリジナル・アルバムに収録されなかった曲を集めており、各曲の解説が書かれれています。最後の「Everybody Needs Somebodey To Love」については完全未発表のリハーサル音源だと書かれています。『NOW』に収録されているヴァージョンですが、アメリカや日本と違い当時このヴァージョンはヨーロッパ諸国では発売されていなかったので初めて聴いた人は驚いたでしょうね。逆に私は『No.2』のヴァージョンはCD化で初めて聴きました。これはデッカ盤、ポリグラム盤共に同じものが付いています。詳しい解説が付けられているのがドイツ盤らしいですね。

インナーの反対側です。

インナーの下部中央の部分です。上がデッカ盤、下がポリグラム盤です。同じことが書かれていますがわずかに文字の大きさが違います。

インナーの右下の部分です。上がデッカ盤、下がポリグラム盤です。それぞれの規格番号が書かれています。

ラベルです。こちらはオリジナルのデッカ盤のラベルです。上部にデッカのロゴとレーベルコードがあります。左側にドイツの著作権協会GEMAのロゴとマトがあります。右側に規格番号、面表記、STEREOがあります。曲目は中央揃いでタイトル、作者、パブリッシャー、タイム表記の順に書かれています。マトリクスは機械打ちで6.24 321-01-1/6.24 321-01-2です。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

B面のラベルです。

ポリグラム盤のラベルです。80年代のシルバーのラベルになっています。上部にLONDONのロゴ、回転数、レーベルコードがあります。左側にマト、Made in West Germanyがあります。なお、このポリグラム盤はこの部分にMADE IN HOLLANDと書かれたレコードも存在します。右側に規格番号、BEAM/STEMRAがあります。STEMRAというのはオランダの音楽保護団体のことなのでMADE IN HOLLANDと書かれていた方のこのアルバムはオランダ国内でも発売されていたと思います。曲目は中央揃いで、デッカ盤同様タイトル、作者、パブリッシャー、タイム表記の順に書かれています。マトリクスは機械打ちで6.24 321-01-1/6.24 321-01-2です。上のラベルにあったManufactured in Germanyの刻印はありません。

B面のラベルです。

デッカの再発盤シリーズの一環として最後にレア曲を集めて発売されたフランス盤とは違い、このドイツ盤は単発で発売されていました。このアルバムがどこの国で企画されたのかを考えた場合あくまでも仮説ですがフランスで企画されたアルバムなのではと思います。ドイツでは88年9月12日発売のポリグラムからの再発シリーズに加えられたので結構人気があったアルバムだったのかも知れませんね。次回はオーストラリア盤を紹介します。