ローリング・ストーンズのオランダ盤『OUT OF OUR HEADS』です。オリジナル盤はモノラルのみで1965年10月に発売され、規格番号はLK 4725です。モノラルのみと書いたのはオランダではモノラルのみ自国でプレスし、ステレオ盤はUK輸出仕様の『OUT OF OUR HEADS』(SKL 4725)を輸入して販売していたそうです。ジャケットと曲目はUSA盤仕様となっています。また、78年に独自の裏ジャケで再発されているので同時に紹介しようと思います。最初はオランダ・オリジナル・モノラル盤です。ジャケットは表側だけコーティングされており、USA盤でシュリンクの上に貼られていたハイプ・ステッカーが直接印刷されています。UK輸出仕様のような周りに白い枠はありません。

裏ジャケです。こちらもUSA盤と同じデザインです。

右上にデッカのロゴと規格番号があります。

「I'm Alghit」は「I'M All Right」となっています。

インナーは60年代のオランダ盤で使われていた専用のものです。

ラベルです。オランダで63年から70年まで使われていた青いラベルです。四角い枠の中にMONOと書かれているのでモノラル盤と判別出来ます。上部にffrrとデッカのロゴがあります。中央の四角い枠の中には規格番号、BIEM、回転数MONO、マト、MADE IN HOLLAND、面表記があります。曲目は左揃いになっています。マトリクスは機械打ちでARL 6791 1L 1 670 11/ARL 6792 2L 670 113

B面のラベルです。

ここからは78年の再発盤です。オランダでは78年から79年にかけて過去のアルバムが再発されましたが、『OUT OF OUR HEADS』は78年に発売され、規格番号は6835 107に変わります。内容はUSA盤のステレオ(疑似ステ)と同じです。この再発盤のシリーズでは何故かこの『OUT OF OUR HEADS』だけ裏ジャケが独自のものに変更されています。ジャケットの表側はオリジナル盤と同じです。またジャケットの表裏コーティングされているような艶があります。

この再発盤はタイトルの下にうっすらとMONOとUSA盤の番号のLL 3429の文字が残っています。

裏ジャケです。デザインが一新され、68年頃のメンバーの写真が使われています。曲目のレイアウトも独自のものとなっています。

右上にSTEREOと規格番号、デッカのロゴがあります。

曲目の部分です。オリジナル盤とは違うフォントになっていますが、こちらも「I'm All Right」表記になっています。

クレジットの部分です。

下部左側に"This modern record can be played with every modern light-weight pick-up"と書かれています。

下部右側に"The stereo sound, however, is reproduced only when stereo equipment is used."と書かれています。

右下にPrinted in The Netherlandsがあります。

ラベルです。上部にデッカのロゴがあります。中央の四角い枠の中にSTEREO、BIEM、回転数、規格番号、面表記が書かれています。曲目は中央揃いになっています。マトリクスは機械打ちで633 6835 107 1Y1 Ⓟ1965 670/633 6835 107 2Y2 Ⓟ1965 670 です。両面にDM POLYGRAMの刻印があります。

B面のラベルです。

このオランダ盤もUSA盤同様結構いい音です。『OUT OF OUR HEADS』はUK仕様が存在しますが当時はイギリスを除くヨーロッパの国々ではアメリカ仕様で発売されていたというのが面白い現象ですね。日本でも当時は曲順が日本独自でしたがUSA仕様で発売されていたのでこちらのジャケットの方が馴染みがあります。このオランダ盤は再発盤で独自の裏ジャケとなっているのが特徴ですが、68年頃の写真が使われており写真と内容のギャップが激しいですが、オリジナル盤の発売が65年で、この写真は68年なのでたったの3年間でメンバーの変貌がこんなに変わったのにも驚きです。