ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ アルゼンチン盤 BEGGARS BANQUET いろいろ!!

ローリング・ストーンズのアルゼンチン盤『BEGGARS BANQUET』です。アルゼンチンではモノラルのみ1969年に発売され、規格番号は34-6007です。また、この34-6007をステレオ、モノラルは6007としている資料がありますが、実際はステレオと言われている34-6007はモノラルで、モノラルと言われている6007は存在しないので要注意です。アルゼンチンでのロンドンの販売元はODEONです。ジャケットはスペイン語表記になっており、タイトルが『Banquete De Pordioseros』となっています。前回紹介したブラジル盤のポルトガル表記も珍しいですが、今回のスペイン語というのも珍しいです。ジャケットは見開きになっており、両面コーティングされています。アルゼンチンでは70年代の半ばには見開きではなくシングル・カヴァーとなったようです。

グループ名とタイトルの部分です。Banquete De Pordioserosと書かれているだけでだいぶ印象が違いますね。グループ名もLos Rolling Stonesとなっています。

裏ジャケです。各国盤とは文字の配置が全く違います。上部の四角い枠の中にそれぞれA面、B面の曲目、中央の枠には作者、プロデューサーなどのクレジットがあります。

右上に規格番号の34-6007があります。

A面の曲目の部分です。スペイン語のタイトルの後に英語のタイトルがあります。

B面の曲目です。「Stray Cat Blues」の英語表記が「Stary Catblues」となっています。

中央のクレジットの部分です。作者は全曲ジャガー、リチャードとなっています。プロデューサーやエンジニアなどの固有名詞は全てスペイン語で書かれています。

クレジットの下にロンドンのロゴがあります。ロゴの下に販売元のオデオンや、ライセンスを付与しているロンドンレコードのクレジットがあります。その下にアルゼンチンのクレジットがあります。

左下にパブリッシャーが書かれています。アルゼンチンでの正式な発売日は不明ですが、これを見ると1969年に入ってからの発売のようです。

見開きの内側です。なんと見開きの内側もコーティングされています。

インナーです。オデオン専用のインナーが使われています。こちらの面は写真は無く文字だけで、ビートルズの『SGTペパーズ』が載っています。

インナーの裏側です。こちらは写真付きのレコードのカタログになっています。『BIG HITS』のジャケットで発売されたアルゼンチン独自の『サタニック』が載っています。他にはルルやデイヴ・クラーク・ファイヴなどのアルバムが載っています。

ラベルです。ボックスのロンドンのロゴですが、このラベルがオリジナルとなります。アルゼンチンでは69年にボックスのロンドンのロゴに変わったようです。中央にタイトルの『Banquete De Pordioseros』があります。右側に権利協会のCOMAR、マト、パブリッシャーがあります。曲目は中央揃いで、スペイン語→英語表記となっています。その下のグループ名もLOS ROLLING STONESとなっています。マトリクスは機械打ちでXARL 8476/XARL 8477です。

B面のラベルです。「Prodigal Son」の作者はジャガー・リチャードとなっています。

80年代に入りアルゼンチンでは販売元がポリグラムに変わり、『Beggars Banquet』は87年にトイレのジャケットで再発されました。規格番号は800 084-1で、見開きとなっています。こちらはステレオとなっています。上のレコードがモノラルだけだったとしたらアルゼンチンではここでやっとステレオ・ヴァージョンが発売されたことになります。

左上にロンドンのロゴがあります。

右上にポリグラムのロゴがあります。

裏ジャケです。

右上に規格番号の800 084-1があります。

右下にバーコードがあります。

左下にレコード、カセット、CDの番号があります。その下にアルゼンチンや、ポリグラムやパブリッシャーなどのクレジットがあります。

見開きの内側です。各国盤と同じデザインとなっています。オリジナル盤と比べるとやや明るい写真になっています。

再発盤では見開き右ページの右下にあったデザイナーのクレジットが消されています。

ラベルです。上部にロンドンのロゴがあります。タイトルはポリグラム盤もスペイン語となっています。左側に規格番号があります。右側に面表記、アルゼンチンの音楽著作権協会SADAIC、パブリッシャーがあります。曲目はスペイン語→英語表記となっています。一番下にⓅ1968とマトがあります。オリジナル盤のラベルではLOS ROLLING STONESとなっていましたが、この再発盤ではTHE ROLLING STONESとなっています。マトリクスは手書きで27398/A//27398/Bです。マトに/があるのでAB面の境は//です。

B面のラベルです。

最初にも書きましたがこのアルゼンチン盤は資料によってステレオがあるように書かれていますが、結局オリジナル盤はモノラルだけという事になります。こうして考えるとアルゼンチンではポリグラムからの再発盤が出る87年までモノラルのみだったというのも驚きです。いやしかしこのアルゼンチン盤はジャケットのタイトルが『Banquete De Pordioseros』となっていることが珍しいですよね!このアルバムを初めて聴いた時はアコースティックな曲が多くとっつきにくいなと思っていましたが、そのうちに病みつきになったアルバムです。最初の頃は「Parachute Woman」の終わりの音がブルース・ハープ、「Jig Saw Puzzle」のギターの音がスライド・ギターとは知らず、何だか訳が分からないけどカッコいい音だな!と思っていたのを思い出します。以前も書きましたがこのアルバムを買って初めて聴いた日の夜、夢の中に「Jig Saw Puzzle」が流れていて、次の日にまたこのアルバムを聴いた時に「あっ、昨日の夢の中に出て来た曲だ。」という事がありました。一度聴いただけなのによほど印象が強かったんでしょうね!前回のブラジル盤と今回のアルゼンチン盤のように『BEGGARS BANQUET』はディフ・カヴァーがあまりないので貴重だと思いますが、6年前に紹介したチリ盤は見開きの内側がそのままジャケットになっているのもあります。実は6年前このチリ盤と一緒に今回のブラジル盤とアルゼンチン盤を『BEGGARS BANQUET』のディフ・カヴァーということで紹介する予定でしたが、この前過去のブログを見ている時にまだ取り上げていなかったことに気が付き今回紹介することにしました。6年前のチリ盤の記事はこちらです↓

ローリング・ストーンズ チリ盤別ジャケット BEGGAR'S BANQUET いろいろ!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (jukeboy-stones.com)

 

ローリング・ストーンズ ブラジル盤 BEGGARS BANQUET いろいろ!!

ローリング・ストーンズのブラジル盤『BEGGARS BANQUET』です。ブラジルでのロンドン・レコードの配給元はオデオンです。最初はモノラル盤のみ1969年初頭に発売され、規格番号はLLX-7140です。ステレオは72年に発売され、規格番号はLLX-7140-Sです。ブラジル盤の特徴は何といってもジャケットのタイトル部分が『O BANQUETE DOS MENDIGOS』とポルトガル語で書かれていることです。『BEGGARS BANQUET』のディフ・カヴァーってあまりないですがこれは珍しいですよね!ジャケットは表裏コーティングされたような艶があり、各国盤同様見開きとなっています。

グループ名とタイトルの部分です。これだけでもだいぶ雰囲気が違うものですね。

裏ジャケです。こちらは一見すると各国盤と同じように見えますが、コンポーザーやエンジニアなどのクレジットはポルトガル語になっています。

中央のクレジットは5行で、作者は全曲ジャガー、リチャードになっています。その下にロンドンのロゴと規格番号のLLX 7140があります。

ロンドンのロゴと規格番号の部分です。

裏ジャケ下部の部分です。INDUSTRIAS ELETRICAS E MUSICAIS FABRICA ODEON S.A.と書かれています。

その右下に小さくブラジルでの配給元のオデオンの住所があります。

ステレオ盤のジャケットです。ナント、モノラルのジャケの右上にステレオを表すステッカーが貼ってあるだけで、規格番号はモノラルの番号のままでステレオ専用のジャケは作られませんでした。これはオデオンでの生産が終わる70年代の終わりまでこの仕様でした!モノラルは多分早くに生産を終えたと思いますがこうしてジャケットだけモノラル仕様だったとは驚きですね!

右上のステッカーの部分です。

一部のジャケでは見開きの内側にステレオのステッカーが貼られています。このジャケは表側には貼ってないので、これじゃ外から見てステレオなのかモノラルなのか分かりませんよね!中はステレオ盤が入っていました。

見開きの内側です。これは各国盤と同じです。

見開き右ページの右下にジャケットのデザイナーとフォトグラファーのクレジットがあります。

インナーです。ブラジル・ロンドンのステレオ専用のインナーです。ステレオを表すクレジットがあります。裏側は何も印刷されていません。

下部にODEONのクレジットとINDUSTRIA BRASILEIRA(ブラジルの産業)とあります。

ラベルです。69年に発売されたモノラル盤のラベルです。この手裏剣のようなデザインのラベルはブラジルで67年~72年頃まで使われていました。上部にマトと、タイトル、グループ名があります。左側にロンドンのロゴがあります。右側にMONO、面表記、パブリッシャーがあります。面表記はLADO 1/LADO 2です。曲目は手裏剣のような模様に沿って斜めに書かれています。一番下にプロモと規格番号のLLX-7140があります。マトリクスは機械打ちでARL-8476-A/ARL-8477です。

B面のラベルです。「Prodigal Son」の作者はジャガー・リチャードになっています。

72年に発売されたステレオのラベルです。ステレオ盤の発売時期を考えるとこのラベルでの生産期間は短く、おそらくすぐに次のラベルに変わったと思います。そのせいかこのラベルはあまり見かけません。文字の配置は上のモノラル盤と同じですが、一番上のマトがZAL 8476に、右側STEREOの文字があります。一番下の規格番号もLLX-7140-Sとステレオの番号になっています。マトリクスは機械打ちでZAL-8476/ZAL-8477-Bです。

B面のラベルです。ステレオ盤も「Prodigal Son」の作者はジャガー・リチャードになっています。

70年代前半の再発ステレオ盤のラベルです。ゴールド・ロンドンと呼ばれています。左下に丸い青のものがありますが、これはシールのように見えますが印刷です。他のタイトルも同じようになっていますがこれは一体何を表しているのか分かりません。文字の配置は上の手裏剣のようなようなラベルと同じです。マトリクスは機械打ちでZAL-8476-R/ZAL-8477-Cです。

B面のラベルです。この時代になっても「Prodigal Son」の作者はジャガー・リチャードのままです。

ここからは配給元がポリグラムに変わった81年に再発されたレコードです。規格番号は30 036です。ジャケットの表側はオデオン盤と全く同じでポルトガル語で書かれているものなのでここでは省略します。見開きの内側も全く同じです。裏ジャケです。ロンドンのロゴの下のクレジットが変更となっています。

ロンドンのロゴの下の部分です。ブラジルのポリグラムの住所などが書かれています。

ラベルです。それまでのラベルではタイトルがポルトガル語で書かれていましたが、このポリグラム盤は「THE BEGGARS' BANQUET」と英語表記になっています。タイトルの頭にTHEが付いており、BEGGARS'の最後に引用符が付けられています。左側に回転数が、右側に規格番号があります。曲目は中御揃いです。各曲のタイトルの後に8桁の数字が書かれていますが何を表しているのか分かりません。一番下にプロデューサー・クレジットとパブリッシャー、A面のトータルの時間が書かれています。マトリクスは手書きで30036 1 01  Ⓟ1981 200/30036 2 01  Ⓟ1981 200です。

B面のラベルです。ここでも「Prodigal Son」はジャガー・リチャードとなっています。ついに最終プレスまでこのクレジットは修正されませんでした。

ブラジル盤は音がいいですがモノラルの「Sympathy For The Devil」はピアノがややオフ気味になっています。『ベガバン』のジャケ違いは見開きの内側がそのまま表側のジャケットになっているチリ盤がありますが、このように表側に現地語でタイトルが書かれているのはこのブラジル盤の他にスペイン語で書かれたアルゼンチン盤があります。もし日本盤が『乞食たちの晩餐会』と日本語で書かれていたら嫌ですよね(笑)。次回はスペイン語で書かれているアルゼンチン盤を紹介します。

ローリング・ストーンズ他 USA盤 ENGLAND'S GREATEST HITMAKERS いろいろ!!

ローリング・ストーンズの「Surprise, Surprise」が収録されているUSAオムニバス・アルバム『ENGLAND'S GREATEST HITMAKERS』です。1965年6月に発売され、規格番号はモノラルがLL 3430、ステレオがPS 430です。発売時期をストーンズのアルバムで見ると『NOW』(65年2月)と『OUT OF OUR HEADS』(65年7月)の間になります。「Surprise, Surprise」は『NOW』に収録されていましたね。イギリスでもこれと同じ内容で1965年5月に『14 GREAT ARTISTS』(DECCA LK 4695)というタイトルで発売されています。ジャケットは収録されているアーティストの写真がちりばめられています。こちらは"PROMOTION COPY NOT FOR SALE"のステッカーが貼られたモノラル盤のジャケットです。

ステレオ盤のジャケットです。モノラルではジャケットの下部にあった規格番号とLONDONのロゴが上部にあります。

左上の部分です。上がステレオ、下がモノラルです。ステレオはこの部分にSTEREOとPS 430があります。モノラルは何も書かれていません。

右上の部分です。上がステレオ、下がモノラルでステレオはこの部分にLONDONのロゴがあります。

左下の部分です。上がモノラル、下がステレオです。モノラルはこの部分にMONO、LL 3430があります。ステレオは何も書かれていません。

右下の部分です。上がモノラルで下がステレオです。モノラルはこの部分にLONDONのロゴがあります。

裏ジャケです。

曲目の部分です。ここではアーティスト名のABC順になっていて実際の収録曲はこの順番ではありません。なんでこういう仕様にしたのか分かりませんが、ジャケットを見ながら聴くと収録曲が違っていて実に紛らわしいです。これはUK盤も同じ仕様です。

上の続きです。

右上の部分です。上がモノラルでLL 3430と書かれています。

右下の部分です。モノラル、ステレオ共にこの部分にPRINTED IN U.S.A.があります。下がステレオで規格番号のPS 430があります。 

左下の部分です。下がステレオでPS 430があります。モノラルは何も書かれていません。

下部中央です。下がステレオで"PLAY THIS RECORD ONLY ON STEREOPHONIC EQUIPMENT"のクレジットがあります。このクレジットは60年代初期のロンドン盤によく見られますね。

このレコードはMADE IN ENGLANDの白ラベルが存在します。この白ラベルはストーンズのファーストの『ENGLAND'S NEWEST HITMAKERS』でもありましたが『12X5』以降は何故か作られませんでしたね。MADE IN ENGLANDのレコードはプロモ、レギュラー盤共にこのインナーに入っています。 

インナーの反対側です。

ラベルです。最初はMADE IN ENGLAND製のプロモ白ラベルです。上部にLONDON ffrrのロゴがあります。左側にNOT FOR SALEと回転数が、右側に面表記、逆さ文字のマトリクス、規格番号があります。規格番号はプロモ独自のものでLL. 3430-DJとなっています。曲目は中央揃いになっています。マトリクスは機械打ちでARL-6785-3K/ARL-6786-2Kです。

B面のラベルです。

MADE IN ENGLANDのレギュラー盤のラベルです。上部にLONDON ffrrのロゴがあります。左側に回転数が、右側に面表記、逆さ文字のマトリクス、規格番号があります。曲目は中央揃いになっています。マトリクスは機械打ちでARL-6785-3K/ARL-6786-1Kです。B面の枝番が1Kとプロモよりも若くなっています。

ここから純粋なUSAプレスのレコードです。オープン・ロンドンのマルーンのラベルです。写真では明るくなってしまいましたが実際はもっと濃い色です。LONDONのロゴの下にLONG PLAYINGがあります。右側に規格番号と面表記があります。曲目は中央揃いで、ラベルの下に行くほどタイトル、作者が2行に渡って書かれています。一番下にマトとMade in U.S.A.があります。マトリクスは手書きでARL-6785-1C/ARL-6786-1Aです。

マルーンのオープン・ロンドンですが、上のラベルよりも明るい感じです。また、文字のフォントが違います。文字の配置は上のラベルとほぼ同じですが、面表記が上のラベルではSide 1となっていましたが、こちらはside 1と全部小文字になっています。上のラベルでは2行に渡って書かれていた5曲目がここでは1行になっています。一番下のマトにカッコがないなどの違いがあります。マトリクスは手書きでARL-6785-1D  △8119/ARL-6786-1B △8119 Xです。

ボックス・ロンドンの赤ラベルです。ラベルの色とロンドンのロゴがボックス以外は上のラベルと文字の配置は同じです。マトリクスは手書きでARL-6785-1D  △8119/ARL-6786-1B △8119 Xです。これは上のラベルと同じです。

ここからはステレオです。ステレオとなっていますが、実際は疑似ステです。オープン・ロンドンの青ラベルです。中央にSTEREOPHONICのラインがあります。右側に規格番号のPS 430と面表記があります。曲目は中央揃いになっています。一番下にマトとMade in U.S,A.があります。マトリクスは機械打ちでZAL 6785-R1 △8113/ZAL 6786-1  △8119 Xです。△以降は手書きとなっています。 

ボックス・ロンドンです。写真では分かりずらいですが上のラベルよりも暗い青です。LONDONのロゴの下のLONG PLAYINGがないせいかSTEREOPHONICのラインは上のラベルよりも太いです。右側に規格番号と面表記があります。上のラベルではside 1と小文字でしたが、こちらはSide 1とさいしょだけ大文字になっています。曲目は中央揃いですが、下に行くほど2行に渡って書かれています。一番下のマトはカッコで括られています。その下にMade in U.S.A.があります。マトリクスは機械打ちでZAL 6785-R/ZAL 6786です。

こういうオムニバス盤は60年代初頭によく作られ時々聴きたくなりますが、ストーンズの曲と同時期にどんな曲が流行っていたのか分かるのがいいですね。このアルバムの中では特にゾンビーズやゼンの曲がいいです。ルルの特徴のある歌い方もいいですよね!ストーンズの「Surprise, Surprise」はこのアルバムの前に『NOW』に入っていましたが、ちょうどルルもカヴァーしてましたね。

ローリング・ストーンズ アルゼンチン盤 SOME GIRLS いろいろ!! 

ローリング・ストーンズのアルゼンチン盤『SOME GIRLS』です。アルゼンチンでは1978年に発売され、規格番号は6899です。タイトルもスペイン語表記で『Algunas Chicas』となっています。配給元はEMI-ODEONです。ジャケットは南米盤によく見られるビニールでレコード取り出し口に折り込んでジャケット全体を包んだ形になっています。ダイカットのように見えますがインナーにあったメンバーや女優の顔が直接印刷されています。女優の顔がカットされた修正ジャケットは存在しません。また、ジャケットの色も上から青→白→ピンク→黄色のものしか確認できていません。メンバーの顔の下のクレジットも一部スペイン語に変更されています。

タイトルの部分です。スペイン語表記で『Algunas Chicas』となっています。別ジャケではありませんが『SOME GIRLS』で他国と違うのは珍しいですよね!

右上の部分です。通常がここに『SOME GIRLS』と書かれていますがこの部分も『Algunas Chicas』となっています。その下に規格番号6899とEMIのロゴがあります。

メンバーの顔の下のクレジットがスペイン語になっている部分です。

こちらもスペイン語です。

裏ジャケです。基本的には各国盤と同じデザインですが、「Imagination」と「Respectable」以外の曲名がスペイン語表記になっています。

右上に規格番号6899とEMIのロゴがあります。

曲目の部分です。「Miss You」が「TE EXTRANO」に、担当楽器もスペイン語表記になっています。

左下にベロマークがあります。うっすらとUSA盤のCOC 39108という番号が残っています。

裏ジャケ下部中央のクレジットの部分です。"Industria Argentina"というのはアルゼンチン製という意味で、その下にアルゼンチンでの配給元のEMI-ODEONのクレジットがあります。

インナーです。こちらは各国盤と同じデザインですが、他国のような硬い紙ではなく薄いペラペラした紙です。

インナーの反対側です。各国盤ではこちらはカラーになっていましたが、アルゼンチン盤はジャケットのくり抜きが無いせいか白黒で中央に曲目が書かれている独自のものとなっています。

右上に規格番号があります。

インナー中央の曲目の部分です。タイトルがスペイン語表記、続いて英語表記となっています。「Miss You」は「I Miss You」となっています。面表記はFAZ A / FAZ Bです。一番下にプロデューサー・クレジットとローリング・ストーンズ・レコーズの登録商標があります。

ラベルです。ストーンズ・レコードのイエロー・ラベルです。上部に現地語のタイトルとグループ名、プロデューサー・クレジット、登録票所があります。左側にアルゼンチンの音楽協会のSADAIC-BEAMのクレジットがあります。右側にベロマークとマトがあります。曲目はスペイン語→英語表記となっています。インナー同様「Miss You」の英語表記は「I Miss You」となっています。これはアルゼンチンのシングル盤でもこの表記でしたね!一番下に規格番号の6899があります。リムにIndustria Argentinaがあります。マトリクスは手書きでCUN 39108 A/CUN 39108 Bです。

B面のラベルです。

ここからはコロンビアに移籍してからの再発盤です。86年から89年にかけて過去のタイトルが再発されましたが、『SOME GIRLS』は86年に再発され、規格番号は120-988に変わります。ジャケットはくり抜きではなく元の広告のデザインに変わっています。タイトルの部分もスペイン語ではなく『SOME GIRLS』となっています。こちらのジャケットはビニールで覆われてなく普通のジャケットです。

右上にコロンビアのロゴと規格番号の120-988があります。

裏ジャケです。デザインは各国盤と同じですが白黒となっています。曲目はスペイン語表記です。

EMI盤は「Imagination」と「Respectable」は英語表記のままでしたが、コロンビア盤は「Imagination」もスペイン語となっています。また、ベロマークの上にUSA盤のCOC 39108がEMI盤は薄く書かれていたのに対しコロンビア盤ははっきりと書かれています。

右上にコロンビアのロゴと規格番号120-988があります。

下部中央にプロデューサー、レコーディングスタジオ、ストーンズ・レコードの登録票所などのクレジットがあります。最後に"INDUSTRIA ARGENTINA"と"DISCO ES CULTURA!"(レコードは文化だ)と書かれています。

再発盤は専用のインナーは元々付けられていません。レコードは普通のビニール袋に入っています。ラベルです。CBSのレギュラーのラベルです。上部にCBSのロゴとDISCOS CBS、英語表記のタイトル、グループ名があります。左側に面表記、ESTEREO、回転数があります。面表記はLADO 1 / LADO 2です。右側に規格番号、アルゼンチンの音楽協会のSADAIC-BEAM、マトがあります。曲目はスペイン語→英語表記になっています。EMI盤では「I Miss You」だった英語表記はここでは「Miss you」と修正されています。一番下にプロデューサー・クレジットと著作権表示があります。リムにIndustria Argentinaがあります。マトリクスは機械打ちでAL 40449/BL 40449です。

B面のラベルです。

アルゼンチン盤は音がいいですが、高音が少しシャリシャリしておりチャーリーのスネアの音がシンバルに近い音になってしまっています。UK盤の方が各楽器の音がきれいです。そしてこのアルゼンチン盤の特徴は何と言ってもタイトルがスペイン語になっている事です。それだけでもだいぶ雰囲気が違うものですね。ビニールで覆われたジャケというのは60年代の南米盤に多く見られましたが、70年代後半になってもこの仕様だったというのも珍しいです。ジャケットは元は美容室の広告だったらしいですが、それをくり抜いてメンバーや女優の顔を化粧で塗りたくって覗いているというデザインが最高ですよね!ストーンズはこういう奇抜で面白いジャケットが多かったですが、最近の一連のアーカイヴ物のジャケットはやっつけ仕事的で少し物足りないような気がします。

ローリング・ストーンズ オーストラリア盤EP⑩ JUMPIN' JACK FLASH+3!!

ローリング・ストーンズのオーストラリア盤EP『JUMPIN' JACK FLASH+3』です。1971年3月に発売され、規格番号はDFEA 7549です。ジャケットは『THROUTH THE PAST DARKLY』の内ジャケに使われていたメンバーが寝転がっている写真をレコードの形にコラージュしたものが使われています。中央のラベルに見立てたところにグループ名と曲目があります。ストーンズがデッカを離れた後で急遽編集されたのか何でこうなるのとユニークな曲目が特徴です。4曲共モノラルで収録されています。

左上にデッカのロゴがあります。

中央の曲目の部分です。

裏ジャケです。曲目など文字のみとなっています。

右上に規格番号があります。

A面の曲目です。「Jumpin' Jack Flash」は分かりますが、「Complicated」はなんでここに収録されているのかよく分かりません。

B面の曲目です。「Under The Boardwalk」は『12X5』に収録されていた初期の曲、「Little Queenie」は『GET YER YA-YA'S OUT』に収録されていたライヴ・ヴァージョンです。これはホントに予想できない選曲ですよね!

曲目の下にジャケットをデザインした会社のクレジットがあります。

下部に" MADE AND DISTRIBUTED IN AUSTRALIA BY E.M.I. "のクレジットがあります。

右下にデッカのロゴがあります。

ラベルです。ボックスト・デッカのロゴの下にMADE IN AUSTRALIAとEMI (AUSTRALIA) LIMITEDがあります。右側に回転数、EXTENDED PLAY、規格番号、マトがあります。曲目の上にこのEPのタイトル「JUMPIN' JACK FLASH」があり、その両側に面表記があります。オーストリア盤のEPはこれまでラベルの左側に出版社のロゴがありましたが、このEPから曲名の下に出版社クレジットが書かれるようになっています。マトリクスは手書きで7XDEC 1516/7XDEC 1517です。

B面のラベルです。

先にも書きましたがこのEPは全曲モノラルで収録されています。「Little Queenie」は『GET YER YA-YA'S OUT』に収録されていたライヴ・ヴァージョンですが、ここではモノラルとなっています。この曲はヨーロッパでシングル・カットされた際もモノラルでしたね。(日本ではステレオ)「Complicated」と「Under The Boardwalk」はなんで収録されたのか不明ですが、「Under The Boardwalk」の方は65年1月にオーストラリアでシングルA面で発売されています。ヒットしたかは不明ですが、そんな経緯もあって収録されたのかも知れませんね。前回の「Fortune Teller」もシングルA面でしたが、オーストラリアでのシングルを選ぶ基準ってホントに面白いですよね!ここまで1ヶ月に渡りオーストラリアのEP盤を紹介してきましたが、これで全部です。オーストラリア盤のEPは独自のジャケットが付けられていてコレクター心をくすぐりますよね!