ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ ドイツ・シングル盤 FOOL TO CRY いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ・シングル盤「Fool To Cry / Crazy Mama」です。1976年4月26日に発売され、規格番号はRS 19121です。ドイツ盤のピクチャー・スリーヴは76年ヨーロッパ・ツアーのポスターの図柄が使われた独自のデザインとなっています。ピクチャー・スリーヴは両面エンボス加工になっています。

右上に規格番号があります。

グループ名とタイトルの左側にベロマークがあります。

ピクチャー・スリーヴの裏側です。このドイツ盤のピクチャー・スリーヴは公演地が載っていますが2種類存在します。こちらは初回盤の裏側です。こちらは公演数が左右7公演ずつ全14公演が書かれています。6月2日のケルンの日程が5月31日になっていたり、6月2日はドルトムントと間違ってクレジットされています。こちらのスリーヴが一般に出回っています。

こちらは修正版の裏側です。ヨーロッパ・ツアーの日程が左側が6都市、右側が5都市書かれています。上でミスっていたケルンの公演日が6月2日に、2日間あったドルトムントの公演日は6月1日だけに修正されています。ケルンはこの日2公演やっていますがその記載はありません。この修正版のほうは修正するのが遅かったせいか何故か全く見かけません。実は私のストーンズのウォント・リストの最後の一枚がこの修正版のスリーヴだったんです!普通は修正版の方が数が多いと思いますがおそらくこちらの方が圧倒的に数が少なかったのかレアなスリーヴだと思います。

右下にベロマークと最新アルバムの『BLACK AND BLUE』の広告が載っています。

ラベルです。上部にグループ名があります。左側にベロマーク、パブリッシャーがあります。右側にSTEREO、ドイツの著作権協会のGEMAのロゴ、規格番号、マト、タイム表記があります。下部のタイトルの下に作者とプロデューサー・クレジットがあります。その下にローリング・ストーンズ・レコードの登録票所、一番下に逆三角形で45と回転数があります。マトリクスは機械打ちでWEA RS-31989/WEA RS-31997です。両面にManufactured in GermanyとSTERLINGの刻印があります。

B面のラベルです。

このドイツ盤のピクチャー・スリーヴは76年のヨーロッパ・ツアー用のプロモ写真が使われていて結構カッコいいですよね!この写真の元になった写真を見た事がありますが、バックが写真館にある壁紙が使われている事からメンバー全員で写真館で撮ったものと思います。走って来たような演出を見せていますがなかなか躍動感があっていいですね!そしてこのピクチャースリーヴ、最初は後ろの公演地が間違っているものが発売されました。ミスに気付いたのが遅かったのか修正後のスリーヴは殆ど見かけません。先にも書きましたが、私のストーンズのレコード蒐集生活50年間のウォント・リスト最後の1枚になったのがこの修正版の方のピクチャー・スリーヴでした。ピクチャースリーヴの裏側のコンサートの日程が間違っている方は普通に入手出来ますが、日程が修正された方は全く見かけません。eBayのように写真が載っていれば分かりやすいですが、Discogsはコメントだけで、このスリーヴを入手するまで海外の出品者に左6列、右5列ですか?と質問してその通りだと返事を頂いたのにも拘らず修正前のスリーヴが届いたりもしました。このセカンド・スリーヴは2024年に入ってからDiscogsでやっと入手出来ました。最後の1枚なんだからものすごいレア盤かと思いきや意外なレコードが入手出来なかったんですね。本物かどうか分からないUSAの「Street Fighting Man」のピクチャー・スリーヴや、キャンセルとなり、一部プレスされたUKのセカンド・シングルの「Poison Ivy / Fortune Teller」は入手は諦めています。その他に今後も知られていないレコードが出てくるかも知れませんが、今のところウォント・リストからストーンズのレコードがなくなったのでほっとしているところです。

ローリング・ストーンズ ドイツ・シングル盤 AIN'T TOO PROUD TO BEG!!

ローリング・ストーンズのドイツ・シングル盤「Ain't Too Proud To Beg / Dance Little Sister」です。1974年12月7日に発売され、規格番号はRS 19116です。ピクチャー・スリーヴはドイツ独自のデザインで、アルバム『IT'S ONLY ROCK'N ROLL』のプロモ・ポスターのミックがペンで胸を刺しているデザインが使われています。このデザインは日本盤のシングルの「It's Only Rock'n Roll」でも使われていましたね!ピクチャー・スリーヴは両面エンボス加工になっています。

右上に規格番号があります。

ピクチャースリーヴの裏側です。下部に各クレジットがある以外は表側と同じデザインです。

下部にドイツの発売元のWEA Musikのクレジットがあります。

上の写真の右側にワーナーのロゴと社名、Made in Germanyがあります。

ラベルです。上部にグループ名があります。左側にベロマークとパブリッシャーがあります。右側にSTEREO、ドイツの著作権協会のGEMA、規格番号、マト、タイム表記があります。曲名の下にプロデューサー・クレジットがあります。マトリクスは手書きでWEA 19116-A/WEA 19116-Bです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

B面のラベルです。

このカップリングはUSA盤を始め、日本、ヨーロッパ各国で発売されましたが日本ではアルバムと同じデザインで発売され、ヨーロッパ各国はそれぞれ独自のピクチャー・スリーヴで発売されました。このドイツ盤はプロモ用のポスターの図柄を使っていてカッコいいスリーヴですよね!バックが黄色でグループ名が赤、タイトルが黒と色合いもいいです。ミックがセーラー服を着ているのもプロモーションビデオの恰好と同じなのもいいですよね。この曲はテンプテーションズのカヴァーで、ストーンズのシングルとしては久しぶりのカヴァー曲をA面に持ってきたシングルとなりましたが、オリジナルに準じたアレンジも良く、この時期既にベテランの域に入っていたストーンズの貫禄させ感じさせる演奏で気に入っています。

ローリング・ストーンズ ドイツ・シングル盤 IT'S ONLY ROCK'N ROLL!!

ローリング・ストーンズのドイツ・シングル盤「It's Only Rock'n Roll / Through The Lonely Nights」です。1974年7月10日に発売され、規格番号はRS 19114です。ピクチャー・スリーヴは73年ヨーロッパ・ツアーの写真が使われたドイツ独自のデザインです。この写真はミュンヘンでのステージらしいですが後ろからライトを照らしているのがよく分かりますね。上部に大きくグループ名とその下にタイトルがあります。一番下にB面のタイトルがあります。ピクチャー・スリーヴは両面エンボス加工になっています。

右上に規格番号があります。

ピクチャースリーヴの裏側です。表側と同じデザインですが、下部に各クレジットがあります。

左側から発売元のWEA Musikのクレジットがあります。

その次にワーナーのクレジットがあります。

最後にMade in Germanyがあります。

ラベルです。上部にグループ名があります。左側にベロマークとパブリッシャーがあります。右側にSTEREO、ドイツの著作権協会のGEMAのロゴ、規格番号、マト、タイム表記があります。他曲名の下に作者とプロデューサー・クレジットがあります。その下にストーンズ・レコードの登録票所があります。マトリクスは機械打ちでRS-19114-A Ⅰ/RS-19114-B Ⅱです。両面にManufactured in Germanyの刻印があります。

B面のラベルです。

最初にも書きましたがピクチャー・スリーヴは73年ツアーのミュンヘンでのステージ写真が使われています。この当時のステージは後方からライトを照らしてステージ前の鏡に反射させてメンバーに当てているという画期的な照明が使われていましたね。このライトを使ったステージを実際に観てみたかったです。この曲はライヴではチャック・ベリー調になっていますが、スタジオ・ヴァージョンはどこかグラム・ロック風で重く引きずるような演奏にミックの怪しいヴォーカルがのっててベストな演奏ですよね。89年ツアーで知り合った人が「スタジオ・ヴァージョンのアレンジでライヴで演奏してくれたらなぁ」と言っていたのを思い出します。泡が出てくるPVも面白かったし、現在でもライヴで演奏されているストーンズの代表曲だと思います。