ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤12X5 ステレオいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『12X5』のステレオ盤です。規格番号はPS 402で1964年10月24日に発売されました。現在はCDで何曲かはリアル・ステレオで聞けますが当時は全曲疑似ステでした。よって最初はSTEREO表示だけだったジャケットにその後疑似ステのクレジットが入るようになり、裏ジャケもステレオから疑似ステの説明に変るなどいろいろなヴァリエーションが存在します。ジャケットです。モノラル同様水色のLONDONのロゴ、その上に規格番号とSTEREO表示があります。

f:id:jukeboy:20170326140101j:plain

裏ジャケです。モノラルと同じデザインで、こちらも「Congratulations」のスペルをミスってます。ちなみに2002年に発売されたデジパックのCDでもスペルを間違えています。

f:id:jukeboy:20170326140649j:plain

ジャケット表側の右上のSTEREOのクレジットの部分です。初期はSTEREOだけでしたが途中から疑似ステのクレジットが入っています。写真では分かりずらいですが色も水色から白に変っています。

f:id:jukeboy:20170326140908j:plain

裏ジャケ左下の部分です。規格番号PS 402とalso available in Mono, LL 3402のクレジットがあります。 

f:id:jukeboy:20170326141110j:plain

裏ジャケ左下の部分です。PS 402とPRINTED IN U.S.A.のクレジットがあります。この頃のアメリカのステレオ盤には両側に規格番号の表示があります。

f:id:jukeboy:20170326141415j:plain

裏ジャケ下部中央の部分です。初期型がPLAY THIS RECORD ONLY ON STEREOPHONIC EQUIPMENTだったのに対して、途中からELECTRONICALLY RE-PROCESSED FOR STEREO FROM A PERFORMANCE ORIGINALLY RECORD MONAURALLYとモノラルを電気的にステレオ化したというクレジットに変ります。最後は一番下のようにこの部分が空白になります。基本的にはジャケットの表側がSTEREOだけのものは1番目で、疑似ステ表示のものは2番目ですが、STEREOだけでも2番目だったり、疑似ステでも1番目だったりと表裏で違ったものもありますのでその組み合わせは5組もあることになりますね!この辺がテキトーです(笑)。話が変わりますが『ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS』ではこの表示が2番目のものしかなく、ラベルもオープン・ロンドンのものが存在しないのでやはりステレオだけ相当後で発売された事が考えられます。

f:id:jukeboy:20170326141527j:plain

ラベルです。これは前回も取り上げましたがMADE IN ENGLANDのラベルです。上部にMADE IN ENGLAND、LONDON ffrrのロゴがあります。マトリクスは機械打ちでZAL-6493-2L/ZAL-6494-3Lです。その他に-3L/-3Lのものも確認しました。

f:id:jukeboy:20170326142853j:plain

ここからUSAプレスのラベルです。最初はオープン・ロンドンをまとめて紹介します。ジャケットも表裏ステレオか疑似ステか参考までに書いておきます。もちろんマトもジャケットの組み合わせも私の所持しているものなので同じラベルでも違うものもあると思います。

オープン・ロンドンでタイトルは12X5です。面表示はSIDE 1、MADE IN U.S.A.があります。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1A/ZAL 6494-1Aです。ジャケットは両面ステレオです。

f:id:jukeboy:20170326205653j:plain

オープン・ロンドンでタイトルは12 BY 5です。面表示はSIDE 1、MADE IN U.S.A.はありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1B/ZAL 6494-1Bです。ジャケットは両面ステレオです。

f:id:jukeboy:20170326205902j:plain

明るい青のオープン・ロンドンでタイトルは12 BY 5です。面表示はside 1と小文字です。MADE IN U.S.A.はありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1C S  △7164/ZAL 6494-1C S △7164Xです。ジャケットは両面ステレオです。

f:id:jukeboy:20170326210358j:plain

明るい青のオープン・ロンドンでタイトルは12 BY 5です。面表示はside 1と小文字です。上のラベルと似ていますがこちらはMADE IN U.S.A.があります。マトリクスも上と同じく機械打ちでZAL 6493-1C S  △7164/ZAL 6494-1C S △7164Xです。ジャケットは両面ステレオです。 

f:id:jukeboy:20170326210601j:plain

ここからボックスのロンドンです。タイトルは12X5です。面表示はSIDE 1、MADE IN U.S.A.があります。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1A/ZAL 6494-1Aです。ジャケットは両面疑似ステ表示です。

f:id:jukeboy:20170326211754j:plain

タイトルは12X5です。面表示はSIDE 1、MADE IN U.S.A.がありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1B/ZAL 6494-1Bです。ジャケットは両面疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170326212045j:plain

明るい青のラベルです。このラベルだけタイトル表示がありません。面表示はSide 1でMADE IN U.S.A.があります。ラベルの全部の文字が縦長のフォントになっています。マトリクスはZAL 6493 -1B  PS-402-A/ZAL 6494-1A  PS-402 B-です。両面ともPS以降は手書きです。ジャケットは表がステレオ、裏が疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170326212548j:plain

タイトルは12 BY 5です。面表示はside 1と小文字でMADE IN U.S.A.があります。マトリクスは機械打ちでZAL 6493-1C S  △7164/ZAL 6494-1C S △7164Xです。ジャケットは表がステレオ、裏疑が似ステです。

f:id:jukeboy:20170326212925j:plain

ラベルの左側にside one、ZAL 6493 PHが、右側にPS 402があります。タイトルは12X5です。MADE IN U.S.A.はありません。マトリクスは手書きでZAL 6493-6-1-1/ZAL 6494-6-1-1です。ジャケットは表が疑似ステ、裏は空白です。

f:id:jukeboy:20170326213416j:plain

タイトルは12X5です。面表示はSIDE 1、MADE IN U.S.A.があります。プロデューサー・クレジットがなく、リムもありません。マトリクスは手書きでZAL 6493-8 BEST/ZAL 6494-8 BESTです。ジャケットは両面疑似ステです。ラベルの下部のマトリクスの後にBWとプレス工場コードがあります。

f:id:jukeboy:20170326211640j:plain

上のラベルと似ていますが、リムがあります。プロデューサー・クレジットはありません。タイトルは12X5です。面表示はSIDE 1、MADE IN U.S.A.があります。マトリクスも上と同じでZAL 6493-8 BEST/ZAL 6494-8 BESTです。ジャケットは表がステレオ、裏は疑似ステです。こちらもラベルの下部のマトリクスの後にBWとプレス工場コードがあります。

f:id:jukeboy:20170326214408j:plain

左にPS 402、右にSIDE ONEがあります。タイトルは12X5でMADE IN U.S.A.があります。曲目が左揃いになっています。マトリクスは手書きでZAL 6493-9  T1/ZAL 6494-9  T1です。ジャケットは表が疑似ステ、裏は空白です。ラベルの下部のマトリクスの後にTHとプレス工場コードがあります。

f:id:jukeboy:20170326215036j:plain

 明るい青です。右にPS 402、Side 1があります。タイトルは12 BY 5でMADE IN U.S.A.があります。リムはありません。文字のフォントが他のラベルと違います。マトリクスは手書きでZAL-6493 (REPL) W/Diane  △16555/ZAL-6494(REPL) W/Diane  △16555Xです。ジャケットは表がステレオ、裏は疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170328224811j:plain

上と似ていますが面表示がside 1と全部小文字になり全体に文字のサイズが小さくこじんまりしています。ラベル下部のマトリクスの最後にWが追加されています。こちらもリムがありません。マトリクスは上と同じでZAL-6493 (REPL) W/Diane  △16555/ZAL-6494(REPL) W/Diane  △16555Xです。ジャケットは表がステレオ、裏は疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170328225046j:plain

上と基本的には同じですがリムがあります。こちらもマトリクスは上と同じでZAL-6493 (REPL) W/Diane  △16555/ZAL-6494(REPL) W/Diane  △16555Xです。ジャケットは表がステレオ、裏は疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170328225917j:plain

濃いブルーです。右にPS-402、side 1があります。タイトルは12 BY 5でMADE IN U.S.A.があります。こちらもマトリクスは上と同じでZAL-6493 (REPL) W/Diane △16555/ZAL-6494(REPL) W/Diane △16555Xです。ジャケットは表がステレオ、裏は疑似ステです。ここまでの4枚は全て同じマトリクスです。

f:id:jukeboy:20170328225539j:plain

左にPS 402、ZAL 6493が、右にSIDE ONE、MADE IN U.S.A.があります。タイトルは12X5です。ラベルの下部にクレジットが無いのでシンプルな印象です。マトリクスは手書きでZAL 6493-2 (判読不明)D-1/ZAL 6494-1 (判読不明)C-1です。ジャケットは両面疑似ステです。

f:id:jukeboy:20170329144236j:plain

左側にSTEREO、SIDE 1、そして72という数字が、右側にPS 402、(ZAL-6493-A)があります。タイトルは12X5でMADE IN U.S.A.がありません。珍しくArranged by The Rolling Stonesとクレジットがあります。マトリクスは手書きでPS 402 ZAL 6493-A-2 1 1 (判読不明)PRC-R/PS 402 ZAL 6494-B-2 (判読不明)PRC-Rです。ジャケットは表が疑似ステで裏は空白です。ジャケットとラベルから考えてこれが青ラベルの最後だと思います。86年以降の再発LONDON→ABKCOはUSのファーストと同じパターンですのでここでは省略します。

f:id:jukeboy:20170329145224j:plain

全部で19種類のラベルを確認出来ましたがまだまだあるかも知れません。映像では「T.A.M.I.ショー」でこの当時のストーンズのノリノリの演奏を見ることが出来ます。ジャケットはこの頃のストーンズの危ないイメージをよく出していると思います。内容もアレンジが良くソリッドな演奏で初期の名盤ですね!

ローリング・ストーンズ USA盤12X5 モノラルいろいろ!!

 ローリング・ストーンズのアメリカでの2枚目のアルバム『12X5』です。1964年10月24日にモノラル(LL 3402)、ステレオ(PS 402)として発売されました。今回はモノラル盤を取り上げます。規格番号はLL 3402です。内容はUK盤のEP『5X5』全曲とアメリカでのシングル「It's All Over Now」と「Time Is On My Side」のAB面、そしてUK盤『No.2』に収録された3曲から構成されたアメリカ独自のアルバムです。日本ではUK盤『No.2』よりこちらの方が馴染みがあると思います。「Time Is On My Side」はオルガン・イントロ・ヴァージョンです。ジャケットはUK盤『No.2』と同じ写真が使われていますが、何もクレジットが無いUK盤と比べてこちらはグループ名、タイトルを派手に表記しています。右上に水色のロンドンのロゴと、右下に規格番号とMONOのクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170321212725j:plain

リア・カヴァーです。上部にタイトルとグループ名、64年頃の5人の写真があります。左側に曲目と、右側にAndrewの解説文があります。

f:id:jukeboy:20170321212937j:plain

フロントの右上のLONDONのロゴの部分です。グループ名に合わせたのか珍しく水色です。

f:id:jukeboy:20170321213030j:plain

右下の規格番号とMONOの部分です。こちらも水色です。

f:id:jukeboy:20170321213144j:plain

裏ジャケの右上の部分です。モノラル、ステレオ同時発売だったので規格番号のところにalso available in Stereo, PS 402のクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170321213336j:plain

右下にPRINTED IN U.S.A.のクレジットがあります。ファーストと比べてこのアルバムのジャケットにはヴァリエーションがありません。

f:id:jukeboy:20170321213448j:plain

曲目の部分です。有名ですが、「Congratulations」のスペルが「Congradulations」とミスっています。

f:id:jukeboy:20170321213803j:plain

なお、前回取り上げたファーストの写真を使ったUSA盤の別カヴァーですが、アメリカでの初回盤との説がありますが真相は不明です。また、このアルバムのモノラルの初回盤はブルー・ヴィニールだったという事が「Rock'n Roll Price Guide」に載っていますが、これについてはprivete pressing、ブートレグとした資料がありますのでこちらも真相は不明です。以前UKファーストのボックスト・デッカの青盤も見かけましたがこれも多分ブートレグだと思います。

ラベルです。MADE IN ENGLANDの発売時期が不明ですので最初にこちらから取り上げます。こちらはMADE IN ENGLANDのテスト・プレスです。マトリクスは機械打ちでARL-6493-1A/ARL-6494-1Aです。DECCAのFactory SampleのラベルにボールペンでマトリクスとLL 3402と書かれています。

f:id:jukeboy:20170321215611j:plain

テストプレスのマトの部分です。

f:id:jukeboy:20170321215640j:plain

レギュラー盤のUKプレスです。上部にMADE IN ENGLANDがあります。マトリクスは機械打ちでARL-6493-1A/ARL-6494-1Aとテストプレスと同じです。

f:id:jukeboy:20170321220024j:plain

ラベルの上部がMADE IN ENGLAND BY THE DECCA RECORD CO, LTD.となっています。マトリクスは機械打ちでARL-6493-1A/ARL-6494-2Aです。右側の規格番号の上のマトリクスの逆さ文字にカッコがありません。また、曲目の文字のフォントも違います。UKプレスは2枚ともタイトルの表記がありません。

f:id:jukeboy:20170321220310j:plain

ここからUSAプレスです。マルーンのオープン・ロンドンでタイトルは12X5表記です。面表示はSIDE 1です。ラベルの下部にMade in U.S.A.があります。マトリクスは手書きでARL-6493-1A/ARL-6494-1Aです。これ以降は全て手書きです。 

f:id:jukeboy:20170322223134j:plain

マルーンのオープン・ロンドンでタイトルは12 BY 5表記です。面表示はSIDE 1、Made in U.S.A.はありません。マトリクスは手書きでARL-6493-1C/ARL-6494-1Dです。

f:id:jukeboy:20170322223548j:plain

マルーンのオープン・ロンドンでタイトルは12 BY 5表記ですが面表示がside 1と小文字になっています。Made in U.S.A.はありません。マトリクスは手書きでARL-6493-1E △7163/ARL-6494-1F △7163Xです。

f:id:jukeboy:20170322223857j:plain

ここからボックス・ロンドンです。ラベルの色も赤に変ります。タイトルは12X5、面表示はSIDE 1です。ラベルの下部にMade in U.S.A.があります。マトリクスは手書きでARL-6493-1A/ARL-6494-1Aです。オープン・ロンドンの1番目のラベルとロンドンのロゴ以外の部分とマトが同じです。

f:id:jukeboy:20170322224716j:plain

えんじ色のラベルです。面表示は縦長の文字でSide 1、タイトルはありません。マトリクスはARL-6493-1D LL-3402-A/ARL-6494-2B LL-3402-Bです。A面のARL-6493-1Dの部分だけ何故か機械打ちです。

f:id:jukeboy:20170322225121j:plain

赤ラベルでタイトルが12 BY 5、面表示はSIDE 1です。Made in U.S.A.はありません。マトリクスは手書きでARL-6493-1D/ARL-6494-1Dです。

f:id:jukeboy:20170322225609j:plain

タイトルは12 BY 5表記ですが面表示がside 1と小文字に変ります。Made in U.S.A.があります。マトリクスはARL-6493-1E △7163/ARL-6494-1E △7163Xです。

f:id:jukeboy:20170322225856j:plain

ファーストのモノラルはオープン・ロンドンとボックスのロンドンのマトリクスがそれぞれ別々に繋がったのですがこちらは繋がりませんね!一応オープン・ロンドンを最初に、次にボックスをまとめましたが、オープンとボックスのマトの枝番が前後して入り乱れています。プレス時期が同じでもオープン・ロンドンとボックスのロンドンを適当に使っていたのか、それとも製造工場が違うのか謎ですね。もちろん同じラベルでも枝番は数種類存在すると思いますのでこれはあくまで参考程度にしてください。このアルバムはシングル曲とEPの曲で水増しして1枚のアルバムにしてしまったアメリカらしい編集アルバムですが、曲順がすごくいいですね~。特にA面の流れは聞いていて心地よく時々出してきては聞いているお気に入りのアルバムです。ステレオは次回取り上げます。

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション②THE BEST OF THE ROLLING STONES!!

ローリング・ストーンズのドイツ・クラブ・エディション『THE BEST OF THE ROLLING STONES』です。DEUTSHER SCHALLPLATTENCLUBというところから66年2月に発売されました。規格番号はBD 1800-Cでモノラル盤のみです。THE BESTというタイトルどおり内容は65年までのシングルAB面+EPといった構成です。これと同じ選曲でスイス向けのクラブ・エディション『THE BEST OF THE BEAT』というアルバムがありますが、こちらはスイスのクラブ・エディションでまとめて紹介します。ジャケットは両面コーティングのペラ・ジャケです。だんだんとふてぶてしさを増した5人の写真が使われています。俺たちが一番だぜといった余裕の表情ですね~。右下にDEUTSHER SCHALLPLATTENCLUBのロゴと名前のクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20170311200754j:plain

リア・カヴァーです。左側に曲目と上にDECCA、下にDEUTSHER SCHALLPLATTENCLUBのロゴがあります。メンバーの写真の下に生年月日と出身地のクレジットがありますが、この頃生年月日はチャーリーを除いて全員サバ読んでいます(笑)。

f:id:jukeboy:20170311201051j:plain

表側右下のDEUTSHER SCHALLPLATTENCLUBのロゴの部分です。

f:id:jukeboy:20170311201158j:plain

裏側左上のDECCAのロゴの部分です。規格番号の他にサブの番号なのかE 568とあります。この番号はラベルにもカッコで括られて規格番号の下にクレジットされています。

f:id:jukeboy:20170311201252j:plain

裏側左下のDEUTSHER SCHALLPLATTENCLUBのロゴの部分です。

f:id:jukeboy:20170311201345j:plain

A面の曲目です。当時の西ドイツでのシングルAB面曲が収録されています。曲名の後にShake、Slow、Bluesなど曲のタイプがクレジットされています。

f:id:jukeboy:20170314140955j:plain

B面の曲目です。こちらはシングル曲の他にEPからの曲が収録されています。B面2曲目の「Congratulations」はドイツでは「Time Is On My Side」のB面だったんですね。同じく「Money」は「I Wanna Be Your Man」のB面です。国が違えばB面が違うものですね!残りの「Around And Around」と「Empty Heart」はEPからです。

f:id:jukeboy:20170314141156j:plain

ラベルです。初期ドイツデッカのえび茶にゴールド文字のラベルです。このラベル、いかにもドイツの職人といった感じでいいですね!上部にDECCAのロゴ、右側に規格番号とDEUTSHER SCHALLPLATTENCLUBのロゴがあります。左側にマトリクスとこの面の合計のタイム表記があります。マトリクスは機械打ちでLPD-011500-X/LPD-011501-Xです。Munufactured in Germanyの刻印があります。なお「Satisfaction」には頭に付く(I Can't Get No)のクレジットがジャケット、ラベル共にありません。 

f:id:jukeboy:20170311201733j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20170311201809j:plain

セカンドプレスのラベルです。DECCAのロゴがボックスとなっています。リムの文字が小さくなっているほかは文字の配置等の変更はありません。マトリクスはオリジナル盤と同じでLPD-011500-X/LPD-011501-Xです。こちらにもMunufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20181220142434j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20181220142607j:plain

他のドイツ・クラブ・エディション同様このアルバムにもカウンターフィットが存在しますが、そちらはコーティング無しでジャケットも硬く、レコードのラベルがいかにもコピーしましたといった感じなので見分けるのは簡単だと思います。音はドイツらしいしっかりしたきれいな音です。高音も低音もはっきりしていて落ち着いて聞くことが出来ます。「Tell Me」はUK盤と同じくフェイドアウトしないで最後まで行ってしまうヴァージョン、「Time Is On My Side」はオルガン・イントロ・ヴァージョンです。ここに収録されているのは当時の新曲だった「Get Off Of My Cloud」以前の当時の西ドイツでのベストといった選曲ですが、ドイツではこの後85年頃まで独自のアルバムが乱発されます。日本でも独自の編集盤が異常に多いですが、西ドイツではいち早くこうした編集盤を作っていたことになりますね!