ローリング・ストーンズのオランダ・カラー盤『BETWEEN THE BUTTONS』です。1978年に発売され、規格番号は6835 207です。写真の上にタイトルとグループ名が印刷されており、右上にカラー盤を表す丸いステッカーを模した印刷があります。このタイトルはジャケットの写真が左側以外に不自然な余白があるのが特徴です。最初印刷ミスで写真がずれているのかな?と思い、このオランダ盤のジャケットを何枚か確認しましたが全てこのようになっています。特に右側の余白の幅が多く不自然な感じですよね。
右上のステッカーを模した印刷の部分です。このタイトルは黄色のレコードが入っているのでこの部分も黄色となっています。
左下にデッカのロゴがあります。デッカのロゴの右下の余白の部分に青い線のようなものが見えますがこれは汚れではなく、このカラー盤の『BETWEEN THE BUTTONS』は全部このようになっています。おそらく元の印刷(版下?)にこのような文字のような汚れがあったのかも知れません。
裏ジャケです。各国同様チャーリーによるイラストが書かれています。
右上に規格番号とデッカのロゴがあります。
右下にPrinted in The Netherlandsとあります。
『BETWEEN THE BUTTONS』は黄色のカラー盤となっています。
こちらは黄色に半分茶色が混ざったマーブルとなっています。これはプレスミスなのか全く見た事がありません。なんだか不気味な感じのレコードです。
ラベルです。上部に大きくデッカのロゴがあります。中央の枠の中にはSTEREOや回転数、規格番号、MADE IN HOLLAND、面表記があります。曲目は左揃いで、作者クレジットは一番下にあります。マトリクスは機械打ちでAA 6835 109 1Y2 Ⓟ1967 670 1/AA 6835 109 2Y2 Ⓟ1967 670 1です。
B面のラベルです。
このタイトルはステッカーを模した部分が黄色で中のレコードも黄いカラー盤なのでジャケとレコードが一致しています。また、黄色と茶色のマーブルのものはeBayで見かけ、こんなものがあるのかとビックリして買いました。これは全く見た事が無く出品者の方もプレスミス?と書いていたので何らかのミスで製造過程で他の色が混ざってしまったのかも知れませんね。内容の方は60年代中期の実験的な要素が多く、いろいろな音を試してサウンドを作っていった時期の意欲的な作品だと思います。