ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ スイス・クラブ・エディション⑥ AS TEARS GO BY!!

ローリング・ストーンズのスイス・クラブ・エディション盤「As Tears Go By/19th Nervous Breakdown」です。通常のカップリングとAB面逆になっていて「As Tears Go By」がA面となっています。1966年に発売され、規格番号は20 038です。ジャケットは今までのドイツ盤と似たものではなくデビュー当時のストーンズの写真を使ったスイス独自のデザインです!

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右上にDECCAのロゴと規格番号20 038があります。

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左下にClub Edition Ex Librisとあります。

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裏ジャケです。こちらはドイツ盤のシングルとは違いストーンズディスコグラフィはありません。

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ラベルです。えび茶にゴールド文字のラベルです。DECCAのロゴの下にあったClub Editionの文字はこのレコードにはありません。左側にGEMAとマトリクス、タイム表記があります。右側に規格番号の20 038とサブの番号MD 9523-1があります。この規格番号の部分を除けばドイツ盤と文字の配置が全く同じです。マトリクスは機械打ちで45-DR-36987-X/45-XDR-37398-X Uです。A面にだけMunufactured in Germanyの刻印があります。このマトはナント、「19th Nervous Breakdown」がA面だったドイツ盤シングルと全く同じです!ドイツ盤もMunufactured in Germanyは「As Tears Go By」側にしかありません。ドイツでも最初は「19th~」をB面にしようとしたのでしょうか?

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B面のラベルです。

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このレコードは何といってもピクチャースリーヴがスイス独自のデザインが珍しいと思います。スイスではでは「The Last Time」からこのシングルまでクラブエディション専用のピクチャースリーヴが付けられたようですが、今までのはドイツ盤と似たジャケでしたが、このシングルは独自のデザインというのがいいですね~。そういえば偶然か分かりませんが、ドイツ盤でもこの「19th Nervous Breakdown」のシングルはガーデン・カヴァーと呼ばれる今までの1st LPショットや5 headsやGot Liveのような型にはまったジャケットではなく「19th~」だけの独自のデザインでリリースされましたね!(19thも型にはまったジャケがありますがそれはまた後日…。)スイスのクラブ・エディション盤はこの後ドイツ盤のシングルにシールを貼っただけになってしまいますが、それも限られたタイトルだけ発見しましたが全貌は分かりません。今のところ発見できたシングルを次回紹介します。

ローリング・ストーンズ 日本盤 SOME GIRLS いろいろ!!

ローリング・ストーンズの日本盤『SOME GIRLS』です。早いもので発売から40年なんですね!発売日にレコード店で買ったのがつい最近のような気がします。このアルバムから配給元がワーナー・パイオニアから東芝EMIに変わり、規格番号はESS-81050です。日本ではイギリス、アメリカより少し遅れて1978年6月20日に発売されました。ジャケットは各国盤にあった色の順番違いはなく、日本盤は上から緑→黄→青→ピンクのものしか発売されませんでした。邦題『女たち』と印刷された帯が付けられています。

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右上にSTEREO ESS-81050があります。

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日本盤の初版はグループ名の上半分が赤くなっています。セカンドプレスから他国曲通の上部が白抜きに変更されています。最初の上半分が赤のジャケットは日本だけで、おそらく色を間違えたのだと思いますが、いつ頃白抜きに変わったのかは分かりません。セカンドプレスの方はあまり見かけないような気がします。

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裏ジャケです。デザインや色加減は他国と同じです。

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下部中央に東芝EMI株式会社のクレジットがあります。

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インナーです。UK、USA盤と同じデザインです。

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日本盤は右上に規格番号のESS-81050があります。

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インナーの裏側です。

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右下に東芝EMI株式会社のクレジットがあります。

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ライナーノーツです。解説は渋谷陽一さんです。そういえば発売前に渋谷陽一さんのラジオ番組で『SOME GIRLS』から数曲流した時にこのアルバムからの曲を初めて聴きました。

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見開き内側の歌詞と訳詞の部分です。

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裏側です。

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ラベルです。各国盤のような『SOME GORLS』だけのグループ名とタイトルのラインは無く普通のデザインです。面表示は1/2だけです。マトリクスは機械打ちでCUN-39108-A  2L/CUN-39108-B  L  2です。その他に3L/3Lも確認しました。STERLINGの刻印があります。あと手書きでCUN 39108 A/CUN 39108 Bがあります。この手書きのCUN 39108の部分の筆跡はUK盤のマトと同じです。帯に「日本盤はストーンズ送附によるラッカー・ディスクから生のサウンドを再現」と書いてありますがUK盤と同じものを使用していると思います。そのためか高音の抜けが良くハッキリとしたすごくいい音です!

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B面のラベルです。

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こちらは白ラベル見本盤のラベルです。右側に「見本」非売品、左側に6/20発売とあります。マトリクスは機械打ちでCUN-39108-A  L  8/CUN-39108-B  L  8です。STERLINGの刻印があります。この他に手書きでCUN 39108 A/CUN 39108 Bがあります。レギュラー盤では確認できませんでしたがおそらくこのマトが日本盤の初版だと思います。

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見本盤のB面のラベルです。

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ところで各国盤は肖像権の裁判で女優の写真が消されたセカンドインナーがありましたが、日本ではカットされなかったんでしょうか?当時は日本盤の記憶が無いので分かりませんがもし出ていたらこんな感じだったのでは、とUK盤のインナーを入れてみましたが日本盤でこんなの見た事ありませんよね!

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先にも書きましたが私は発売前に東京の下宿で友人と一緒に渋谷陽一さんのラジオ番組でこのアルバムから7~8曲聞きました。最初に「Miss You」がかかり、友人と「ディスコ調で何だかストーンズじゃないみたいだね。」と話したのを覚えています。次に「When The Whip Comes Down」がかかり、「これは少しはストーンズらしいね。」と少し安心しました。「Shattered」にいたっては「なんじゃこりゃ、パンクか?」と初めて聞いたときはストーンズどうした?、と不安になりました。発売日に二子玉川高島屋の中にあったレコード店で買い、当時下宿にはレコード・プレイヤーが無かったので、夏休みに入ってからキニ―で買った海賊盤と一緒に実家へ持ち帰り初めて全曲聞きました。聞いていくうちにディスコやパンク調の曲にも慣れて(?)きて、シンプルではつらつとしたサウンドにハマり、これはすごくいいアルバムだぁ~と思うようになりました。当時ベースをやっていたので早速「Miss You」をコピーしましたが、4小節ごとに少しづつ違うフレーズを弾いていていつものビルの気まぐれなベースには閉口しました。しかし、当時は曲の最初から最後までのこの微妙に違うフレーズを完全コピーしましたよ(笑)!このアルバムはストーンズ自身も気に入っているらしく、全曲ライヴで取り上げていますね。今でもこのアルバムを聞くと東京で気ままな学生生活を送っていた頃を思い出します。 

ローリング・ストーンズ 日本通販オンリー VERY BEST OF THE ROLLING STONES!!

ローリング・ストーンズの日本盤で一番詳細不明のアルバムがこの通販だけで発売された『VERY BEST OF THE ROLLING STONES-GREAT ROCK ARTISTS 1』です。1982年に発売され、規格番号はIL-3029です。店頭では売られていなかったようなので日本製クラブエディション盤といった感じでしょうか。"GREAT ROCK ARTISTS 1"とあるので2以降は他のアーティストのアルバムが発売されていたと思いますが、どんなアルバムが出ていたのかは不明です。ジャケットは表側はグラフィック・デザインになっており、裏側は解説です。資料によると帯は元々付いていなかったようです。

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右上に規格番号IL-1029があります。LONDONのロゴなどはありません。

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右下にGREAT ROCK ARTISTS 1とあります。

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裏ジャケです。初期の写真と解説があります。上部にGREAT ROCK ARTISTS 1と大きくあります。

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右下にLONDON RECORDS K.K.とあります。当時の日本での配給元のポリドールのクレジットは何処にもありません。

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解説は越谷政義さんです。ここに1982・3とあるので発売が82年と判断しました。しかしこの方の解説はいつも”私は1964年からストーンズを聞いている”、”73年からもう何回もストーンズのコンサートを体験している”等自慢話ばかりで私はあまり好きではありません。

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A面の曲目です。シングルA面の曲ばかり並べたいかにもベストといった曲が並んでいます。

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B面の曲目です。こちらも全曲日本でシングルA面になった曲です。日本でヒットした「Tell Me」で始まるのがいかにも日本独自の編集という気がします。

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中には歌詞カードが付けられています。こちらはA面側です。

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こちらはB面側です。

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ラベルです。80年代の青と赤のLONDONのロゴの下に世界ポピュラー全集とあります。その周りの赤青の半円形の枠は80年代のDECCA再発盤と同じデザインですが日本盤でこの枠があるレコードはあまり見かけません。左側にSTEREOと回転数が、右側に規格番号と面表記があります。曲目は中央揃いになっています。82年の発売ですがキースのクレジットはRichardとなっています。マトリクスは機械打ちでIL-3029A  A-0-1/IL-3029B  A-0-1です。

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B面のラベルです。

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このアルバムは先にも書いたように通販で発売されていたそうですが一体どこの会社から発売されていたのか不明です。解説の日付が82年となっているのでその頃発売されたんでしょうが当時は全く知らなかったですね~。私は2000年代になってから買いましたが未だよくわからないアルバムです。もしかしたら他のアーティストのLPとまとめてボックスで売っていた可能性もありますが、もしこのアルバムの事を知っている方がおられましたらご教示願います。