ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ Record Club Of America①STICKY FINGERS!!

ローリング・ストーンズ・レーベルのアメリカ盤には「Record Club Of America」とステッカーが貼られたレコードがあります。アルバムでは『STICKY FINGERS』から『GOATS HEAD SOUP』まで確認しました。Record Club Of Americaというのは60年代後半から70年代中期まで活動していたペンシルバニア州のヨーク市を拠点にしたレコードの通信販売の会社のことです。店頭販売よりもレコードを安く売っていて当時の値段を調べてみると通常4.98ドルのレコードを1.99~2.99ドルで売っていたようです。送料も安かったので店頭よりも安くレコードを入手できるメリットがあったようです。主にAtcoとAtlanticのレコードを取り扱っていましたが、両者は裏ジャケに貼られたステッカーの形状が違います。ストーンズのアルバムはAtlanticのものになります。また、プレス工場コードは全てPRでこれはニュー・ジャージー州のPresswell Recordsという工場でプレスされたものです。今回は『STCKY FINGERS』のレコード・クラブ盤のラベル違い2種とプロモ白ラベルを紹介します。ジャケットです。表側は普通のレコードと変わりません。

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裏ジャケです。左下にRecord Club Of Americaのステッカーが貼られています。

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ステッカーの部分です。アトランティック・レコードのライセンスの元に生産されています。と書かれています。これはまともに貼られていますが、場合によっては逆さだったり垂直だったり、貼ってなかったりとかなり適当です(笑)。貼られている位置も適当でお尻の辺だったり腰の辺のものも見かけました。

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インナーです。これもアメリカ盤のレギュラー盤と同じでレコードを入れるようになっています。

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反対側です。ジャケットとインナーはレコード・クラブ特別仕様というのはなく、通常のUSA盤と全く同じものです。

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ラベルです。こちらは最初のラベルでリムの住所が旧住所になっています。ラベルの下部にステッカーと同じ文が印刷されています。そのため通常は下部にあるマトリクス表記がSIDE ONEの下へ移動しています。マトリクスは手書きでST-RS-712189-C  PR/ST-RS-712190-B  PRです。両面にROLLING STONES RECORDSとあります。

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B面のラベルです。

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ラベル下部のレコード・クラブのクレジットの部分です。

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『STICKY FINGERS』にはセカンド・プレスが存在しています。リムの部分が変わり新住所となっています。マトリクスは手書きでST-RS-712189 B  PR/ST-RS-712190 A  PRです。両面にROLLING STONES RECORDSとあります。末尾のアルファベットが旧住所のものより若くなっています。なお通常盤のプレス工場PRの盤では旧住所で末尾がA/B、新住所で末尾がD/Bのマトを確認しているので末尾のアルファベットの組み合わせはもっとあるかと思います。

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B面のラベルです。

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次はプロモ盤です。裏ジャケ右下に通常盤のプロモと違う横長のシールが貼られています。PROMOTIONAL ALBUM-NOT FOR SALEと書かれています。

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ラベルです。プロモ用の白ラベルで、文字の配置はレギュラー盤の2枚目のラベルと全く同じです。右側にPROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEとあります。ラベル下部にレコード・クラブのクレジットがあります。マトリクスは手書きでST-RS 71289 A  PR/ST-RS 71290 Bです。両面にROLLING STONES RECORDSとあります。

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B面のラベルです。

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『STICY FINGERS』のレギュラー盤は1971年4月23日の発売ですが、このレコード・クラブ盤は72年に発売され、73年の終わり頃には生産を止めたようです。当時日本でもソニー・レコード・クラブというのがあってディープ・パープルなどのレコードを売っていましたね。日本のソニーでは独自のジャケットだったと記憶していますがアメリカではレコード店で売っているものと同じ仕様です。しかし、ステッカーが貼られていたり、ラベルにクレジットがあるとなんだか特別感がありますね!「スティッキー」は結構中古で見かけるので当時買った人が多かったと思います。 

ローリング・ストーンズ UK盤COME ON!!

54年前の今日、6月7日はローリング・ストーンズがデビューした日です。ローリング・ストーンズを名乗ってステージに立ってからも今年で55年と、つい最近50周年のコンサートをやったと思っていたのにもうあれから5年ですか。時の経つのは早いですね。という事でイギリスでのデビュー・シングル「Come On/I Want To Be Loved」です。A面はチャック・ベリーの、B面はウィリー・ディクソンのカヴァーです。1963年6月7日に発売され、規格番号はF.11675です。UK盤は元々ピクチャー・スリーヴは無く、DECCA専用のカンパニー・スリーヴに入っています。

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プロモ盤のラベルです。写真では見えづらいですがラベル全体に大きくAと印刷されています。このタイプは64年の「It's All Over Now」まで使われています。DECCAのロゴの下にDEMONSTRATION SAMPLE NOT FOR SALEのクレジットがあります。左側にタックスコードM/T、Jewel Musicのクレジットが、右側にマトの逆さ文字と規格番号、RECORDING FIRST PUBLISHED 1963のクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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B面のラベルです。

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DECCAのテスト盤です。レコードに簡易的な紙のラベルが貼られています。タイトルの「COME ON」とグループ名の「ROLLING STONES」がタイプで打たれています。マトリクスは機械打ちでXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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B面のラベルです。

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こちらはレギュラー盤のラベルに"SAMPLE RECORD"のシールが貼られているプロモです。デッカのシングルやアルバムにこのシールが貼られているのをよく見かけますね。マトリクスは機械打ちでXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

シールの部分です。7/6とペンで書かれていますが発売日の6月7日のことだと思います。実はこのレコード海外の出品者から買ったのですが元々の所有者はアレクシク・コーナーだったらしいです。ストーンズのメンバーとは早くから親交があったのでこのレコードを所有していたのかも知れませんね。

B面はシールは貼られていなく普通の状態です。

レギュラー盤のラベルです。右側にマトリクスの逆さ文字と規格番号F.11675があります。左側にタックスコードM/Tとレコードを保護する条約のRECORDING FIRST PUBLISHED 1963、音楽出版社のJewel Musicのクレジットがあります。このタックスコードですが、イギリスの税率を表すものでレコードが発売された時期を探る手掛かりとなっています。以前も触れましたがストーンズのレコードで見られるものを挙げてみると

M/T:1963年1月1日から1963年6月30日まで

K/T:1963年7月1日から1968年の終わりまで

J/T:1968年終りから1973年3月30日まで

となっています。「Come On」は1963年6月7日発売で3週間後の7月1日にはK/Tに変ってしまうのでM/Tのクレジットが正真正銘の初版という事になります。マトリクスはプロモと同じXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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B面のラベルです。

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このラベルは2023年に入ってから入手したもので上のラベルとはM/Tの位置が右側にあるラベルです。マトリクスは機械打ちでXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。デッカのスタンパーはBUCKINGHAMという文字列を使っていますが、このレコードはマザーが1、スタンパーはBで最初期のプレスという事になります。上のマト括弧なしのM/Tのラベルがマザー1、スタンパーがCなのでこちらの括弧ありが最初なのかという疑問が出てきますが、まさか3週間しかなかったM/Tで違うラベルが出てくるとはいろいろあるもんですね!

B面のラベルです。

初回のラベルと文字の配置は全く同じですが、タックスコードの部分だけK/Tに変ったラベルです。マトリクスは同じくXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cです。

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タックスコードの部分を拡大した写真です。こちらはM/Tのラベルです。

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こちらはK/Tのラベルです。

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タックスコードが右側に移動してマトリクスの逆さ文字に括弧が付いたラベルです。曲名とグループ名が幅が狭く小さな文字になっています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。またJewel MusicのスペルをJewellとミスっています。

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RECORDING FIRST PUBLISHED 1963というレコード保護条約のクレジットが65年から省略されて℗1963となったラベルです。これは第三者が勝手にレコードの複製をしないようにレコード製作者を保護する記号です。ラベルの記号もSからHに変っています。タイトルとグループ名の文字もやや大きくなっています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。こちらもJewel MusicのスペルをJewellとミスっています。

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ラベルの記号がCKに変わったラベルです。この記号のものが65年から66年にプレスされ「Come On」のカーヴド・デッカでは最後のラベルと言われています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。こちらもJewel MusicのスペルをJewellとミスっています。

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66年からのボックスト・デッカのラベルです。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。Jewel Musicは修正されこれ以降はミスっていません。

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上のラベルから℗1963が規格番号の上に移動しています。これが70年代中期のプレスと言われています。マトリクスはXDRF-30937-T1-1C/XDRF-30938-T1-1Cのまま変わりません。

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ボックスト・デッカのラベルは青い渦巻きのカンパニー・スリーヴに入っています。

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1980年からの青いラベルです。こちらは発売期間が短かったので滅多に見かけません。マトリクスは機械打ちでF 11675 A//1 ∇ED 1 1/F 11675 B//1 ∇ED 1 1です。

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また写真では分かりずらいですがこのカンパニースリーヴの初期は上部が波型になっており、後期は平らになっています。

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82年からのソリッド・センターのカーヴド・デッカのラベルです。マトリクスは機械打ちでF 11675 A-1/F 11675 B-1です。

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また、このラベルからカンパニー・スリーヴがオレンジ色に戻りましたがオリジナルは上部に四角い余白が2ヶ所あったのに対してこちらは全部オレンジ色の柄です。また、オリジナルはMADE IN ENGLANDとなっていた箇所がA DECCA ORIGINALとなっているのですぐに再発のカンパニー・スリーヴだと見分けがつくと思います。たまにこちらの袋に60年代の盤を入れてオリジナルと称して売っているので注意が必要です。

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上が60年代のオリジナルのMADE IN ENGLANDとなっているカンパニー・スリーヴ、下が80年代再発のA DECCA ORIGINALとなっているカンパニー・スリーヴです。

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この曲は当時のストーンズのレパートリーではなかったのにデビューするにあたって他の誰もコピーしていなかったから、というアンドリュー・オールダムの考えで選ばれたようですね。ブートレグBBC音源では聞けますがステージではあまり演奏しなかったようです。AB面ともブライアンがハープを吹いています。ビルはストーンズの活動は2、3年で終わると思っていたようですが、2017年の現在も現役で活動しているとは当時メンバーの誰もが思わなかったでしょうね。記念すべきストーンズの第一歩ですね!

ローリング・ストーンズ USA盤NOW! ステレオいろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『THE ROLLING STONES NOW!』ステレオです。ステレオと言っても疑似ステでリアル・ステレオではありません。CD化の際何曲かはリアル・ステレオになりましたが当時は全て疑似ステでした。日本ではこの疑似ステをステレオとして売っていたので古くからのファンの方はモノラルよりこちらの音源の方が馴染みがあるかと思います。規格番号はPS 420です。モノラルと同じ1965年2月13日発売説と1ヶ月遅れの65年3月発売説があります。ジャケットは上部にSTEREOや規格番号のクレジットがあります。初期盤はシールドの上からシングル曲2曲のタイトルを印刷したステッカーが貼られています。これはモノラルも同様です。 

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モノラルの時にも載せましたがステッカーの部分を拡大した写真です。

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表側のSTEREOの部分はステレオ表記と疑似ステ表記があります。

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右上のロンドンのロゴの部分です。

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裏ジャケです。モノラルでは上にあった規格番号のクレジット等が下へ移動しています。

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裏ジャケはモノラル同様Blind man表記とそれを削除した文の2種あります。こちらも削除した方はあまり見かけません。

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Blind man表記の部分を拡大した写真です。

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Blind man表記があった個所を丸ごと削除した写真です。

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裏ジャケ左下に規格番号PS 420とalso available in Mono, LL 3420のクレジットがあります。

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右下にも規格番号のクレジットがあります。

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また、前作同様リアル・ステレオは存在しないので初期型はPLAY THIS RECORD ONLY STEREOPHONIC EQUIPMENTとなっているのに対して後期型はELECTRONICALLY RE-PROCESSED FOR STEREO FROM A PERFORMANCE ORIJINALLY RECORD MONAURALLYとモノラルを電気処理でステレオ化したと表記されています。また表がステレオ表示でも裏が疑似ステ表示だったりその逆のパターンもあります。

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ラベルです。マトの順番から見ると初期の頃はオープン・ロンドンとボックス・ロンドンが入り乱れています。それぞれのラベルの変遷を見比べるためにオープン・ロンドン→ボックス・ロンドンの順で行きます。また、ジャケットのタイプもステレオ、疑似ステを書いてありますが、これは私の持っているレコードのジャケットで他のパターンのジャケットに入っている場合もあると思うので一応の参考にしてください。

オープン・ロンドンでSide 1が2行に渡って表記されています。曲名は左揃いです。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-1/ZAL 6692-1です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。裏ジャケのblind manがカットされています。

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面表示がSide 1と横一列になり、曲名が中央揃いになっています。オープン・ロンドンではこれだけMade in U.S.A.があります。またプロデューサー・クレジットもこれだけアンドリューの名前で改行され2行目にfor Impact Soundがあります。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-2/ZAL 6692-2です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。こちらも裏ジャケのblind manがカットされています。これ以降は80年代までずっとblind manカットがないのでblind manカットのジャケットは初期型???という疑問が出てきます。

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面表示がSIDE 1と大文字になり、曲名が中央揃いになっています。「Everybody Needs Somebody To Love」と「Mona」の曲名と作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-3/ZAL 6692-3です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。これ以降全部blind manがあります。

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面表示がside 1と全部小文字になり、曲名が中央揃いになっています。2番目のラベルと似ていますがプロデューサー・クレジットがforの次で改行され、Made in U.S.A.がありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-4  △7764/ZAL 6692-4 △7764-Xです。△以降は手書きです。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。

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ここからボックス・ロンドンです。面表示がSise 1が2行に渡っています。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-1/ZAL 6692-1です。ジャケットは表がステレオ、裏が疑似ステ表記です。

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上と同じデザインですが、下部にMade in U.S.A.が追加されています。マトリクスは同じで機械打ちでZAL 6691-1/ZAL 6692-1です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。

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面表示がSide 1と横一列になり、曲名が中央揃いになっています。ラベルの下部にMade in U.S.A.があります。またプロデューサー・クレジットがアンドリューの名前で改行され2行目にfor Impact Soundがあります。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-2/ZAL 6692-2です。ジャケットは表がステレオ、裏が疑似ステ表記です。

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面表示がSIDE 1と大文字になり、曲名が中央揃いになっています。「Everybody Needs Somebody To Love」と「Mona」の曲名と作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-3/ZAL 6692-3です。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。

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面表示がside 1と全部小文字になり、曲名が中央揃いになっています。ラベルの色は濃いブルーです。プロデューサー・クレジットがforの次で改行され、Made in U.S.A.がありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-4  △7764/ZAL 6692-4 △7764-Xです。△以降は手書きです。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。ここまでオープン・ロンドンの4枚とSTEREOPHONICより下の部分の表記とマトが全て一致します。

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ラベルの左側にside oneとZAL 6691 PH、右側にPS 420があります。マトリクスは手書きでZAL 6691-6/ZAL 6692-6です。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。

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ラベルの左側にPS 420とMade in U.S.A.、右側にZAL 6691 ALとSIDE ONEがあります。マトリクスは手書きでZAL 6691-8/ZAL 6692-8です。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記のものと表裏共に疑似ステのものを確認しました。

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ラベルの右側にPS 420とSide 1があります。曲目の文字が大きめになっています。マトリクスは手書きでZAL 6691-10 W/ZAL 6692-10 Wです。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。

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上のラベルと同じデザインですが、リムがありません。マトリクスも同じく手書きでZAL 6691-10 W/ZAL 6692-10 Wです。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。

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左にPS 420、右にSIDE ONEがあります。曲目が左揃いになっています。マト リクスは手書きでT1 ZAL 6691-11/T1 ZAL 6692-12Wです。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。

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左にPS 420とZAL 6691、右にSIDE ONEとMade in U.S.A.があります。マトリクスは手書きでB-1 ZAL 6691 RSR981/B-1 ZAL 6692 RSR981です。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。

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文字全体が縦長のフォントになっています。右側にPS 420とSide 1があります。マトリクスは機械打ちでPS 420 A-1C/PS 420 B-1Bと今まと全く違うものになっています。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。

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内袋もサンセットのデザインに変りおそらくこれが70年代では最終プレスだと思います。左側にSTEREO、SIDE ONEと26と数字のクレジットがあります。右側にPS 420と(ZAL 6691-AS)とあります。また、このラベルで初めてタイトルのNOWの後ろに!が付いています。マトリクスは手書きでPS 420 A 1-1-1 ZAL 6691-A PRCW △7764/PS 420 B 1-1-1 ZAL 6692-10 PRCWです。A面のZAL 6691-Aの部分だけ機械打ちです。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。

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USロンドン盤では『NOW!』がモノラル、ステレオ共にラベルのヴァリエーションが一番多いと思います。モノラルが13枚、ステレオが17枚ありましたが、まだまだこの他にも存在しているかもしれません。86年からの100% VIRGIN VINYLのものはファーストの時と同じ変化ですのでここでは省略しています。疑似ステですが曲によっては結構音に広がりがあり、ホントのステレオに聞こえるような気がします。CD時代になるまで日本ではこの疑似ステが普通で、タイトルも最初の頃は『Vol.3』でしたね。余談ですが南アフリカ盤はタイトルが『THE ROLLING STONES, THEN』となっています。カヴァー曲の演奏もいいし、オリジナルもだんだんまとまってきていいアルバムですね。