ローリング・ストーンズのUSA盤『THE ROLLING STONES NOW!』ステレオです。ステレオと言っても疑似ステでリアル・ステレオではありません。CD化の際何曲かはリアル・ステレオになりましたが当時は全て疑似ステでした。日本ではこの疑似ステをステレオとして売っていたので古くからのファンの方はモノラルよりこちらの音源の方が馴染みがあるかと思います。規格番号はPS 420です。モノラルと同じ1965年2月13日発売説と1ヶ月遅れの65年3月発売説があります。ジャケットは上部にSTEREOや規格番号のクレジットがあります。初期盤はシールドの上からシングル曲2曲のタイトルを印刷したステッカーが貼られています。これはモノラルも同様です。
モノラルの時にも載せましたがステッカーの部分を拡大した写真です。
表側のSTEREOの部分はステレオ表記と疑似ステ表記があります。
右上のロンドンのロゴの部分です。
裏ジャケです。モノラルでは上にあった規格番号のクレジット等が下へ移動しています。
裏ジャケはモノラル同様Blind man表記とそれを削除した文の2種あります。こちらも削除した方はあまり見かけません。
Blind man表記の部分を拡大した写真です。
Blind man表記があった個所を丸ごと削除した写真です。
裏ジャケ左下に規格番号PS 420とalso available in Mono, LL 3420のクレジットがあります。
右下にも規格番号のクレジットがあります。
また、前作同様リアル・ステレオは存在しないので初期型はPLAY THIS RECORD ONLY STEREOPHONIC EQUIPMENTとなっているのに対して後期型はELECTRONICALLY RE-PROCESSED FOR STEREO FROM A PERFORMANCE ORIJINALLY RECORD MONAURALLYとモノラルを電気処理でステレオ化したと表記されています。また表がステレオ表示でも裏が疑似ステ表示だったりその逆のパターンもあります。
ラベルです。マトの順番から見ると初期の頃はオープン・ロンドンとボックス・ロンドンが入り乱れています。それぞれのラベルの変遷を見比べるためにオープン・ロンドン→ボックス・ロンドンの順で行きます。また、ジャケットのタイプもステレオ、疑似ステを書いてありますが、これは私の持っているレコードのジャケットで他のパターンのジャケットに入っている場合もあると思うので一応の参考にしてください。
オープン・ロンドンでSide 1が2行に渡って表記されています。曲名は左揃いです。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-1/ZAL 6692-1です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。裏ジャケのblind manがカットされています。
面表示がSide 1と横一列になり、曲名が中央揃いになっています。オープン・ロンドンではこれだけMade in U.S.A.があります。またプロデューサー・クレジットもこれだけアンドリューの名前で改行され2行目にfor Impact Soundがあります。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-2/ZAL 6692-2です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。こちらも裏ジャケのblind manがカットされています。これ以降は80年代までずっとblind manカットがないのでblind manカットのジャケットは初期型???という疑問が出てきます。
面表示がSIDE 1と大文字になり、曲名が中央揃いになっています。「Everybody Needs Somebody To Love」と「Mona」の曲名と作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-3/ZAL 6692-3です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。これ以降全部blind manがあります。
面表示がside 1と全部小文字になり、曲名が中央揃いになっています。2番目のラベルと似ていますがプロデューサー・クレジットがforの次で改行され、Made in U.S.A.がありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-4 △7764/ZAL 6692-4 △7764-Xです。△以降は手書きです。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。
ここからボックス・ロンドンです。面表示がSise 1が2行に渡っています。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-1/ZAL 6692-1です。ジャケットは表がステレオ、裏が疑似ステ表記です。
上と同じデザインですが、下部にMade in U.S.A.が追加されています。マトリクスは同じで機械打ちでZAL 6691-1/ZAL 6692-1です。ジャケットは表、裏共にステレオ表記です。
面表示がSide 1と横一列になり、曲名が中央揃いになっています。ラベルの下部にMade in U.S.A.があります。またプロデューサー・クレジットがアンドリューの名前で改行され2行目にfor Impact Soundがあります。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-2/ZAL 6692-2です。ジャケットは表がステレオ、裏が疑似ステ表記です。
面表示がSIDE 1と大文字になり、曲名が中央揃いになっています。「Everybody Needs Somebody To Love」と「Mona」の曲名と作者のクレジットが横一列になっています。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-3/ZAL 6692-3です。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。
面表示がside 1と全部小文字になり、曲名が中央揃いになっています。ラベルの色は濃いブルーです。プロデューサー・クレジットがforの次で改行され、Made in U.S.A.がありません。マトリクスは機械打ちでZAL 6691-4 △7764/ZAL 6692-4 △7764-Xです。△以降は手書きです。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。ここまでオープン・ロンドンの4枚とSTEREOPHONICより下の部分の表記とマトが全て一致します。
ラベルの左側にside oneとZAL 6691 PH、右側にPS 420があります。マトリクスは手書きでZAL 6691-6/ZAL 6692-6です。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。
ラベルの左側にPS 420とMade in U.S.A.、右側にZAL 6691 ALとSIDE ONEがあります。マトリクスは手書きでZAL 6691-8/ZAL 6692-8です。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記のものと表裏共に疑似ステのものを確認しました。
ラベルの右側にPS 420とSide 1があります。曲目の文字が大きめになっています。マトリクスは手書きでZAL 6691-10 W/ZAL 6692-10 Wです。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。
上のラベルと同じデザインですが、リムがありません。マトリクスも同じく手書きでZAL 6691-10 W/ZAL 6692-10 Wです。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。
左にPS 420、右にSIDE ONEがあります。曲目が左揃いになっています。マト リクスは手書きでT1 ZAL 6691-11/T1 ZAL 6692-12Wです。ジャケットは表はステレオ、裏は疑似ステ表記です。
左にPS 420とZAL 6691、右にSIDE ONEとMade in U.S.A.があります。マトリクスは手書きでB-1 ZAL 6691 RSR981/B-1 ZAL 6692 RSR981です。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。
文字全体が縦長のフォントになっています。右側にPS 420とSide 1があります。マトリクスは機械打ちでPS 420 A-1C/PS 420 B-1Bと今まと全く違うものになっています。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。
内袋もサンセットのデザインに変りおそらくこれが70年代では最終プレスだと思います。左側にSTEREO、SIDE ONEと26と数字のクレジットがあります。右側にPS 420と(ZAL 6691-AS)とあります。また、このラベルで初めてタイトルのNOWの後ろに!が付いています。マトリクスは手書きでPS 420 A 1-1-1 ZAL 6691-A PRCW △7764/PS 420 B 1-1-1 ZAL 6692-10 PRCWです。A面のZAL 6691-Aの部分だけ機械打ちです。ジャケットは表裏共に疑似ステ表記です。
USロンドン盤では『NOW!』がモノラル、ステレオ共にラベルのヴァリエーションが一番多いと思います。モノラルが13枚、ステレオが17枚ありましたが、まだまだこの他にも存在しているかもしれません。86年からの100% VIRGIN VINYLのものはファーストの時と同じ変化ですのでここでは省略しています。疑似ステですが曲によっては結構音に広がりがあり、ホントのステレオに聞こえるような気がします。CD時代になるまで日本ではこの疑似ステが普通で、タイトルも最初の頃は『Vol.3』でしたね。余談ですが南アフリカ盤はタイトルが『THE ROLLING STONES, THEN』となっています。カヴァー曲の演奏もいいし、オリジナルもだんだんまとまってきていいアルバムですね。