ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

キース・リチャーズ RUN RUDOLPH RUN⑥ 2018レコード・ストア・ディ12インチ・シングル!!

キース・リチャーズの「Run Rudolph Run」です。今回は今年2018年11月23日のレコード・ストア・ディ(Black Friday)で復刻されたばかりの12インチ・シングルです。全世界3000枚限定の赤いカラー盤で規格番号は4050538426830です。販売はMindless Records、配給元はBMGです。A面に「Run Rudolph Run」「The Harder They Come」が、B面に2007年にダウンロードのみで販売されていた「Pressure Drop」が収録されています。ジャケットはヨーロッパ各国盤で使われていたキースのラッパ飲み写真の下に3曲のタイトル文字が新たに加わったものとなっています。キースの文字と曲目の並び方は当時のフランス盤と同じものです。今までの7インチ・シングルと比べるとLP大になったのでかなり存在感があります。

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シールドの上にレコード・ストア・ディのステッカーが貼られています。限定レッド・ヴァイナルや、キースのクリスマス・カードが封入されている等のクレジットがあります。

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裏ジャケです。こちらは今までの各国盤になかった全く新しいデザインです。

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これは規格番号なのかただ単にレコード・ストア・ディ2018なのかは分かりませんが右上にRSD2018とあります。

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左上にバーコードがあります。

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右下にBMGのクレジットがあります。

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下部にMade in E.U.があります。このレコードはEU盤しか存在せず、アメリカでもEU盤が発売されていました。

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Mindless Recordsのロゴです。何となくブートのロゴみたいで面白いですね(笑)。

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インナーです。当時の「Run Rudolph Run」各国盤が載っています。日本盤も載っています。

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反対側は各曲のクレジットが載っています。

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また、レコード・ストア・ディ限定のキースのクリスマス・カードが封入されています。キースがサンタさんだと何だか怖いですよね(笑)。

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カードを開くとキースのメッセージとサインが書かれています。

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レコードは赤い盤です。

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ラベルです。この文字のフォントと配置は当時のオーストラリア盤みたいですね!左側に大きなAの文字があります。右側にMindless RecordsとBMGのロゴがあります。マトリクスは538426831-A  178685M1/A//538426831-B  178685M2/A1です。途中にスラッシュがあるので、AB面の境は//です。両面共前半部が手書きで後半が機械打ちです。その他にJN-H STERLINGがあります。

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B面のラベルです。

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新たに加わった「Pressure Drop」はオリジナルはトゥーツ&ザ・メイタルズの69年のヒット曲で、キース・ヴァ―ジョンは2007年12月に配信のみで販売された曲です。録音は2003年5月、ニューヨークのデンジャラス・ミュージック・スタジオでトゥーツ&ザ・メイタルズのメンバーと録音された曲です。この曲はキースの他にクラプトンやいろいろなアーティストのカヴァーがありますが、キースのヴァージョンが一番決まってますね!しかしながらこのレコード、LP大になったジャケットに赤盤、キースのメッセージ・カードが封入と、こりゃサイコーのクリスマスプレゼントですよね!各国盤を並べたインナーも素晴らしいです。40年も経ってまた新たに楽しめるなんてレコードって本当にいいですよね!

キース・リチャーズ RUN RUDOLPH RUN⑤ 日本盤 ハーダー・ゼイ・カム!!

キース・リチャーズの「Run Rudolph Run」の続編です。今回は日本盤を紹介します。日本では「ハーダー・ゼイ・カム」をA面にして発売されました。ジャケットは日本独自のものでヨーロッパ各国盤のラッパ飲み写真と違う写真が使われています。1979年(昭和54年)4月20日に発売され、規格番号はESR 20560です。私は発売日にこのレコードを買いましたが、当時はまだレゲエを全く理解していなかったのと、シンプルすぎるサウンドに戸惑ったのを覚えています。B面の「ラン・ルドルフ・ラン」の方が断然カッコいいと思い、なんで日本盤だけAB面逆なのか不思議でした。

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右上にSTEREOと規格番号のESR 20560があります。ステレオと書かれていますが「Run Rudolph Run」はモノラルですね!

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キャッチコピーの部分です。当時、キースはリード・ギタリストか?と話題になったような気がします。

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ピクチャースリーヴの裏面です。池田裕司さんによるライナーと歌詞が書かれています。ちょうど私がファン・クラブに入会した頃です!会長さんには89年ツアーのロスで初めてお会い出来たり、88年ミックの東京ドームや、95年東京ドームのチケットを譲って頂いたりと大変お世話になりました!歌詞は「ハーダー・ゼイ・カム」だけしか載っていません。

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レコードは当時の東芝のレコード袋に入っています。見本盤は白い袋が使われています。

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ラベルです。ストーンズ・レーベルの黄色いラベルです。マトリクスは機械打ちでRSR-102-B  1S 2/RSR-102-A  1S 1です。RSR-102というのはUK盤の番号ですが、「ハーダー・ゼイ・カム」をA面に持ってきたのでA面の方がBとなっています。

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B面のラベルです。MONO表記となっています。

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プロモ(見本)盤白ラベルです。右側に大きく「見本」と非売品の文字があります。その下に4/20発売とあります。マトリクスは機械打ちでRSR-102-B  1S 1/RSR-102-A  1S 2と両面共通常盤とは最後の数字が逆になっています。

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B面のラベルです。

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発売日に私は友人と銀座へ遊びに行きこのレコードを買いました。当時、私の下宿にはレコード・プレイヤーが無かったので、大井町に住んでいた友人の家で初めて聞き、その友人と「B面の方がストーンズっぽいね。」と話したのを覚えています。いやしかしキースがソロを出すとは夢にも思っていなかったので興奮して何度も聞きました!この頃はちょうど78ツアーのブートが出回り始めた頃で73や、75/76とも違うシンプルでハチャメチャな演奏に驚いていました。当時は73の演奏が素晴らしいと思っていましたが、この78ツアーの演奏も病みつきになりますよね!「SOME GIRL」~78年ツアー~キースのソロと続くシンプルでパワーで乗り切ってしまうサウンド、ホントにカッコいいですよね!そして今日はキースの75回目の誕生日です。いつまでもロックして私たちを楽しませてください!

キース・リチャーズ RUN RUDOLPH RUN④ オーストラリア、ニュージーランド、カナダ盤!!

キース・リチャーズの「Run Rudolph Run」第4弾です。今回はオーストラリア、ニュージーランド、そしてカナダ盤を紹介します。最初はオーストラリア盤です。オーストラリアでは1979年1月に発売され、規格番号はEMI 11837です。ピクチャースリーヴは元々なく、EMIのカンパニースリーブに入っています。このカンパニースリーブは1978年から1983年までオーストラリアのEMIで使われていたものです。

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ラベルです。当時のオーストラリア盤独特のタイトルが大きく太い文字で書かれています。左側にAと大きくありますがプロモではありません。マトリクスは手書きでEMI 11873 A/EMI 11873 Bです。

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次はニュージーランド盤です。ニュージーランドでは1979年1月に発売され、規格番号はRSR 102でこの番号はUK盤と同じです。ニュージーランド盤も元々ピクチャースリーヴはなく、EMIのカンパニースリーブに入っています。このカンパニースリーブは1978年から1982年までニュージーランドのEMIで使われていたものです。

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ラベルです。オーストラリア盤と比べるとシンプルなデザインです。マトリクスは手書きでRSR 102-A/RSR 102-Bです。

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ここからカナダ盤です。カナダでは1979年1月に発売され、規格番号はRS 19311 Qです。ピクチャースリーヴは元々なく、WEAのカンパニースリーブに入っています。このカンパニースリーブは1976年から1983年まで使われていたカナダのWEAのものです。アメリカとカナダではEMIに変わらず78年からもWEAで配給されていたのでこの袋が使われていました。

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ラベルです。見た感じがUSA盤と似ていますが文字の配置やフォントが微妙に違います。リムにWEA MUSIC OF CANADAとあるので判別できます。面表記は"A SIDE/B SIDE"となっています。マトリクスは手書きでRS-19311-A/RS-19311-Bです。ラベルにUSA盤と同じST-RS-36262が書かれていますがレコード盤のマトでは使われていません。ラベルではⓅ1978となっていますが、ここではストーンズWORLD WIDEでの発売日を見て79年1月としました。もしかしたらアメリカと同じ78年12月に発売されたかも知れません。

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カナダ盤には白ラベルのプロモ盤も存在します。文字の配置は通常盤と同じですが、センターホールの上にPROMO COPYがあります。USA盤のプロモは「Run Rudolph Run」のモノラル、ステレオでしたが、こちらはステレオのみでB面に「The Harder They Come」が収録されています。マトリクスは通常盤と同じでRS-19311-A/RS-19311-Bです。

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このプロモは赤いWEAのカンパニースリーブに入っていましたが、このスリーヴは1971年から74年までカナダのWEAで使われていたものなので元の持ち主が入れ替えたか、またはプロモなので余った袋に入れて配給してしまったのか分かりません。一応写真を載せておきます。

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北米やオセアニアではピクチャースリーヴが無くあまり面白くありませんね。やっぱりヨーロッパ各国のキースのラッパ飲みのジャケットがサイコーです!ここまで日本盤以外のキースの「Run Rudolph Run」を紹介してきましたが、発売された国はおそらくこれで全てだと思います。南米や、東南アジア諸国ではこのシングルは発売されなかったようですが、ストーンズ本体のレコードは南米のEMIから発売されているのでもしかしたら発売されているのかも知れません。どなたかご存知でしたらご連絡願います。次回は「The Harder They Come」をA面にして発売した日本盤を紹介します。