ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 WILD HORSES①プロモ盤 いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤シングル「Wild Horses/Sway」です。1971年6月に発売され、規格番号はCOC-19101です。アルバム『STICKY FINGERS』からの第2段シングルで、「Sway」はアルバムとは別ミックス、「Wild Horses」はプロモでエディット・ヴァージョンが聞けるという貴重なシングルです。この2つのミックスはUSA盤でしか聞けません。この「Wild Herses」はラベルのヴァリエーションが多いので今回はプロモ盤を紹介します。プロモは片面にショート・ヴァージョンというクレジットで3分25秒のエディット・ヴァージョンが、片面にロング・ヴァージョンというクレジットでアルバムと同じ5分38秒のヴァージョンが収録されています。レコードはアトコ、アトランティックのカンパニースリーブに入っています。

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ラベルです。最初は両面モノラルのショート・ヴァージョン、ロング・ヴァージョンが収録されているレコードからいきます。どれがオリジナルという事はなく順番は関係ありません。左側にShort Versionとあります。プレス工場コードはSPで、ペンシルベニア州のSpecialty recordsのことです。右側にRS-19100とタイム表記3:25があります。なお、プロモのリムは全て旧住所となっています。マトリクスは手書きでRS-22115-2  5-24-71/RS21846-2  5-24-71です。両面に71年5月24日の日付が入っています。 

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こちらはLong Version側です。左側のベロマークの下にLong Versionとあります。右側のタイム表記は5:38です。

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右側にPLUG SIDE、45-19101、面表記SIDE ONE、タイム表記、SHORT MONOとクレジットがまとまっています。規格番号が45-19101とRSではなく45から始まる珍しい番号です。プレス工場コードはPLで、テネシー州のPlastic Productsのことです。マトリクスは手書きでRS-22115-3/RS-21846-3です。

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ロング・ヴァージョン側です。面表記はこちらもSIDE ONEとなっています。右側の一番下がLONG MONOとなっています。

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文字の大きさが一番大きいプロモです。左側のベロマークの上にPROMOTIONALとあります。右側に上からNOT FOR SALE、PLUG SIDE、SIDE ONE、RS-19101、SHORT VERSION、タイム表記3:25です。プレス工場コードはMOで、カリフォルニア州のMonarch recordsのことです。マトリクスは手書きでRS-22115-5  △25158/RS-21846-5  △25157-Xです。

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ロング・ヴァージョン側です。上のラベルが両面SIDE ONEだったのに対してこちらはロング・ヴァージョン側がSIDE TWOとなっています。右側の一番下にLONG VERSIONとタイム表記5:38があります。

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「Wild Horses」では珍しく両面ステレオのプロモも作られました。エディットされている部分はモノラルと全く同じです。写真では白っぽくなってしまいましたが、ラベルの色は水色で左側にShort VersionとSTEREOがあります。右側に規格番号とタイム表記3:25があります。プレス工場コードはSPです。今のところステレオのプロモはこのSPしか確認していません。マトリクスは手書きでST-RS-22115-1  5-25-71/ST-RS-21846-1  5-20-71です。マトの冒頭はステレオを表すST-RSから始まっています。日付はショート・ヴァージョンは5月24日、ロング・ヴァージョンは5月20日となっています。SPのモノラルのプロモも5月24日だったので、ショート・ヴァージョンの方はモノラル、ステレオ共に同じ日にカッティングされたんですね!

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ロング・ヴァージョン側です。左側にLong Version、STEREOがあります。右側のタイム表記が5:41となっており、モノラルのプロモよりも3秒長くなっていますが特に違いはありません。

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テストプレスです。上にタイトルがあります。左側にMONOとマト、Short Versionが、右側に規格番号とタイム表記があります。下にアーティスト名だけのシンプルなラベルです。こちらにはモノラルのショート・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは手書きでRS-21115-1  5-24-71/ST-RS-21846-1  5-20-71です。両面に日付があります。A面にだけAT/DKがあります。また、A面のマトの枝番の1は機械打ちです。

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ステレオ側です。こちらはアルバム・ヴァージョンが収録されています。

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この曲のモノラルはプロモ・シングルの他ではレギュラー盤のシングルと『STICKY FINGERS』のUSA盤プロモのモノラル盤で聞けます。エディット・ヴァージョンの方はこのプロモ盤でしか聞けない貴重なヴァージョンです。I watched you~から始まる2コーラス目が丸々カットされ、1コーラス目が終わると間奏になってしまいます。間奏の後3コーラス目は入っていますが、ここで終わってしまいその後の2番目の間奏がカットされています。ややこしいですが正確に書くと最初のサビ~treat you unkindまでカット、3番目のサビから2番目の間奏をカットといった方がバックの演奏から考えて正しいと思います。「Wild Horses」はストーンズのバラードの中でも好きな曲で、アコギの演奏が美しい名曲ですよね!次回はレギュラー盤を紹介します。

ローリング・ストーンズ USA盤 BROWN SUGAR いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤シングル「Brown Sugar/Bicth」です。アメリカでは1971年5月7日に発売され、規格番号はRS 19100です。ローリング・ストーンズ・レコード(以下RSR)からの第一弾シングルになります。イギリスやヨーロッパの一部の国では「Let It Rock」を含めた3曲入りで発売されましたが、アメリカではB面には「Bicth」1曲のみの収録です。これは当時の日本でも同じカップリングでした。AB面ともいかにもストーンズらしい勢いのある曲でRSRの出発にふさわしいレコードですよね!最初はプロモからからいきます。アメリカではアトランティック・アトコのカンパニースリーブに入っています。

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プロモ盤の白ラベルです。プロモ盤は「Brown Sugar」のみの収録で、片面にモノラル、片面にステレオが収録されています。ここではモノラル→ステレオの順にラベルとマトリクスを紹介します。また、順番はリリース順ではなくプレス工場コードや旧住所、新住所でまとめてあります。左側にマトとMONOがあります。ステレオのマトはST-RSから始まりますが、モノラルのマトは最初のSTは無くRSから始まっています。プレス工場コードはSPで、ペンシルベニア州のSpecialty recordsのことです。右側にRS-19100、タイム表記などがあります。リムは旧住所です。マトリクスは手書きでRS-21843-2  4-6-71  AT  ROLLING STONES RECORDS/ST-RS-21843-1  4-2-71  AT  ROLLING STONES RECORDSです。マトの他に日付があります。また、これ以降のラベルのマトはすべて手書きで、マトの他にATとROLLING STONES RECORDSがあるのでこの表記は省略します。

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ステレオ側のラベルです。

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右側に大きくPLUG SIDEとあります。その下にMONOと規格番号があります。面表記はSIDE TWOとなっていますがモノラルという事で先に挙げました。この次のプロモでは両面SIDE ONEとなっているのでどちらがA面という制約はなかったと思います。プレス工場コードはMOで、カリフォルニア州のMonarch recordsのことです。左下にPROMOTIONAL COPY、右下にNOT FOR SALEがあります。リムは旧住所です。マトリクスはRS-21843-9  ① MR  AT △84586/ST-RS-21843-2  AT  △84587です。MRは丸で囲われています。

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ステレオ側のラベルです。こちらはSIDE ONEとなっています。

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右側にMONO、PLUG SIDEや面表記がまとまっています。面表記は両面SIDE ONEとなっています。規格番号は珍しく45-19100となっています。プレス工場コードはPLで、テネシー州のPlastic Productsのことです。このPlastic Products製のレコードは他のタイトルも全て規格番号が45で始まっています。リムは旧住所です。マトリクスはRS-21843-5/ST-RS-21843-3です。

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ステレオ側のラベルです。面表記はSIDE ONEです。

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これまでのプロモとデザインが違うプロモです。このタイプはテストプレスという説もありますが詳細は不明です。上部にTITLE:BROWN SUGAR、下部にARTIST:ROLLING STONESとあります。左側にMONOとマトが、右側に規格番号とタイム表記があります。プレス工場コードはSPでリムは旧住所です。シンプルなデザインでいわれてみればテスト盤のような気もしますね。マトリクスはRS-21843-1/ST-RS-21843-1  4-2-71で、両面マト1です。

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ステレオ側のラベルです。

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ここからレギュラー盤です。RSRの黄色いラベルです。「Bitch」がB面に収録されており、両面モノラルです。USA盤はステレオというイメージがあり、ラベルにもMONOのクレジットがないので意外と思われる方が多いと思います。ラベルは同じプレス工場コードで、旧住所→新住所の順で並べてありますのでどれが初版という事はありませんのでご了承ください。右側にSIDE ONE、規格番号があります。プレス工場コードはMOで、カリフォルニア州のMonarch recordsのことです。リムの住所は旧住所です。マトリクスはRS-21843-8  ② MR  AT  △84586/RS-21844-8 ①  MR  AT  △84586-Xです。MRは丸で囲われています。レギュラー盤は全てのレコードにマトの他にATとROLLING STONES RECORDSがありますがこれ以降のラベルでは省略します。 

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上のラベルと同じですがリムが新住所となっています。マトリクスも同じです。

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右側にRS-19100、SIDE ONEがあります。その下のクレジットが中央の穴に沿って丸く円を描くように並んでいるのが特徴です。プレス工場コードはLYで、ニューヨーク州のShelly Productsです。リムは旧住所です。マトリクスはRS-21843-2  4-6-71  53330/RS-21844-3  4-6-71  (判読不明の5桁の数字)、です。

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右側にRS-19100、SIDE ONEがあります。プレス工場コードはSPで、ペンシルベニア州のSpecialty recordsのことです。リムの住所は旧住所です。マトリクスはRS-21843-4/RS-21844-1です。

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上と同じSPで、文字の配置等はほぼ同じですが、上のラベルからSIDE ONEの文字が消えています。リムの住所は新住所となっています。マトリクスはRS-21843-3/RS-21844-2です。

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上と同じラベルですがリムにWのロゴがあります。プレス工場コードは同じSPです。マトリクスはRS-21843-2  4-6-71/RS-21844-2  4-6-71です。ラベルから判断してかなり後期のプレスですが、マトは初期のものとなっています。

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規格番号がRSではなく45から始まっている珍しいラベルです。右側に45-19100、マト、SIDE ONE、その他のクレジットがまとまっています。プレス工場コードはPLで、テネシー州のPlastic Productsのことです。リムは旧住所です。マトリクスはRS-21843-5/RS-21844-5です。

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上と同じ規格番号が45-19100とクレジットされている珍しいラベルです。プレス工場コードは同じPLですがリムが新住所となっています。文字の配置もほぼ同じですが、右側にあったSIDE ONEが消えています。マトリクスは同じでRS-21843-5/RS-21844-5です。

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マトは私の持っているレコードのもので同じラベルでも違うマトのものがあると思います。あくまでも参考程度としてください。プロモはモノラル、ステレオで収録されていますが、モノラルは太くしっかりとした音でステレオよりもベースの音がよく聞こえます。最後は「オーライ!」で終わります。プロモのステレオは最後は通常通り「イェ~」で終わります。レギュラー盤は両面モノラルなので「Brown Sugar」はやはり「オーライ!」で終わります。いかにもストーンズといったリフで始まりミックのヴォーカルとそれに絡むキースのコーラスがいい感じで、間奏のボビー・キーズのサックスも名演です。現在でもステージで定番の曲で、この曲のエンディングでミックが観客を煽るので盛り上がりますよね!「Bitch」はモノラルだとグルーブ感が増し、迫力のある音が聞けます。この曲を初めて聞いた時テンプテーションズの「Get Ready」に似たリフだなと思いました。リード・ギターはキースで、ストーンズ全員が一体となって迫って来るような演奏が素晴らしいですよね!ホーンも効果的に使われているノリのいい曲でこちらもライヴでの定番曲です。このシングルからRSRが始まるわけですが赤いベロマークと黄色いラベルの組み合わせっていう色合いもいいですよね~!

ローリング・ストーンズ 日本盤 YOUR POLL WINNERS いろいろ!!

ローリング・ストーンズの日本編集盤『YOUR POLL WINNERS(あなたが選んだローリング・ストーンズゴールデン・アルバム)』です。1967年(昭和42年)12月20日(発売日は諸説あります)に発売され、規格番号はSLC-184です。日本独自の企画盤で、ミュー・ライフの人気投票から上位に入った曲で構成された画期的なアルバムで、今考えるとよく好き勝手にこんなアルバムが作れたなと思います。ジャケットは中央にストーンズの写真と、周りは当時のフラワー・ムーブメントからか花で埋もれています。タイトル文字も当時流行りのサイケ調の文字となっています。初期型はジャケットの右下にGOLDEN ALBUMと書かれた丸いシールが貼られています。ジャケットはこのタイトルからぺらジャケではなくなり、最初から硬い紙質です。見開きで中にジャケットの表裏もあわせると12ページのブックレットが付いている豪華な仕様です。帯は初期型は『フラワー』同様レコード会社のキャンペーン用のひょうたん型の帯が使われています。この時のキャンペーンについては『フラワー』で触れましたが、ここでも後で再度触れます。

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紺帯です。キャンペーンが終わった68年1月以降に切り替わったと思います。

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右上にロンドンのロゴがあります。

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帯に隠れて見えませんがタイトル部分です。サイケ調の文字で書かれています。

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右下にGOLDEN ALBUMと書かれた丸いシールが貼ってありますが、左側は後期型でシールは貼ってありません。

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紺帯は裏側が印刷無のものとレコードのカタログが印刷された2種があります。並べてみると分かりますが帯の幅が違います。これは後期型の裏側にレコードのカタログがある方が太くなっています。帯の太さの違いと裏側の広告はこの前後の他のアルバムにも同じことが言えます。

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紺帯の裏側です。上が無地、下がキングレコードのカタログが載っています。

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裏ジャケです。左上にタイトル、ミックの写真の右側に曲目があります。

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左上のタイトルの部分です。

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曲目の部分です。シングルの時にも触れた「ルビー・チューズディ」がここでも「ルビー・テューズディ」とテュとなっています。

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右下に投票を協力した文化放送とミュージック・ライフのクレジットがあります。当時の値段は2000円です。

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見開きの内側です。これは最初のページです。左側のページに曲目があります。右側のページはポートレイトとなっており裏側は何も印刷されておらず取り外しを前提に作られています。

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A面の曲目です。「ルビー・チューズディ」は「ルビー・テューズディ」表記です。帯でも「テューズディ」となっているので気になって調べてみたら日本で「チューズディ」表記になったのはアルバム『THROUGH THE PAST DARKLY』からでした。

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B面の曲目です。

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次のページです。朝妻一郎さんによる62年から67年9月30日までのストーンズの年表が載っています。

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次のページです。日本で67年10月30日時点での発売された曲が邦題、作者、収録レコードの順で全曲載っています。イギリスでの最初のEPや、USA盤『DECEMBER'S CHILDREN』に収録されている曲はこの時点で日本では発売されておらず、タイトルだけ載っています。

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次のページです。曲目紹介と人気投票の投票数が中央に星加ルミ子さんと、企画した文化放送の金子貞夫さんの文載っています。これを読むとミュージック・ライフ67年8月号から11月号まで集計を続けていたようです。

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人気投票の結果表です。上位12曲がこのレコードに収録されています。これを見ると「Going Home」や「She Said Yeah」などのマニアックな曲が入っています。「イエスタデイズ・ペーパー」が14位で「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」よりも上位というのが意外ですね!当時の最新曲「We Love You」と「Dandelion」はAB面両方入っています。なお、レコードはこの順番通りの収録ではありません。

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最後のページは歌詞がのっています。

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最後のページの右上にSLC 184と¥2000があります。

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最後のページの発売元のキングレコードのクレジットがあります。

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前回の『フラワー』の時にも紹介しましたが、最初の帯に書かれていたキャンペーンの用紙です。昭和42年9月10日から昭和43年1月20日の間に対象のレコードを買い応募すると手帳が貰えるというものです。ストーンズのレコードではこれと『フラワー』が対象となっています。

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応募券の部分です。

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ラベルです。最初は白ラベルのプロモです。上部にLONDONのロゴとSTEREOがあります。タイトルの下に邦題の『あなたが選んだ~』があります。左側に非売品、右側に見本盤があります。他のプロモは曲目がレギュラー盤と同じ書体となっていますが、このプロモは曲目の部分だけ文字の感じがタイプで打ったような感じになっています。マトリクスは機械打ちでSDLBT 463-1/SDLBT 464-1です。両面にJISマークがあります。

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B面のラベルです。

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プロモはキングレコードのプロモ専用のスリーヴに入っています。これを書いてて今急に思い出したんですが80年代の終わり頃に西新宿の某レコード店ストーンズのキングのプロモ盤が大量に売ってた事がありましたね!そんなに高い値段ではなかったと思うので、あの時まとめて買っておけばよかった…と思います。

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レギュラー盤のラベルです。上部にffssのマークとLONDONのロゴがあります。左側に回転数と面表記が、右側に規格番号があります。タイトルはYOUR POLL WINNERSで、その下にサブタイトルのTHE ROLLING STONES GOLDEN ALBUMとあります。見本盤にあった『あなたが選んだ~』の日本語タイトルはここではありません。マトリクスは機械打ちでSDLBT 463-1/SDLBT 464-10です。両面にJISマークがあります。他には-7/-7、-8/B-12というのを確認しました。

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B面のラベルです。

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このレコードを作るにあたっての総投票数は24394通だったそうで、当時のストーンズの人気が窺えますね。また、人気投票でレコードを作るという企画はその前にもあったらしいですが単独のグループとしては初の試みだったらしいです。この時私は小学2年生でストーンズの事は全く知りませんでしたが、もし投票するとしたら惜しくも落選した「マザーズ・リトル・ヘルパー」だったかも知れません。この時投票された方は現在65歳以上になられておられるかと思いますが、どの曲に投票したのか聞いてみたいです。54年前の人気投票がこうしてレコードとして残っていることも記念になりますが、何といっても現在でも現役で活動しているストーンズって凄すぎですよね!