ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 GOATS HEAD SOUP①オリジナル盤!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『GOATS HEAD SOUP』です。1973年8月31日に発売され、規格番号はCOC 59101です。以前、ラベルとマトを紹介しましたが、ジャケットについて触れていなかったので今回はジャケット細部を取り上げます。最後にラベルのページに飛べるようにしてありますのでそちらをご覧いただけたらと思います。ジャケットは各国同様見開きジャケとなっています。表側にThe Rolling Stonesとあるだけで、どこにもタイトルや曲目はありません。一部のジャケットには販売促進のステッカーが貼られています。

ステッカーの部分です。ヒット曲の「Angie」が収録されていることが書かれています。その下に規格番号のCOC 59101があります。

裏ジャケです。曲目等のクレジットは一切なくベロマークがあるだけです。一部のジャケットには曲目ステッカーが貼られています。(2枚後の画像を参照してください)

右下にベロマークがあります。

裏ジャケに貼られていたステッカーです。タイトルと曲目があります。

見開きの内側です。

見開きの内側左ページの下部にローリング・ストーンズ・レコーズの登録票所と配給元のアトランティック・レコードのクレジットがあります。

上の続きです。アトランティックの住所が書かれています。

一番最後にPrinted in U.S.A.があります。この部分でUSA盤と分かります。

背表紙の下部の部分です。ローリング・ストーンズ・レコーズと規格番号のCOC 59101の後に0598と書かれていますが、これは何を意味するのか不明です。Discogsでも「背に0598」と書かれているだけでした。

山羊のスープのシートです。これは各国同様です。

インナーです。アンディ・ジョンズは正面を向いている写真です。

インナーの反対側です。各国同様曲目とキーボードの担当者、その下に担当楽器、プロデューサーなどのクレジットがあります。

右下にベロマークと規格番号のCOC 59101があります。

中央下部に著作権クレジットとPrinted in U.S.A.があります。

ここからラベルですが、USA盤の『GOATS HEAD SOUP』のラベルは以前のブログで紹介済ですのでお手数ですがここへ飛んでください↓

ローリング・ストーンズ GOATS HEAD SOUPからUSAプレス工場コードを調べてみた!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (hatenablog.com)

あと、USA盤のクラブ・エディション盤はこちらです↓

ローリング・ストーンズ Record Club Of America③GOATS HEAD SOUP!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (hatenablog.com)

尻切れトンボになってしまいすみません。次回は再発盤を紹介します。

ローリング・ストーンズ USA盤 DOO DOO DOO DOO DOO いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSAシングル盤「Doo Doo Doo Doo Doo/Dancing With Mr. D」です。アルバム『GOATS HEAD SOUP』からの第2弾シングルとして1973年12月15日に発売され、規格番号はRS 19109です。最初はプロモからいきます。両面「Doo Doo Doo…」が収録されており片面にモノラル、片面にステレオが収録されています。ここではモノラル→ステレオの順で紹介したいと思います。プロモ盤はアトランティックのカンパニースリーヴに入っています。

最初はプレス工場コードSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。左側にベロマークとマト、MONOが、右側に規格番号、タイム表記などがあります。下部に曲目とプロデューサー・クレジットとホーン・アレンジのジム・プライスのクレジットがあります。リムは旧住所です。マトリクスは手書きでRS-27208-1/ST-RS-27208-2です。

ステレオ側のラベルです。

プレス工場コードはMOです。これはカリフォルニア州のMonarch recordsです。左側はベロマークしかありません。右側にPLUG SIDE、MONO、規格番号、面表記、マトがあります。リムは旧住所です。マトリクスは手書きでRS-27208-6  △73389/ST-RS-27208-8  △93390です。

ステレオ側のラベルです。

プレス工場コードはPLです。これはテネシー州のPlastic Productsです。左側にベロマークが、右側にMONO、PLUG SIDE、規格番号、マト、面表記があります。リムはこれだけ新住所です。マトリクスは手書きでRS-27208-4/ST-RS-27208-6です。

ステレオ側のラベルです。

ここからはレギュラー盤のラベルです。レギュラー盤はベロスリーヴ、またはアトランティックのカンパニースリーヴに入っています。

ラベルです。この頃になるとリムはほぼ新住所となっています。マトの枝番の若い順ではなく同じプレス工場でリムの旧住所→新住所の順で挙げていこうと思います。最初はプレス工場コードがMOです。これはカリフォルニア州のMonarch recordsです。旧住所のリムはこのラベルしかありません。左側にベロマークが、右側にSTEREO、規格番号、面表記、マトがあります。曲目の部分のクレジットはプロモと同じです。マトリクスは手書きでST-RS-27208-10  △93390/ST-RS-27205-8  △93391です。

上と同じプレス工場MOでリムが新住所になっています。文字の配置は上と全く同じです。マトリクスは手書きでST-RS-27208-10  △93390/ST-RS-27205-9  △93391です。B面のマトの枝番が9となっています。

プレス工場コードがPLです。これはテネシー州のPlastic Productsです。右側にSTEREO、規格番号、マト、面表記があります。73年の終わりには引っ越したのでこれ以降のリムは全て新住所となっています。マトリクスは手書きでST-RS-27208-6/ST-RS-27205-7です。

プレス工場コードがSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。左側にベロマーク、マト、STEREOが、右側に面表記、規格番号、タイム表記があります。マトリクスは手書きでST-RS-27208-3/ST-RS-27205-3です。

上と同じSPですが、リムにWのロゴがあることから最終プレスだと思います。マトリクスは手書きでST-RS-27208-2/ST-RS-27205-1とこれが一番若くなっています。

「Doo Doo Doo Doo Doo」は実際にニューヨークで起こった警官が関係ない人を撃った事件を基にしています。ビリー・プレストンクラビットを、ミック・テイラーがワウワウ・ペダルを使いリード・ギターも弾いています。そしてホーンが効果的に入っています。タイトルの後に(Heartbraker)が付けられていますが、何故「Heartbraker」というタイトルにしなかった理由は、同じタイトルの曲が多かったからというミックのインタビューで読んだ記憶があります。そういえばフリー、グランド・ファンク・レイルロードレッド・ツェッペリンなどに同名の曲がありますね。「Doo Doo Doo Doo Doo」を初めて聴いたときは『メインストリート』のルーズな感じがなくなり、シティ・ソウルというかストーンズにとって新しい雰囲気の曲だと思いました。B面の「Dancing With Mr. D」はアルバム1曲目で、『GOATS HEAD SOUP』の不思議な世界へ入り込むのにもってこいの曲ですね。ミックの歌に合わせてテイラーのギターが効果的に入っています。この曲はPVで見ることが出来ますがミックが悪魔みたいで不思議な世界を醸し出しています。音は楽器の分離が悪くメンバーの演奏が一体となって聞こえてくるのがストーンズらしいですよね。

ローリング・ストーンズ USA盤 ANGIE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤「Angie/Silver Train」です。1973年8月20日に発売され、規格番号はRS 19105です。このシングルもラベル違いが多数存在していますので順を追って紹介したいと思います。最初はプロモからいきます。プロモは両面に「Angie」が収録されており片面がモノラル、片面がステレオとなっています。ここではモノラル→ステレオの順に写真を載せていきます。プロモ盤はアトランティックのカンパニースリーブに入っています。

最初はプレス工場コードがMOです。これはカリフォルニア州のMonarch recordsのことです。左側にベロマークとPROMOTIONAL COPY、右側にPLUG SIDE、MONO、規格番号、面表記、タイム表記、そしてNOT FOR SALEがあります。タイトルの下にプロデューサーとストリングスのアレンジャーのニッキー・ハリスンのクレジットがあります。マトリクスは手書きでRS-27174-3  △92472/ST-RS-27174-5  △92473です。リムは旧住所です。

ステレオ側です。モノラルは白ですがステレオのラベルは青になっています。

プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。左側にベロマークとマト、MONOがあります。右側に規格番号タイム表記などがあります。リムは新住所です。マトリクスは手書きでRS-27174-4/ST-RS-27174-2です。

ステレオ側のラベルです。

プレス工場コードはPLです。これはテネシー州のPlastic Productsです。左側はベロマークだけです。右側にPLUG SIDE、MONO、規格番号、面表記、タイム表記があります。リムは新住所です。マトリクスは手書きでRS-27174-2/ST-RS-27174-4です。

ステレオ側のラベルです。

テスト・プレス盤です。プレス工場コードはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。上部にタイトルがあります。左側にMONOとマトが、右側に規格番号とタイム表記があります。下部はTHE ROLLING STONESだけのシンプルなラベルです。マトリクスは手書きでRS-27174-1/ST-RS-27174-1と両面枝番が1となっています。

ステレオ側のラベルです。

ここからはレギュラー盤です。レギュラー盤は写真のようなベロスリーヴ、または一番最初に挙げたカンパニースリーブに入っています。

ラベルです。ここではマトの枝番の若い順ではなくリムの住所が古い順に挙げていこうと思います。プレス工場コードはPLです。これはテネシー州のPlastic Productsです。リムがDIST. BY~から始まる旧住所のものです。マトリクスは手書きでST-RS-27174-4/ST-RS-27175-4です。

上と同じPLのラベルです。順序が前後しますが、同じプレス工場という事でここに組み入れました。なんと「Angie」がSIDE TWO、「Silver Train」がSIDE ONEとなっています。上と同じプレス工場ですがラベルがシンプルなものとなっています。左側はベロマークだけです。右側にSTEREO、規格番号、SIDE TWO、タイム表記があります。リムは新住所です。マトリクスは手書きでST-RS-27174-11/ST-RS-27175-3です。

「Silver Train」側です。こちらはSIDE ONEとなっています。

プレス工場コードはMOです。カリフォルニア州のMonarch recordsです。マトリクスは手書きでST-RS-27174-5  △92473/ST-RS-27175-5  △92473-Xです。

プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。リムは新住所です。マトリクスは手書きでST-RS-27174-2/ST-RS-27175-1です。レギュラー盤のマトで一番若いです。

上と同じSPですが、リムにワーナーのWのロゴがあります。これが最終プレスだと思います。文字の配置は上のラベルと同じですが右上にあったSIDE ONEだけ無くなっています。マトリクスは手書きでST-RS-27174-7/ST-RS-27175-2です。

このシングルに収録されている2曲を聴くとやっぱりプロモーションビデオを思い出します。「Angie」は2テイクありますが、座って演奏しているテイクがサイコーにカッコいいですよね。キースとテイラーはアコギを弾いていてミックは白いスーツを着てしっとり歌っている姿が印象的でした。ギターにバラの花が刺さっているのもいいですね!「Silver Train」はステージと同じ立ち位置で、ミックはライヴでも着ていたジャンプスーツを着ています。キースがこの時期使っていた白のSGも印象的です。PVは60年代も「Jumpin' Jack Flash」などがありますがやっぱり本格的に作られるようになったのはこのシングルからですよね。私は75年3月に放送された「ヤング・ミュージック・ショー」でアルバム『GOATS HEAD SOUP』と『IT'S ONLY ROCK'N ROLL』の2枚のアルバムのPV+ビルのPVを観て一気にストーンズのファンになったのを思い出します。