ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 ANGIE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤「Angie/Silver Train」です。1973年8月20日に発売され、規格番号はRS 19105です。このシングルもラベル違いが多数存在していますので順を追って紹介したいと思います。最初はプロモからいきます。プロモは両面に「Angie」が収録されており片面がモノラル、片面がステレオとなっています。ここではモノラル→ステレオの順に写真を載せていきます。プロモ盤はアトランティックのカンパニースリーブに入っています。

最初はプレス工場コードがMOです。これはカリフォルニア州のMonarch recordsのことです。左側にベロマークとPROMOTIONAL COPY、右側にPLUG SIDE、MONO、規格番号、面表記、タイム表記、そしてNOT FOR SALEがあります。タイトルの下にプロデューサーとストリングスのアレンジャーのニッキー・ハリスンのクレジットがあります。マトリクスは手書きでRS-27174-3  △92472/ST-RS-27174-5  △92473です。リムは旧住所です。

ステレオ側です。モノラルは白ですがステレオのラベルは青になっています。

プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。左側にベロマークとマト、MONOがあります。右側に規格番号タイム表記などがあります。リムは新住所です。マトリクスは手書きでRS-27174-4/ST-RS-27174-2です。

ステレオ側のラベルです。

プレス工場コードはPLです。これはテネシー州のPlastic Productsです。左側はベロマークだけです。右側にPLUG SIDE、MONO、規格番号、面表記、タイム表記があります。リムは新住所です。マトリクスは手書きでRS-27174-2/ST-RS-27174-4です。

ステレオ側のラベルです。

テスト・プレス盤です。プレス工場コードはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。上部にタイトルがあります。左側にMONOとマトが、右側に規格番号とタイム表記があります。下部はTHE ROLLING STONESだけのシンプルなラベルです。マトリクスは手書きでRS-27174-1/ST-RS-27174-1と両面枝番が1となっています。

ステレオ側のラベルです。

ここからはレギュラー盤です。レギュラー盤は写真のようなベロスリーヴ、または一番最初に挙げたカンパニースリーブに入っています。

ラベルです。ここではマトの枝番の若い順ではなくリムの住所が古い順に挙げていこうと思います。プレス工場コードはPLです。これはテネシー州のPlastic Productsです。リムがDIST. BY~から始まる旧住所のものです。マトリクスは手書きでST-RS-27174-4/ST-RS-27175-4です。

上と同じPLのラベルです。順序が前後しますが、同じプレス工場という事でここに組み入れました。なんと「Angie」がSIDE TWO、「Silver Train」がSIDE ONEとなっています。上と同じプレス工場ですがラベルがシンプルなものとなっています。左側はベロマークだけです。右側にSTEREO、規格番号、SIDE TWO、タイム表記があります。リムは新住所です。マトリクスは手書きでST-RS-27174-11/ST-RS-27175-3です。

「Silver Train」側です。こちらはSIDE ONEとなっています。

プレス工場コードはMOです。カリフォルニア州のMonarch recordsです。マトリクスは手書きでST-RS-27174-5  △92473/ST-RS-27175-5  △92473-Xです。

プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。リムは新住所です。マトリクスは手書きでST-RS-27174-2/ST-RS-27175-1です。レギュラー盤のマトで一番若いです。

上と同じSPですが、リムにワーナーのWのロゴがあります。これが最終プレスだと思います。文字の配置は上のラベルと同じですが右上にあったSIDE ONEだけ無くなっています。マトリクスは手書きでST-RS-27174-7/ST-RS-27175-2です。

このシングルに収録されている2曲を聴くとやっぱりプロモーションビデオを思い出します。「Angie」は2テイクありますが、座って演奏しているテイクがサイコーにカッコいいですよね。キースとテイラーはアコギを弾いていてミックは白いスーツを着てしっとり歌っている姿が印象的でした。ギターにバラの花が刺さっているのもいいですね!「Silver Train」はステージと同じ立ち位置で、ミックはライヴでも着ていたジャンプスーツを着ています。キースがこの時期使っていた白のSGも印象的です。PVは60年代も「Jumpin' Jack Flash」などがありますがやっぱり本格的に作られるようになったのはこのシングルからですよね。私は75年3月に放送された「ヤング・ミュージック・ショー」でアルバム『GOATS HEAD SOUP』と『IT'S ONLY ROCK'N ROLL』の2枚のアルバムのPV+ビルのPVを観て一気にストーンズのファンになったのを思い出します。