ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ STICKY FINGERS スペイン盤Diffカヴァーいろいろ!!  

ローリング・ストーンズのDiffカヴァーで一番有名なのが何といっても『STICKY FINGERS』のスペイン盤でしょう!スペインではジッパーがダメだったようでこの缶詰から指が出ているデザインですが、こちらも相当ヤバいような気がします(笑)。内容も「Sister Morphine」がカットされ、一部の国でシングル「Brown Sugar」のB面にモノラルで収録されていた「Let It Rock」がここではステレオで収録されています。日本では「Let It Rock」が未発売でしたので、私は78年に西新宿でこのレコードを買いました。規格番号はHRSS 590-01で、このオリジナル盤にもベロマークが違う2種類のジャケットがあります。こちらは初版の右上のベロが赤いものです。ジャケットは両面コーティングされています。

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こちらは75年からの右上のベロが白いものです。ベロの大きさは赤のロゴよりも大きくなっています。こちらも両面コーティングされています。裏ジャケは両方とも同じです。

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裏ジャケです。他国ではシートで白黒で使われていた写真ですが、こちらはカラーで美しいです。

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80年には発売元がEMIに変わり規格番号も10C004-063616に変わります。ジャケットの表側のベロは赤です。ベロの上に規格番号があります。EMI盤はコーティングがなく薄い紙質のジャケットです。

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EMI盤の裏ジャケです。こちらもメンバーのカラー写真が使われています。

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右上のベロの部分を並べてみました。左から初版のWEAの赤いベロ→75年からの白いベロ→EMIの赤いベロです。真ん中の白いベロはあまり見かけません。

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裏ジャケの右下の部分です。上がWEA盤、下がEMI盤です。裏ジャケはこの部分が違うだけで後は全く同じです。

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シートです。他国と同じデザインですが曲名や楽器名などがスペイン語表記となっています。裏ジャケでメンバーの写真を使ってしまったためか裏側は何も印刷されていません。

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こちらはEMI盤のシートです。細かいクレジットを除いてWEA盤と同じです。

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WEA盤とEMI盤のシートの右上の部分です。規格番号が違っています。

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ラベルです。こちらはUK盤のようなデザインです。曲名はスペイン語表記になっています。「You Gotta Move」の作者がM.Jagger-K.Richardとなっています。マトは機械打ちでHRSS-591-01-A-1/HRSS-591-01-B-1です。他にはA-2/B-2のマトも確認しました。このラベルは75年に復活し白いベロのジャケットにもこのラベルのレコードが入っています。

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B面のラベルです。3曲目はタイトル部分が...となっており30秒の無音部分があります。この無音部分を1曲とカウントしているためB面は全6曲となっています。

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こちらはUSA盤のようなラベルです。一部の資料によると72年にはこのラベルに変わったようです。曲名のスペイン語表記は変わりません。マトは手書きでHRSS-591-01-A3/HRSS-591-01-B3です。他にも機械打ちのマトがあるようです。

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B面のラベルです。

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最初にも書きましたが、スぺインでは「Sister Morphine」がダメだったようで「Let It Rock」が収録されていますが、何故かその前に30秒ほどの無音状態があります。ラベルにも3. …とカウントされています。当時この曲をカセットに録音するときはレコードの溝を見ながらイントロ直前に録音開始するのに苦労しました(笑)。

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80年に配給元がEMI変わってからのラベルです。曲名は英語表記が先でスペイン語表記が後になっています。また、B面の30秒の無音はありません。「You Gotta Move」の作者は相変わらずM.Jagger-K.Richardsとなっています。マトリクスは機械打ちで、066-063152-A/064-053616-Bです。

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B面のラベルです。

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このジャケットはストーンズのDiffカヴァーの中で1番素晴らしいデザインではないでしょうか!ジャケットは両面コーティングで美しいし、裏ジャケのメンバーの写真もカラーで美しいです。レコード盤が厚くいい音を出してくれます。UK盤などのシングルではモノラルだった「Let It Rock」はここではステレオで収録されています。私は70年代に本でこのジャケットを知り、缶詰から指が出ているのに衝撃を受けました。曲目を見ると「Let It Rock」という知らない曲が入っていたので探し始め、78年に西新宿のディスクロードで入手しました。当時はDiffカヴァーというよりも「Let It Rock」という知らない曲を聞きたかった方が大きかったです。このアルバムとオーストラリア盤の『COLLECTER'S ONLY』と当時の日本盤を揃えると音源は大体揃ったので便利でした。その後EMI盤を入手したり、90年代には白いベロを発見しいろいろなヴァリエーションがある事を知りました。この記事は2016年7月7日のものを大幅に訂正加筆したものです。当初は白ベロがオリジナルと思っていましたが、atsu-yさんからスペイン盤のオリジナルは赤いベロでUK風のラベルで白いベロは75年からという事を教えて頂き、スペイン盤シングルの裏に載っている広告で赤が初版と確認することが出来ました。そしてキュースケさんにはDiscogsで発売別に載っている事を教えて頂きました。atsu-yさん、キュースケさん、ありがとうございました!

ローリング・ストーンズ USA盤シングル JUMPIN' JACK FLASH いろいろ!!

ローリング・ストーンズアメリカでの18枚目のシングル「Jumpn' Jack Flash/Child Of The Moon」です。1968年5月31日に発売され、規格番号は45-908です。説明不要、現在のストーンズサウンドの原点となった重要な曲です。このシングルから73年の『GOATS HEAD SOUP』までプロデュースはジミー・ミラーが担当しています。シングルはモノラルで収録されていますが、USA盤のプロモでは間奏をカットしたエディット・ヴァージョンも作られました。そのエディット・ヴァージョンはモノラルの他に貴重なステレオ・ヴァージョンも存在します。ピクチャースリーヴは60年代では珍しくヨーロッパ各国、日本、南米などで同じ写真が使われています。

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左下にフォトグラファーのクレジットがあります。

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右下に規格番号の45-908とLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケです。こちらはB面の「Child Of The Moon」表記となっています。写真はそのままの立ち位置で後ろ向きになっているのかと思いましたが、ビルとキース、ミックとチャーリーの位置が逆になっています。よく見たらブライアンが持っているグラスと砂場で遊ぶシャベルのようなものを持つ手が逆になっているのでこれってメンバーの立ち位置が変わったんじゃなくて写真が反転しているんではないでしょうか?上部レコード取り口に切り込みがあります。下部のクレジットも表側とは違っています。

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左下にロンドン・レコードの住所があります。

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右下にPRINTED IN U.S.A.があります。

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ラベルです。最初はオレンジ・スワルのプロモから行きます。プロモ盤は全て間奏が丸ごとカットされた2分42秒のエディット・ヴァージョンが収録されています。こちらは両面モノラルのプロモです。右側に45-LON-908があります。左側にPROMOTIONAL COPYがあります。その上のタイム表記は2分42秒となっています。B面の「Child Of The Moon」は通常のヴァージョンが収録されています。ジミー・ミラーのクレジットがProducer: Jimmy Millerとなっています。これはレギュラー盤でも80年代までこのように表記されています。マトリクスは手書きで6942M-DJ-1A/6943M-DJ-1Aです。今までのUSA盤シングルのマトはXDRから始まっていましたが、このシングルだけ違うタイプのマトとなっています。

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こちらもモノラルのプロモです。同じくエディット・ヴァージョンが収録されています。規格番号の表記は45-908-DJとなっています。その上にMade in U.S.A.があります。上のラベルで左下にあったA面を表す星マークは左上に移動しています。左側にPROMOTIONAL、右側にNOT FOR SALEがあります。マトリクスは手書きで6492M-DJ  △71581/6943MDJ  △71581-Xです。

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ここからステレオのプロモです。ロンドンレコードではこの曲からステレオのプロモが存在します。A面は間奏がカットされたステレオのエディット・ヴァージョンが収録されています。右側にSTEREOと規格番号の45-LOS-908があります。ステレオのため規格番号がLONではなくLOSとなっています。その他の文字の配置はモノラルの最初のプロモと同じです。B面の「Child Of The Moon」もステレオで収録されています。マトリクスは機械打ちで6942SDJ-1A/6943SDJ-1Aです。中間のSはステレオを表しており、モノラルのマトのMと最初から区別していたようです。

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こちらもステレオのプロモです。ステレオのエデイット・ヴァージョンが収録されています。規格番号は45-908-DJで、その下にSTEREOとあります。その他の文字の配置はモノラルの2番目のラベルと全く同じです。B面の「Child Of The Moon」もステレオで収録されています。マトリクスは機械打ちで6942SDJ  △71583/6943SDJ  △71583-Xです。

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ここからレギュラー盤のブルースワルです。右側に規格番号の45-908、タイム表記、プロデューサー・クレジットがあります。タイム表記は3:40となっており通常のモノラル・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは手書きで6492M/6493M-と枝番がありません。プロモ同様、レギュラー盤のマトもXDRではなく4桁の数字から始まっていますが、何故このシングルだけこういったマトなのかは不明です。

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右側に45-LON-908があります。上のラベルでは右側にあったタイム表記は左側へ移動しています。プロデューサー・クレジットは下部にあります。マトリクスは手書きで6942M-1C/6943M-1Eです。

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Made in U.S.Aが規格番号の上にあります。規格番号の表記は45-908です。マトリクスは手書きで6492M-1H  △71582/6943M-1H  △71582-Xです。

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規格番号が5N-908となっています。この5Nに変わったのは75年頃と言われています。その他の文字の配置は上の45-908のラベルと同じです。マトリクスも同じで、6942M-1H  △71582/6943M-1H  △71582-Xです。

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同じく5Nのラベルですが文字が大きくなっています。5Nと908と間のハイフンがありません。マトリクスは手書きで69-42-M1/69-43-M1です。

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78年頃からのサンセット・ラベルです。規格番号の文字が大きく文字の配置は上のブルースワルのラベルと全く同じです。マトリクスは手書きで69-42-M1/69-43-M1と上と同じです。

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規格番号や、タイトルなどの文字の大きさが全体に小さくなっています。このラベル以降Made in U.S.A.のクレジットがありません。マトリクスは手書きで5N-908-A/5N-908-Bです。

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これは珍しいラベルです。サンセット・ラベルなのに規格番号の表記が45-908となっています。45から始まる表記は75年以前なので完全に印刷ミスだと思いますが…。このラベルからプロデューサー・クレジットがProduced by Jimmy Millerとなっています。(今まではProduser: Jimmy Miller)マトリクスは手書きで5N908-A-1-1-1-1  PRC  Pa-1-86/5N908-B-1-1-1  PRC  Pa1-86です。1-86というのは86年1月の事だと思います。その前のPaは文字が潰れていてPaのように見えますが判別不可能です。

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86年からの白いラベルです。上と同じでプロデューサー・クレジットがProduced By Jimmy Millerとなっています。マトリクスは手書きで5N908A/5N908Bです。その他に判別不可能の文字があります。

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間奏がカットされたエディット・ヴァージョンはヴェネズエラ盤のレギュラー盤で聞けますが、それ以外はUSA盤のプロモでしか聞けないので貴重ですね!最初にも書きましたがUSA盤シングルはこの曲の前はプロモもレギュラー盤もモノラルだけでしたが、この曲で初めてプロモのステレオ・ヴァージョンが登場しています。マトリクスもXDRで始まる他のUSA盤と違いこのシングルは4桁の数字とM(モノラル)、S(ステレオ)という珍しいものになっています。カセットで録音したリフが独特の音を出していてそれを中心としたギターの重ね方、ミックの素晴らしいヴォーカルや唸るベース、シンプルでカッコいい演奏ですよね。ジミー・ミラーと組み黄金期へと突き進むストーンズの記念すべきシングルです!

キース・リチャーズ TALK IS CHEAP 各国盤いろいろ③!!

キース・リチャーズの『TALK IS CHEAP』第3弾です。今回は南アフリカ盤と南米、メキシコ盤を紹介します。前回同様ジャケットの表側は各国同じなので省略し、裏ジャケやインナーの各国独自の部分とラベルを紹介します。

最初は南アフリカ盤です。裏ジャケの右上の部分です。規格番号はVNC 5132です。ここを見ると南アフリカではカセットとCDも発売されていたようですがCDの番号は書かれていません。その下にヴァージンのロゴがあります。

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バーコードは他国では右上にありましたが南アフリカ盤は左上にあります。

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裏ジャケ下部の部分です。南アフリカでの発売元はRPM Record Co.という会社らしいです。

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裏ジャケ右下にARTONEとありますがこれは印刷会社なのかは不明です。

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南アフリカ盤はインナーが無く、レコードは白い袋に入っていました。元々無いのか欠落しているのかは不明です。ラベルです。A面はUK盤と似たラベルです。右側に規格番号VNC 5132、面表記はSIDE 1です。A面のランアウトの幅が極端に狭くA面にマトリクスはありません。B面のマトは手書きでVNC 5132-Bです。

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B面のラベルです。ナント!イタリア盤同様AB面でデザインが違います。曲目のなどの向きがヴァージンのロゴに対して横向きになっています。2つの国でAB面別パターンのラベルが出てくるとなるとこの組み合わせで正解なのかもしれませんがこれって謎ですよね!

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メキシコ盤です。ジャケット表側の左上に規格番号とPARA VENTA EXCLUSIVE EN LA REPUBLICA MEXICANAとあります。これはメキシコでの独占販売という意味です。規格番号はLAE-825です。

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右上の部分です。ちょうどキースのおでこの上あたりにこれがあるのでデザイン時にはチョットいただけないですね!

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メキシコ盤の裏ジャケは曲目が他国より小さくクレジットされています。下部に長いクレジットがあります。

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他国では右上にありましたが、メキシコ盤は裏ジャケ左上に規格番号のLAE-825とカセットの番号CS-825があります。

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裏ジャケ右上にヴァージンのロゴがあります。

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曲目の部分です。左がメキシコ盤、右がUK盤など各国共通の曲目の部分です。他国より文字が小さく英語の曲名の下にスペイン語の表記があります。面表記はLado uno/Lado dosです。

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右下にメキシコでの販売というPARA SU VENT EN MEXICO EXCLUSIVAMENTEのクレジットがあります。

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メキシコ盤はインナーが無くレコードは白い袋に入っていました。こちらも元々ないのか調査中です。ラベルです。A面が緑色、B面がオレンジのラベルです。左側に規格番号のLAE-825、その下にタイトルとキースの名前がありますがここでは目立たないですよね(笑)。面表記はLADO A/LADO Bです。マトリクスは手書きでLAE 825-A  SP1 3-X1-88 RICO/LAE 825-B  SP1 3-X1 88 RICOです。

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B面のラベルです。

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ブラジル盤です。小さくて分かりずらいですがブラジル盤は表側右上に規格番号の1408057があります。

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右上の規格番号の部分です。

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裏ジャケ右上にも同様に1408057があります。

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右下にBMGとヴァージンのロゴがあります。その下にブラジルのBMGの住所があります。

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ブラジル盤はインナーではなく一枚のカードとなっています。かなり厚手のしっかりとした紙です。両面各国と同じデザインです。右下に規格番号の1408057があります。

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ラベルです。A面が緑色、B面がオレンジのラベルです。かなり濃い色の緑です。曲名とタイム表記の間に8桁の数字が全部の曲に書かれていますが何を表しているのか不明です。規格番号と面表示が続いて書かれていて140.8057-Aとなっていますがマトもこれと同じです。マトリクスは機械打ちで1408057-A/1408057-Bです。

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B面のラベルです。

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ブラジルのプロモ盤です。裏ジャケ右上にAMOSTRA INVENDAVILと書かれた金の印刷がありますが、これはポルトガル語でサンプルという意味らしいです。

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ラベルです。レギュラー盤のラベルにPROMOCAO INVENDAVILとAMOSTRA GRATIS TRIBUTADAと印刷されています。前者はプロモ用、後者は無料サンプルという意味らしいです。マトリクスはレギュラー盤と同じで1408057-A/1408057-Bです。

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B面のラベルです。

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アルゼンチン盤です。ジャケットの表側の写真はぼやけていて肌の色はまるで着色したような感じです。キースの左目や首、手の甲が黒くなってしまっています。左下のTalk Is Cheapと書かれていた部分はHablar no cuesta nadaとスペイン語に入れ替わっています。UK盤のジャケットと並べてみました。左がUK盤、右がアルゼンチン盤です。UK盤の方が表情がよくわかりスッキリした写真です。

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左下のTalk Is Cheapの部分です。左はUK盤、右がアルゼンチン盤です。アルゼンチン盤ではHablar no cuesta nadaとスペイン語でクレジットされています。表側のジャケ違いが少ない『TALK IS CHEAP』でこれは面白いですね! 

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裏ジャケです。アルゼンチン盤は曲目がスぺイン語でクレジットされています。

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裏ジャケ右上にBMGのロゴと規格番号のTLP-90160があります。

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曲目の部分です。左がアルゼンチン盤、右がUK盤です。

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曲目の下のクレジットもアルゼンチン独自のものです。一番最後にINDUSTRIA ARGENTINAとあります。

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他国ではインナーとして入っていた袋は1枚のシートとなっています。紙質は薄いペラペラな紙です。右下に規格番号のTLP-90160があります。

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ラベルです。ナント!両面オレンジのラベルです。これはアルゼンチンのみです。タイトルと曲目がスペイン語で書かれています。面表記はLADO 1/LADO 2で、ラベルの下部に小さくINDUSTRIA ARGENTINAがあります。マトリクスは手書きでA面が2554/A、B面が2554/Bです。

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B面のラベルです。

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イスラエル盤です。他の国でバーコードがあった部分にhelicon recordsと書かれています。これはバーコードの上から貼ったわけではなく直接印刷されています。国名がどこにもクレジットが無く長い間どこの国のレコードか分かりませんでしたが、このhelicon recordsがイスラエルの会社なのでイスラエル盤と判断しました。規格番号はV 2554です。

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右下の部分はUK盤と同じです。

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インナーは1枚のシートとなっています。新聞のチラシのように艶があるペラペラの薄い紙です。右下にV 2554があります。

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ラベルです。UK盤と似たラベルですが曲目の下のクレジットの部分が全く違います。規格番号の下のマトリクスも無く、リムもありません。マトリクスは機械打ちでV 2554 A-2U-1-/V 2554 B-1U-1-です。UK盤と似ていますが、両面共UK盤のマトの末尾の1がありません。ギリシャ盤もこれと同じマトでしたね!

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南米盤は英語圏ではないのでジャケットのクレジット違いが結構ありますね。ラベルもアルゼンチンなどは両面オレンジで間違えたのではないかと疑ってしまいます。ここまで『TALK IS CHEAP』の各国盤を紹介してきましたが、現時点で確認した国は17カ国でした。90年代に入りCDが主になると各国盤の数がぐんと減ってしまいますがこの時はまだまだ多かったです。あまり違いの少ないレコードですがインナーがシートになっていたり、規格番号の部分の細かい違いがあるものですね!先日30周年記念盤が発売されたばかりですが、もう30年も経ったのかと驚きです。30周年記念盤は私は通常の2CDと、赤と黒のレコードと一番安いボックスを買いました。このボックスはボーナスのLPや当時の7インチの復刻なども付いて結構いいですね。今回久しぶりにアルバムやシングルを聞きましたがこのレコードはキースのソロの中では一番好きです。ホントに名盤ですよね!