ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ UK盤シングル ANGIE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUKシングル盤「Angie/Sliver Train」です。1973年8月20日に発売され、規格番号はRS 19105です。このシングルに収録された2曲はアルバム『GOATS HEAD SOUP』にも収録されていますがアルバムより10日早くリリースされました。説明不要当時日本でも大ヒットしたバラードですよね!イギリスではストーンズ・レーベルのベロのカンパニー・スリーヴに入れられて発売されました。

f:id:jukeboy:20190207210608j:plain

ラベルです。このシングルもソリッド・センターとプッシュ・アウト・センターの2種類あります。こちらはソリッド・センターの方です。こちらの方が最初に発売されたと言われています。左側にMade in UKがあり、その下に曲を管理していたEssex Musicのクレジットがあります。ストーンズ・レーベルになってからシングル盤にMade in UKのクレジットはこのシングルが初めてです。右側に規格番号とマトリクス、タイム表記があります。マトリクスは機械打ちでRS 19105 A1/RS 19105 B1です。

f:id:jukeboy:20190207211259j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20190207211325j:plain

こちらはプッシュ・アウト・センターのラベルです。印刷の加減かも知れませんが上と比べて文字が細いような感じがします。また、下部のA Promotone B.V. Recordingの下に1973が追加されています。マトリクスは機械打ちでRS 19105 A2/RS 19105 B1です。A面だけ枝番の数字が進んでいます。

f:id:jukeboy:20190207211715j:plain

B面のラベルです。

f:id:jukeboy:20190207211742j:plain

何となくマトの枝番がA1の方がアコギの音が美しく響いているような気がします。以前も書きましたが、この曲が発売された時は中学2年で1学年10クラスもあったマンモス校に在籍していましたがストーンズを聞いている人は皆無で、この曲のヒットでやっとストーンズの名前が知れ渡った、と胸をなでおろした記憶があります。当時はデビットボウイの奥さんのことを歌った曲だなんて言われていて、本気で信じていましたね(笑)。印象的なイントロはキースによるものです。ピアノはニッキー・ホプキンス、バックに流れる美しいストリングスのアレンジはニッキー・ハリスンという人によるものです。ミックの歌い方もいい感じでストーンズを代表するバラードです!初めてストーンズを体験した89年のロスでこの曲を演ってくれて泣きましたね~。その後日本公演でも何度か聞きましたがこのロスで体験した「Angie」の感動は今でも忘れられません。B面の「Silver Train」は2014年の東京ドームでミック・テイラーを加えて演奏してくれましたね!こちらはノリのいい走るような曲調が心地よく2曲共名曲のカップリングですね!

ローリング・ストーンズ ドイツ盤ファースト②再発ミック・カヴァ― いろいろ+スイス盤!!

前回に引き続きローリング・ストーンズのドイツ盤『ファースト』です。73年2月にジャケットをミックのステージ写真に変えて再発されました。左側にTHE ROLLING STONESの文字があり、ミックの左側にポスター付きのクレジットがあります。以前紹介したオランダの再発盤にもこれと同じジャケットでしたがポスターの部分は曲目になっていましたね!このドイツの再発盤もジャケット、ラベル共に年代によって色々と変化していくので順を追って紹介したいと思います。また、このレコードはスイス盤が存在しますがジャケットはドイツ製のものを使っているので、ラベルの時にスイス盤も一緒に紹介します。

f:id:jukeboy:20190530165513j:plain

INCLUDING MICK JAGGER POSTERの部分です。ナチスの鷹に似たデザインですね。同時期に発売されたドイツ盤の『ROCK'N ROLLING STONES』でもこの鷹が使われていますがヨーロッパの他の国で問題にならなかったんでしょうか?

f:id:jukeboy:20190530165815j:plain

こちらは後期型のミック・ジャガーのポスターのクレジットが無いジャケットです。

f:id:jukeboy:20190530184452j:plain

裏ジャケです。この写真は70年のヨーロッパ・ツアーの写真でドイツのクラブ・エディション盤などいろいろなレコードで使われていますね。

f:id:jukeboy:20190601135058j:plain

裏ジャケは発売時期によってクレジットが異なり5種類存在します。

①表側にポスター表記があり、裏側右上の規格番号はS 17 000 P、左上にSTEREOのクレジットがあります。ミック・テイラー、ボビー・キーズ、ジム・プライスの3人が写っています。

②表側にポスター表記があり、裏側右上の規格番号はS 17 005 P、左上のSTEREOのクレジットはありません。ミック・テイラーら3人が消されています。

③表側にポスター表記があり、裏側の規格番号はS 17 005 Pと6.21695の両方が書かれています。ミック・テイラーら3人が消されています。

④表側にポスター表記があり、規格番号は6.21695。ミック・テイラーら3人が消されています。

⑤表側のポスター表記はありません。規格番号は6.21695でミック・テイラーら3人が消されています。

裏ジャケ右上の部分です。左から①②の規格番号がS 17 005 Pのジャケット。2番目が③の規格番号が中央にずれて規格番号がS 17 005 Pと6.21695の両方が書かれているタイプ。3番目が④規格番号が6.21695のジャケット。真ん中の2枚は右上にうっすらとS 17 005 Pが残っています。右側は⑤後期プレスで右上に6.21695 AFとあります。これだけ表側にポスター表記がありません。

f:id:jukeboy:20190603193327j:plain

①②のS 17 005 Pのジャケットでは表側の左上にSTEREOとあるものと無いものがあります。上が初期型で①のSTEREOとある方で裏ジャケにミック・テイラーら3人が載っています。下は②のSTEREOのクレジットがなく裏側からミック・テイラーが消された方のジャケットです。結局ステレオではなかったのでこのクレジットは消されてしまいこれ以降はこのクレジットはありません。

f:id:jukeboy:20190601135828j:plain

左側はジム・プライス、ボビー・キーズ、ミック・テイラーがいますが、右側では消されています。75ツアー以降その3人がいなくなってしまったので消したのか、ミック・ジャガーの両側にくっつき過ぎてデザイン的に良くなかったのか分かりませんが、やめたために消したとしたら2006年の編集盤『RARITIES 1971-2003』のジャケットでビルを消しているのでストーンズってやめた人には容赦ないですよね(笑)。まあ、STEREOとクレジットされたジャケットが早々に姿を消したとしたらミックの陰になってテイラーの顔が見えなかったり、ボビーがマイクスタンドにかかっていたりと3人を消した方がスッキリしているのでデザイン的に良くなかったんでしょうね。

f:id:jukeboy:20190530185933j:plain

③④の6.21695のジャケットの右側の部分です。左側はS 17 005 Pと6.21695の両方クレジットされています。おそらく規格番号が変わる過渡期のジャケだと思います。右側はうっすらとカセットの番号を消した跡が見えます。

f:id:jukeboy:20190603195106j:plain

右下のクレジットの部分です。上から①S 17 005 PでSTEREOとあるジャケット、②STEREOが無いジャケット、③④6.21695で表側にポスター表示があるジャケット、⑤6.21695でポスター表示が無いジャケットです。

f:id:jukeboy:20190603194724j:plain

また、①のジャケットの下には例のHartungのクレジットがありますが前回書いたように印刷所なのか不明です。

f:id:jukeboy:20190530190252j:plain

ポスターです。LPジャケット6枚分の大きなポスターで、ジャケットと同じミックの写真が使われています。

f:id:jukeboy:20190530190345j:plain

ポスターの右上にデッカのロゴと規格番号がありますが、その部分も初期型と後期型で変わっています。

f:id:jukeboy:20190530190439j:plain

ポスターの裏側にはストーンズのレコードのカタログがあります。初期型と後期型はレコードの位置は全く同じですが規格番号だけその時発売されていたレコードのS規格と6で始まる番号に変わっています。

f:id:jukeboy:20190530190746j:plain

ラベルです。右側に規格番号S 17 005 Pと面表記があります。面表記はseite 1/seite 2です。右上にSTEREOのクレジットがありますが疑似ステでもなくモノラルのままです。このラベルはあまり見かけないのでおそらくステレオではないことに気付きすぐに下のSTEREO無しのラベルの変わったと思います。曲目の部分は前回のオリジナル・カヴァーの最後のラベルと全く同じです。このラベルは①の裏ジャケにミック・テイラーら3人がいるジャケットに見られます。ジャケットにもSTEREOとあったのでこちらも同時に修正されたと思います。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。Munufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190530215042j:plain

上のラベルからSTEREOのクレジットがなくなったラベルです。その他の文字の配置は上と全く同じです。このラベルは②③のジャケットに入っているのを確認しました。このラベルと②のジャケットの組み合わせが一番多く出回っているように思います。また、少数ですが①との組み合わせもあるようです。マトリクスはXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅱ Xです。B面のマトだけⅡに進んでいます。両面Munufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190530214327j:plain

上のラベルとほぼ同じですが、右側のS 17 005-Pの上にあったBestell-Nr.iの文字がありません。その他は文字の配置等全く同じです。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。両面にMunufactured in Germanyの刻印があります。B面のマトの枝番がⅠですが、このラベルは次の6.21695のラベルに繋がると思うのでここに入れました。②のテイラーらが消されているジャケットに入っていました。上のラベルよりこちらの方が見かけません。

f:id:jukeboy:20190625131951j:plain

78年頃からの規格番号が6.21695に変更になったラベルです。規格番号の部分が変更になっただけでその他の文字の配置は上と同じです。このラベルは③④⑤のジャケットに入っているのを確認しました。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ-X//6.21695-01-2/2または、6.21695-01-1/3//6.21695-01-2/3です。マトの途中でスラッシュがあるのでAB面の境は//です。最初のマトはA面が上と同じXARLで始まり、B面が6から始まる変則的なマトで③の規格番号が2つ書かれているジャケットに入っていました。ジャケットも過渡期なのでマトも過渡期なのかも知れません。下のスイス盤のマトから考えてもしかしたら両面XARLで始まるマトもあるかも知れません。後者は両方6から始まるマトで④⑤のジャケットに入っています。Munufactured in Germanyの刻印はありません。

f:id:jukeboy:20190530220052j:plain

スイス盤のラベルです。上の6.21695のラベルと似ていますが、左側のドイツ音楽著作権団体を表すGEMAのクレジットの部分がMLとなっています。リムがドイツ盤とは全く違います。リムにチューリッヒとドイツ語でスイスを表す略称のSCHWIZのクレジットがあります。また、下の33の文字も黒枠に白ではなく、黒枠に赤となっています。③のS 17 005 Pと6.21695の両方クレジットがあるジャケットに入っていました。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。Munufactured in Germanyの刻印があります。これはドイツ盤のS 17 005 Pのラベルと同じマトです。それから考えると規格番号が切り替わる頃にプレスされたのかも知れません。

f:id:jukeboy:20190604144537j:plain

ドイツ盤に戻りますが、ドイツではこの後80年代に規格番号を820 047-1に変えオリジナルのジャケットで発売されました。80年代の再発盤はあまり取り上げないんですが、ジャケットが珍しいので取り上げます。ジャケット表側はオリジナルと同じ写真を使っていますが、ナント右上にDECCAのロゴがありません!左上のMONOや規格番号のクレジットもないジャケットです。同時期に発売されたオランダ製でヨーロッパに流通したジャケットは左上にDIGITALLY RE-MASTEREDと書かれた赤いストライプがありましたね。

f:id:jukeboy:20190605140540j:plain

裏ジャケはドイツ盤で初めて解説が入ったUK仕様になります。レーベルはLONDON、ABKCOになっています。

f:id:jukeboy:20190530222015j:plain

ラベルです。80年代のシルバーのラベルです。左側にMade in West Germanyがあります。この再発盤はCDのマスターが使われたため「Tell Me」がフェイドアウトしないで最後までいってしまうヴァージョンが収録されています。マトリクスは機械打ちでC-6.25912-01-1/C-6.25912-01-2です。

f:id:jukeboy:20190530222221j:plain

以前紹介したしオランダ盤ほどドイツ盤のジャケットの移り変わりはありませんが、再発盤はオランダ盤と同じデザインのジャケットというのも面白いですね。当たり前ですがファーストは何処の国でも歴史が一番古いのでヴァリエーションが多いですがその変遷をたどっていくと面白いですよね!再発盤に付けられたポスターの規格番号や裏のレコードの広告の規格番号も時期によって作り直しているのも芸が細かくさすがにドイツって感じです!ドイツ盤は後期盤でも音が安定していて落ち着いて聞けていいと思います。

ローリング・ストーンズ ドイツ盤ファースト①オリジナル・カヴァー いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ盤ファーストです。ドイツでは1964年7月に発売され、規格番号はBLK 16300-Pです。ドイツ盤もジャケットやラベル、そして規格番号等が年代によって変遷して行きますので順を追って紹介したいと思います。「Tell Me」は最初から後期プレスまで全て3:44のきれいにフェイドアウトしていくヴァージョンが収録されています。ジャケットはUK盤のように表側にはタイトル、グループ名がなくDECCAのロゴがあるだけです。初期型は上質な柔らかい紙で作られていて、写真も鮮明です。また、途中で変わったと思いますがこのBLK規格でも普通の紙質で両面コーティングのジャケットも存在します。UK盤では左上にMONOと規格番号がありましたがドイツ盤は空白になっています。

f:id:jukeboy:20190508101647j:plain

裏ジャケです。UK盤にあった解説がなく、上部は曲目で占めています。メンバーの写真はUK盤と同じです。余白が多くシンプルなデザインです。

f:id:jukeboy:20190508102114j:plain

曲目の部分です。「I Need You Baby」は「Mana」表記です。その下のスチュのピアノなどのクレジットは各国と同じです。 

f:id:jukeboy:20190508102138j:plain

インナーです。ドイツ盤のモノラル専用のインナーでドイツ語と英語とおそらくオランダ語でレコードの取り扱い方について書かれています。裏側は空白です。ステレオのインナーは裏側にroyal sound stereoのロゴがありますがそれは他のタイトルのステレオ盤の時に紹介します。

f:id:jukeboy:20190508105700j:plain

ラベルです。えび茶にゴールド文字のドイツ特有のラベルです。ラウンド・デッカの中が全体にゴールドになっています。このロゴのタイプは64年プレスで初回としている資料がありますが、確かにこのタイプは『ファースト』と次の『AROUND AND AROUND』でしか確認出来ませんでした。面表記はSelte 1/Selte 2です。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190508102953j:plain

えび茶にゴールドのラベルですがDECCAのロゴの中が文字がゴールドとなっています。こちらはセカンドプレスで65年頃からのラベルという説があります。DECCAのロゴ以外は文字のフォントや配置など上のラベルと全く同じですが面表記の1だけ大きな文字となっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅱ Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190508105818j:plain

67年頃に変更となった赤ラベルです。規格番号はBLK 16.300-Pのままです。面表示の1が大きく文字の配置は上のラベルと同じです。マトリクスは上と同じXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅱ Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190508105306j:plain

上のラベルと同じですが左上にMONOのクレジットがあります。このラベルは次に紹介するSLK規格(ステレオ)と区別するためにMONOのクレジットを入れて72年頃にリリースされた説もありますがその頃までBLKだったのか疑問が残ります。SLK規格といってもこのレコードの場合疑似ステでもなくモノラルのままなんですけどね!これはいつ頃のラベルか分かりましたら追記します。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅰ X/XARL-6272-Ⅱ Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190508215927j:plain

1970年9月には規格番号がBLKからステレオ用のSLK 16300-Pと変わります。先にも書きましたが内容はモノラルのままです。また、資料によっては64年からSLK規格があったと書かれているものもありますがえび茶にゴールドのラベルのSLK規格では「OUT OF OUR HEADS」以前は見た事が無くこの辺は曖昧です。ジャケットは基本的に変更は無く規格番号の部分だけが変更となっています。柔らかく趣のあった紙質は普通の紙質に変わり両面コーティングされています。裏ジャケ右上のの規格番号の部分です。

f:id:jukeboy:20190508103736j:plain

裏ジャケ右下のクレジットも変更されています。上はオリジナルのもので空欄となっています。下はSLK 19300-Pに変更後でMade in Germanyや、発売元のTELDEC(Telefunken-Decca)の住所などのクレジットがあります。ここで気になったんですが印刷所はイギリスのMacNeill PressとありますがジャケットはUK製なんでしょうか? UK盤とは紙質が全く異なるのでこの部分を消し忘れて印刷してしまったようにも思えます。

f:id:jukeboy:20190508103830j:plain

また、ドイツ盤の70年前後のジャケットの一部には下部や下に隠れて見えない部分にHartung(ハンス)とあるものがありますがまさかあのドイツの画家ではありませんよね?こういう名前の印刷所があるのか分かりませんが、これは意味不明です。ファーストではSLK規格のジャケット右下にありました。この文字は70年頃の他のタイトルでも見ることが出来ます。

f:id:jukeboy:20190508104338j:plain

ラベルです。赤ラベルで規格番号がSLK 16 300-Pと変更になっています。「Mona」の曲名が2行目にずれたため「Little By Little」の作者クレジットは今までのラベルでは1行でしたが、こちらは2行に渡ってクレジットされているように全体に収まりの悪い曲名表示となっています。マトリクスは機械打ちでXARL-6271-Ⅱ X/XARL-6272-Ⅰ Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

f:id:jukeboy:20190508110137j:plain

ドイツ盤のファーストはUK盤よりも音圧は低いですが、高音が突き抜けたところが無く落ち着いたまろやかな音が聞けます。えび茶にゴールドのラベルで聞くとなんだかいい音で聞いてるような雰囲気に駆られますよね(笑)。また、最初にも書きましたが「Tell Me」はきれいにフェイドアウトしていくヴァージョンが収録されています。これはフェードアウトしないで終わるのがイギリスやスペインなどで、きれいにフェイドアウトしていくのがドイツやフランスなどで同じヨーロッパでも違うのが面白いですね。今後も各国の『ファースト』を取り上げる予定ですが検証してみたいと思います。ドイツ盤の『ファースト』は73年2月に以前紹介したオランダ盤と同じミック・ジャガーの写真を使ったジャケットで再発されますがこちらは次回紹介します。