ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ ドイツ・クラブ・エディション③THE ROLLING STONES IN ACTION いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツ・クラブ・エディションで人気があるのがこの『THE ROLLING STONES IN ACTION』です。このジャケットはブートレグでもよく使われています。1966年4月にS&R INTERNATIONALというところから発売されました。ホフマン氏のホワイトブックではBertelsmann Club Centerから16.25DMで売られたとありますが、Bertelsmann~のクレジットはどこにもありません。66年当時のドイツ・マルクはわかりませんが、80年頃の為替レートでは1DM=約125円ですのでそれで計算すると2031円くらいでしょうか?規格番号は74307です。ジャケットはブライアンが中心の躍動感のあるステージ写真が使われています。上にはメンバーのアイドル的な写真が並んでいて、下にサイケ調のデザインのタイトルとS&R INTERNATIONALとDECCAのロゴがあります。ジャケットはペラ・ジャケよりもっと柔らかいペラペラなジャケで見つけてもボロボロなのが多いのが難点です。

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リア・カヴァーです。こちらも同じ時のステージ写真が使われています。上に曲目があります。

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ジャケット表側のタイトルの部分です。色鮮やかなサイケデリック調のデザインです。

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ジャケット表側のS&R INTERNATIONALとDECCAのロゴの部分です。

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裏ジャケ上部の曲目の部分です。内容は『NOW』+『OUT OF OUR HEADS』+『DECEMBER'S CHILDREN』といった感じですね。

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裏ジャケ右上のメンバー・クレジットです。『BEAT BEAT BEAT』同様イアン・スチュワートのスペルがJanになっています。規格番号の74307の隣にP13の文字があります。

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裏ジャケ左下の部分です。S&R INTERNATIONALとDECCAのクレジットがあります。ステージ写真は65年エッセンでのコンサートの時のものらしいです。撮影はデンマークのBent Rejという写真家でストーンズの初期のステージ、オフ・ショットを撮影した『THE ROLLING STONES IN THE BEGINNING』という写真集も出ています。この人の写真はUK盤EP『GOT LIVE~』の裏ジャケでも使われていますね。

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裏ジャケ下部にはドイツ語で長々書いてありますが何て書いてあるのか分かりません(笑)。最後にPrinted in Western Germanyとあります。

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ラベルです。このレコードのラベルは全部で3種類存在します。最初はラウンド・デッカと呼ばれているものです。えび茶にゴールド文字のドイツ・デッカの初期のラベルです。右側にステレオ効果を強調しようなデザインのSTEREOと規格番号、その下に(SAD 1097-C)とサブの番号のようなものがあります。左側にSonderauflage(ドイツ語で特別版)とドイツの著作権協会GEMAのロゴ、マトリクスの文字があります。マトリクスは機械打ちでK LPD-Ste-012001-1 X/K LPD-Ste-012002-Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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66年7月からのボックスト・デッカのラベルです。DECCAのロゴとリムの文字以外は上のラベルと同じデザインです。マトリクスは上と同じでK LPD-Ste-012001-1 X/K LPD-Ste-012002-Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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66年の終わり~67年からレッド・ラベルに変りました。文字は黒でリムは白い文字になっています。文字の配置等は今までのラベルと変わりません。このアルバムは67年末には全部売り切れたようです。こちらもマトリクスは上と同じでK LPD-Ste-012001-1 X/K LPD-Ste-012002-Xです。両面共Manufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。また、このアルバムにはスイス盤のクラブ・エディションも存在し、そちらはレッド・ラベルでドイツ盤よりもリムの文字が大きくクレジットも違います。ラベルの文字の配置や、ジャケットはドイツ盤と同じなのでリムで見分けるしかありません。

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私は88年頃にこのレコードを買いましたが、最初に買ったものがジャケットも盤もボロボロだったので状態の良いものに買い替えたらラベルの違いを発見しました。結構買い直しでラベル違いや、細かなジャケットの違いなどを発見することって多いですよね。ステレオのクレジットがありますが全曲疑似ステで、特に「Get Off Of My Cloud」と「As Tears Go By」の電気処理が強烈でミックが風呂の中で歌っているような感じです(笑)。「The Under Assistant West Coast Promotion Man」はエンディングのカットが無くフェイドアウトが長いヴァージョンです。このレコードは単なるベストではなくアルバム曲も収録していて面白い選曲です。結構ビートの聞いた曲が並んでいるのでジャケットの躍動感と内容がマッチしていて当時の勢いがあってノリのいいストーンズを楽しめるマニア向けのアルバムだと思います。