ローリング・ストーンズのRecord Club Of Americaの第2弾は72年のアルバム『EXILE ON MAIN STREET』です。規格番号はCOC2-2900でレコード・クラブからは72年から74年頃まで売られていたようです。ジャケットは通常のUSA盤と同じで、ポストカード、インナーが付属しています。
裏ジャケです。左下にRecord Club Of Americaのステッカーが貼ってあります。
ステッカーの部分です。前回の『STICKY FINGERS』と同じステッカーです。こちらも場所がまちまちだったり、貼ってなかったりとかなりいい加減です!
また、USA盤には見開きの背の反対側にUNIPAK U.S. PATENT NO.3.426.960 PRINTED IN USAのクレジットがあるものとないものが存在しますが、こちらはある方です。これについては通常盤の時にまた取り上げます。
インナーとポストカードです。こちらも通常盤と同じものです。
ラベルです。下部にレコード・クラブ盤のクレジットがあります。そのため通常盤ではその部分にあったマトの表記が規格番号の上に移動しています。プレス工場コードはPRで、ニュージャージー州のPresswell Recordsという工場でプレスされたものです。これは『スティッキー』のレコード・クラブ盤と同じです。マトリクスは手書きで1枚目はST-RS-722507-D/ST-RS-722508-C、2枚目はST-RS-722509-C/ST-RS-722510-Aです。PRの通常盤では-C/-A/-B/-Aと-A/-G/-G/-Dを確認しています。前者はリムの住所が旧住所の初期プレスで、後者は新住所の後期プレスです。発売時期から考えてレコード・クラブ盤にも旧住所のラベルがあると思いますが未確認です。
ラベル下部のレコード・クラブのクレジットの部分です。
B面のラベルです。
C面のラベルです。
D面のラベルです。
このレコードは2枚組なので、2枚ともレコード・クラブ盤ではなくどちらか片方が通常盤のPRのものが入っているものを数回見ました。同じ工場でプレスしていたのでジャケットに封入の時混ざってしまったのか分かりませんが、かなりいい加減なので買う時には気を付けないといけないです。私は72年6月からストーンズを聞いていますが、『EXILE ON MAIN STREET』(日本のワーナー盤)を買ったのは75年になってからです。学生でお金がなく特にこのアルバムは2枚組で値段も高かったので後回しになってしまいました。当時はシングルの「Tumbling Dice」や「Happy」よりも60年代のヒット曲の方が断然かっこいいと思っていてこのアルバムをまともに聞くようになったのは76年頃からです。今ではストーンズのアルバムの中で聞く頻度が高いアルバムですが発売当初はアルバムの評価も低く、70年代後半からだんだん評価されるようになり今ではストーンズの最高傑作と言われていますね!通常盤のUSA盤もいろいろとあるのでまたの機会に触れたいと思います。