ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 MADE IN THE SHADE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『MADE IN THE SHADE』です。1975年6月6日に発売され、規格番号はCOC-79102です。また、77年には規格番号をCOC 39107と変えて再発されたいます。ストーンズ・レコード初のベスト・アルバムで71年~74年に発売されたシングルA面全曲にB面だった「Bitch」「Dance Little Sister」、そしてシングルではありませんが「Rip This Joint」が収録されており、純粋なテイラー期のベストとなっています。ジャケットは各国盤同様砂漠でヘッドホンで音楽を聴いている女性のイラストです。写真のレコードはプロモ・ステッカーと曲目が書かれたステッカーが貼られています。

曲目のステッカーです。

こちらは再発盤の曲目ステッカーです。上のステッカーの規格番号の部分だけCOC 39107と変更になっています。

裏ジャケです。各国と同様のデザインとなっています。このアルバムはジャケ、インナー共にメンバーの写真は一切ありません。

曲目の部分です。ここでは「It's Only Rock'n Roll」の(But I Like It)がありません。

裏ジャケの右下に規格番号がありますが、上がオリジナル盤(COC 79102)、下が再発盤(COC 39107)です。再発盤のジャケットのその他のクレジットの部分はオリジナル盤と全く同じなのでここで見分けるしかありません。

裏ジャケ下部にROLLING STONES RECODSのクレジットがあります。

その続きです。「Brown Sugar」と「Wild Horses」はアブコに著作権があるのでここではABCKOのクレジットがあります。その他の曲はストーンズ・レコードの登録票所のPromotone B.V.となっています。下の欄にアトランティックのニューヨークの住所が書かれています。

インナーです。しっかりとした硬い紙質で水面のようなデザインとなっています。

インナーの反対側です。こちらも片面と全く同じデザインとなっていますが、左下に規格番号があります。

左下の規格番号の部分です。上がオリジナル盤、下が再発盤です。共に横にQUEENS LITHO IN U.S.A.があります。

ラベルです。このタイトル専用のカスタム・ラベルとなっています。ラベルに規格番号が書かれていないので結局オリジナル盤も再発盤も同じラベルが使われています。ヘッドホンの部分にグループ名とタイトル、空白の部分に曲目だけのシンプルなデザインです。ベロマークやプロデューサー・クレジットなども一切ありません。アトランティック・レコードのラベルにあるプレス工場コードもなく、全てこのラベルが使われています。マトリクスは手書きでST-RS-713391A/ST-RS-713392B-2です。他に両面にPRとATGPがあります。他にマトは同じで△19888/△19888-Xがあるものもありこれはカリフォルニア州のMonarch recordsプレスだと思います。再発盤のジャケットに入っていたマトは手書きでST-RS-713391=C  ATQP-75  △19888(10)/ST-RS-713392B-2  ATQP  △19888-X(2)です。

B面のラベルです。

ラベルのデザインは同じですが溝が違うタイプ。マトはオリジナル盤と同じです。

B面のラベルです。

このアルバムに収録されている曲は全部オリジナル・アルバムに収録されていたので発売された当時は買うのを見送り、同じ頃デッカから出た未発表曲集の『METAMORPHOSIS』を叔父に買ってもらいました。当時はレコードからカセットテープに録音して聴くというのが主流でしたので『MADE IN THE SHADE』の曲順のカセットを作れば間に合ったのでホントに価値のあるアルバムなのか疑問に思い後追いで日本盤を買いました。まあシングル曲を一気に聴けるという事で重宝しましたが今考えると未発表テイクが入っているわけでもなくあまり意味のないアルバムになってしまいましたね。しかし、「Brown Sugar」で勢いよく始まり、その後のほぼ発売順に並べた曲順で聴くと71年から74年のストーンズのシングル曲っていい曲ばかりだし、演奏やアレンジもよく出来ていると思いました。